中古で買ったサイトロンジャパン/SD-33は使えるのか?
SD-33の中古がすげー安い!!
とあるガンショップの中古コーナーで目が釘付けになりました。
サイトロンジャパン(以後サイトロン)のドットサイト、SD-33が信じられない安さで売っている。
ニセモノ…いやサイトロンのレプリカとかパチもんなんて聞いたことがない。
ともかく機能チェックをするべくショーケースから出してもらうことにしました。
サイトロン/SD-33とは。
サイトロン=元はタスコジャパンという会社でした。
・サイトロン公式サイト
売りは何と行っても「MADE IN JAPAN」最近めっきり見なくなった国産・日本製であること。
有名なところでは自衛隊が89式小銃に付けて使用しているとか。
MDシリーズとSDシリーズがあり、前者がその自衛隊が使っているバージョン。
後者はナイトビジョンモードを省くなどした廉価版、今回の製品ですね。
また33はレンズの直径(33mm)を意味しており、他に30(レンズの直径:30mm)があります。
基本的にレンズの直径が大きいほうが見やすくなるので有利です。
・サイトロン公式サイト>ダットサイトシリーズ(生産完了)
因みに現在は後継機のSD-33Xが発売されており、製造中止となっています。(限定セラコートVer.除く)こちら強化ガラス使用でサバゲ中にBB弾が命中しても割れにくいとか。
但しSD-33には落とし穴がある。
ドットサイトを銃に付けるにはマウントが必要ですが、メジャーな30mmに比べ33mmは対応マウント、マウントリングが少ない。
基本的にサイトロン純正のマウントorマウントリングしか選択肢がない。
そのためSD-33Xの更に発展型であるSD-33XXではT-1と共通のマウントになりました。
こちらの動画の3:45あたりで述べられていますね。
電池ケースは10円玉で開けられます。
中古品の状態は…。
ここからは中古品のレビューになります。
新品のSD-33の評価に必ずしも当てはまらない事をご承知下さい。
まず安さの理由ですが、箱説明書その他の付属品が何も無し。
サイト本体とバトラーキャップ、マウントリングと電池のみだからです。
電池があるのは良かった、点けて確認できますからね。
点灯してみるとちゃんとドットが点きました。
SD-33では11段階にドットの輝度(明るさ)を変えられます。
最大の11だと問題ないんですが…1にするとドットが消えた!?
輝度1/11だとこんな感じ。
「これって目に見えないドットですか?」
ナイトビジョンモード無いのに店員さんに聞いてしまった。
調べてもらうと微かですがドットが光っている事が判明。
バトラーキャップ閉めて点灯すると「光ってる…かも?」という具合です。
輝度11段階中自分に見えたのは4段階目から。
電池がヘタってるのかとも思いましたが、変えても明るさは大差なかったです。
因みに使用する電池はCR-2032になります。
上下調整ノブ硬った!
このSD-33はドットの上下左右を手で調整できます。
左右の調整ノブは硬めながらも手で行けました。
ところが上下の調整ノブがいくら力を入れても動かない。
調整できない…これはアカン。
ここでまた店員さんにヘルプ…やっぱり手では回りません。
こうすれば回るよ。
ペンチで回す店員さん…確かに全く動かない訳じゃない。
でもゼロイン調整がえらい大変そう。
結論:買い。
気になるところはいくつかあったものの、ぱっと見て壊れている所はありません。
何より「ドットサイト初心者の自分がサイトロンを手に出来る」という誘惑に負けました。
レンズ越しと直に見た景色がほぼ一緒。
比較用のレプリカサイト
SD-33
東京マルイ/プロドット
T-1レプリカ
レンズがとんでもなく明るい。
家に帰って他のドットサイトと比べるともう雲泥の差。
ネット上の写真を見ると若干青みがかったりしていたのですが、肉眼で見ると色なんて全然分からない。
こんなドットサイト今まで見た事ありません(そんなに数持ってないですが)。
比べるとマルイのプロドットはレンズの青さが際立ちます。
比較的色が薄いと思っていたT1レプリカも若干スモークが掛かって居る様に見える。
あまりに暗くて「何じゃこりゃ!?」となったホロサイトレプリカとは比べるのもおこがましい。
とにかく透明度が半端ない。
いよいよゼロイン。
例によって私が持っている唯一のレール付きライフル、KSC/KTR-03の出番です。
ここで気になっていたのがマウントリングとの相性。
前述の通りSD-33にはマウントおよびマウントリングの選択肢が殆どない。
そして付属のマウントリングはかなりのローマウント仕様。
覗いた先がフロントサイトで隠れちゃうんじゃないかと心配してました。
…若干フロント&リアサイトが下に出るが、使える。
むしろこの方がバックアップサイトとして使えるので、都合が良い。
ダメだったらハイマウント買わなきゃならんのかと心配していたので、ホッとしました。
そして的を撃ちながらゼロイン。
左右の調整は問題ありませんでした。
手で回せますし、ちゃんと照準も動いた。
問題は上下。
ペンチで回しては撃って着弾をチェック…照準が変わらん!
四苦八苦しながらゴリゴリ回したんですが、上過ぎるドットが下がってきません。
かなり調整ノブ回さないと下がらないのか、或いは壊れているのか。
ん、間違ったかな?
ドットが上なので↑UPと逆方向に回していたのですが、試しに↑UPの方向に回してみると…ドットが下がった!
着弾が下になる→着弾を上げる→↑UP方向に回すというのが正解でした。
未だに↑UPってドットが上に行くのか、着弾が上になるのか混乱する。
調整終えるとお座敷ターゲットの中心にバシバシ当たるようになりました。
上下調整ノブの塗装剥げまくったけれど、ちゃんと使えて良かった。
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