GUN雑誌2012年12月号の感想その4

 

独特のシルエット「アキュコンプ」。
トイガン用のカスタムパーツとして作成されたフリーダムアート製アキュコンプ。
スライド前面を覆う独特のシルエットを見たこともある人も居るでしょう。



これです。
売りは無加工で装着、手軽にコンペンセイター付きのレースガン仕様に出来る事。
当然ボルトオンで元に戻せます。
そしてこれの実銃用をトモ・ハセガワが入手してグロックに取り付ける話が載っています。

フリーダムアート・丸山社長の夢。
あのヒゲの人物です。
元々トイガン用に作ったこのアキュコンプ。
実銃のガンスミスであるジーン・シューイに気に入られ、実銃用の制作が決定。
いつか実銃用のカスタムパーツを作ってみたい。
という夢が奇しくも叶い、社長自身が実銃のグロックに取り付けてマッチに出場しています。
同じ物をトモ・ハセガワが貰い受け、グロックに取り付けようという事になった訳です。

8月のブラックホールで見ました。
トモ・ハセガワという人物はブラックホールでイチロー軍団の司会やってましたね。
GUN雑誌の実銃レポートでもよく出ているので、頻繁に渡米しているみたいです。
しかし彼はグリーンカード等を持っている訳では無いらしく、自分で銃が買えない。
師匠のイチローに代理購入してもらっていました。

GEN4の様な、そうでないような…。
そのグロックGEN4(4th Generation:第四世代型)が雑誌の表紙になっているモデルなんですが、
・通常のGEN4と滑り止めのテクスチャが違う。
・バックストラップは外れない、一体型。

過渡期の製品かどこぞのガンスミスによるカスタムなのか不明ですが、ちょっと変わった仕様みたいです。

個人的にはGEN2が印象深い。
日本のトイガンではGEN1はモデルアップされていません。
グリップ側面がシボ加工、前面と後面がチェッカーで親指の凹みが無いタイプ。
要するに旧MGCのグロックが採用したタイプが一番グロックという感じがします。

革命的ガスブローバック。
今でこそガスブローバックのハンドガンは珍しくありませんが、旧MGCのグロック発売当時は固定ガス全盛。
一応東京マルイ、タナカワークス、 マルシン等がガスブローバックを出してはいましたが、
ブローバックが目玉でBB弾が飛ぶのはオマケみたいなもん。
というレベルでした。

特に二段引きトリガーというのがクセモノ。
これはトリガーを引くとまず弾が発射され、更に引くとブローバックを始めるというもの。
所謂2WAY方式で、これだと連射もおぼつかない。
そこへ引き金を引くと発射とブローバックが同時に行われる旧MGCグロックが登場した訳です。
因みに設計は当時旧MGC副社長だった小林太三、つまり現タニオコバの小林社長です。

使えるガスブロ。
連射が可能な上に命中精度もかなり高いグロックの出現はまさに革命。
特に固定ガスは全部ダブルアクション。
これに比べ旧MGCのグロックは連射に有利だったんです。

但しトリガーは重かった。
現在のガスブローバックの様に実銃に近い、
ハンマーの慣性でファイアリングピンを叩き、マガジンバルブを開放。
する方式ではなく、ハンマーがダイレクトにバルブを叩く。
つまりトリガーを引くことでバルブを直接押す方式だった為です。

また実銃と違いアフターシュート、つまりブローバック中に弾が発射されるため狙点より 下に着弾する特性がありました。
でも当時問題にならなかった。
旧MGCグロックに対抗できるガスブローバックが存在しなかったから。
そう、ウエスタンアームズ(WA)のマグナブローバックが登場するまでは。

プレシュートでコンパクトでキックの強い最強のユニット。
グロック発売後に旧MGCでもプレシュート、つまり弾が発射されてからブローバックを始める機構の研究は行われていた。
しかし今ひとつ、何よりリコイルがしょぼかった。
アフターシュート方式は現在のブローバックと比較してもかなりキックが強かった為、性能低下したと思われかねなかった。

そこに登場したのがWAが開発したいいことずくめのマグナブローバック。
当時はまだ「マグナ」という名前がなく「スーパーリアルブローバック(仮称)」とされていました。
プレシュート方式ながらリコイルが強く、しかもコンパクト。

旧MGCのガスブロはスライドを引くとエジェクションポートからシリンダーブロックが出てしまう。
リアルさに欠ける上実銃通りの分解もできない。
あれほど革新的と思われた旧MGCのブローバックが途端に色あせて見えてしまった。
それぐらい衝撃的な出来事だったんです。

WAが開発したというのがポイント。
元々WAは旧MGCの協力会社みたいな位置づけ。
モデルガンを作っていた頃は旧MGCのM59やM1911(GM2)をカスタムしていたり、カートや火薬を旧MGC準拠にしたコンバット・コマンダーを発売。
旧MGCの子分という感じでした。
つまり子分が親分を凌ぐシステムを作り上げたというのが衝撃だったんです。
そしてこのマグナブローバックによって両者の立場は一転。

モデルガン時代は商品のバッティングを防ぐためコマンダーしか作れなかったWA。
それがニューMGC(旧MGC系の存続会社の一つ)との関係ではニューMGCがマグナのライセンスを買った上に5インチM1911を作れず6インチやコンパクトばかり出す。両者の立場は完全に逆転してしまいました。

エクスペンダブルズ2
そして映画「エクスペンダブルズ2」 が紹介されています。
ガンマニアなら、アクション映画好きなら絶対に見逃せない超お祭り映画の続編です。

前作ではパッとしなかったドルフ・ラングレンも活躍してくれそう。
そして映画界でパッとしない(一部では大人気な)ジャン・クロード・ヴァン・ダムが悪役で参戦。
更にもういい年どころじゃない米国の生ける伝説、チャック・ノリス(御年72歳)まで出るというじゃありませんか。

加えて前回では顔見世程度だったブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーが銃持って大暴れ。
スタローン、ウィリス、シュワルツェネッガーが横並びで発砲するシーンとかもう堪らん。
これを見ずに年は越せません。


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