WAの塗装バンザイ!

最近のWA製品はカーボンブラック(CB)とか黒染ばかり。
作るってことはウケてるって事なんでしょうが…私には全く食指が動きません。
何故なら私はノーマルHWに塗装仕上げが大好きだから。
前者はともかく、後者はネットであまり良く言われていない。
その為WAはCBに黒染やブルーイングを施した製品を繰り出してきたんだと思います。

亜鉛の劣化
劣化の進んだ黒染パーツ。

黒染=劣化仕上。
旧MGCやマルシン工業のモデルガンで遊んでいた頃、一番の懸念は金属パーツの劣化でした。
亜鉛の黒染は皮膜が弱く簡単に傷つく上に手汗にあっさりと侵食されます。
最終的には亜鉛独特の白い粉吹いたような状態になってしまう。
その為手が触れる部分は極力メッキパーツにしてました。

少年だった自分にとってモデルガンは高価なもの。
ボロボロになってしまうのは忍びなかったんです。
そんな自分にとって黒染はトラウマ以外の何物でもないと。

WAの塗装も最初はヘボかった。
丁度M1911がハイスペック・バージョンになったあたりから、WA製品の塗装が本格化。
HW樹脂製のスライドやフレームはおろかレバー類の金属パーツも黒染やメッキから塗装に移行。
ところがこれが今ひとつ。
色味に全く金属感が無い上引っ掻いただけで剥がれそうな薄いもの。
シルバー?白の間違いだろ。
なんて思ったものです。
私とは逆にこの時の事がトラウマになって「塗装嫌い」になった人も居たんじゃないでしょうか。

しかしハイスペックのバージョンが2-3と上がるにつれてWAの塗装は進化しました。
色味が良くなり、剥がれにも強くなった気がします。
こうなると黒染より遥かに腐食性の低い塗装仕上げは私にとってのマストアイテムとなりました。

CBの登場、バトルダメージ、そしてパーツの黒染化へ。
現在、CB製のスライドやフレームはそれほど嫌ではありません。
問題はバトルダメージバージョンから始まった金属パーツの塗装から黒染への回帰。

当初のモデルはプラスチックがCBで、金属パーツは塗装のままだった。
それが最近ではCBに黒染、金属パーツにも黒染という組み合わせがやたら多い。
しかもバトルダメージと称してその薄い黒染すら剥がしちゃってるのもあります。
亜鉛剥き出しなんて黒染め以上にヤバイ。
磨いた亜鉛って銀色ですごく綺麗ですよね。
でもあっという間に黒ずんで劣化します。
劣化が怖い自分にとって黒染より危険な仕上げです。

アンタッチャブルM1911

タンスの奥にしまっておく銃。
私が所持している数少ないCB製品「コルトM1911ビンテージエディション」。

・今や失われた「小さい」スライドノッチ。
・同じくロストテクノロジーのメッキインナーバレル。
・木製グリップ標準装備。
・やり過ぎ感の無い適度なバトルダメージ仕上げ。

ほぼ満足しているのですが、唯一の泣き所が金属パーツの黒染とバトルダメージです。
このためしょっちゅう出して触ることなんて出来ません。

基本押入の奥にしまっておき、たまに出すと金属パーツにオイル塗ってまた仕舞いこむ。
その際極力手が金属パーツに付かないように気を使います。
こんな手間のかかる&気軽に撃てない銃何丁も持てない。
私にとってCB&黒染&バトルダメージというのは身近に置けるものではありません。

二本立てでお願いします。
私の意見は少数派かもしれない。
世間じゃCBバンザイ、黒染最高、バトルダメージ超リアル!って評価があるから作るのかも。
でも現代銃にCBとかバトルダメージってどうしても似合わないと思うんです。

今思えばCB製品でも初期のM1911A1やコンバット・コマンダーは買いだったのかもしれない。
フレームとスライドはCBで、金属パーツは熟成した塗装。
個人的にこの組み合わせは良かったなと今更思いましたね。

 


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