GUN雑誌2016年8月号発売、ガンプロフェッショナルズ

●SIG SG551A1
SG550シリーズのバリエーション、違いはバレルの長さです。
米軍がSG550を使っていたという話を初めて聞きました。
メリットでもあり弱点でもあるのがマガジン。
クリアプラスチック製で残弾が見えるのと道具無しで横連結が可能。
他方でM4などのSTANAGマガジンとは共用出来ないと。

共用できるようにしたSG556もありますが、以前レポートでボロクソでした。
廉価版=安かろう悪かろうに成っちゃった様で。
このSG556も米軍で使っていたんですが不具合があったそうです。
アッパーレシーバーの交換だけでOKのHK416が出るとお役御免。
SG551A1は性能面では問題無さそうですね。

●CZ Custom
CZ-USAのカスタム部門。
昔はコピーメーカー・タンフォグリオのカスタムとか有名でした。
CZは好きですが、最近のCZはいまいち。
何故ならどんどんデザインがダサくなるから。
レールが必要なのは分かりますがダストカバーデブすぎるだろうと。
レバー類もどんどん野暮ったくなってくる。
グリップのプラスネジに関しては言わずもがな。
そんな中でCZ97Bカスタムは「原点回帰」を目指したみたいで好感が持てます。

トイガンの話になりますが、KSC CZ75のダブルアクショントリガーは素晴らしかった。
恐らく今までのダブルアクショントリガーで最高のものです。
これは恐らく実銃にも通じると思っています。

カスタム部門の責任者がレポーターの持ち込んだ初期型CZに感化。
今のCZ削って同じの作っちゃおう!
という話は面白かった。
プラモの改造みたいなノリで、メーカーのカスタム部門がやっちゃうとは。

また「Pre B=プリビー」という言葉の意味がわからなかったので調べました。
ファイアリングピンブロックが付く以前のCZだそうです。

●セイリエント(SAI)/S&W M&P 9Lカスタム
2年待ちでようやく入手したカスタムだそうです。
その間セイリエントは引っ越したりメーカーに成ったりと激動。
レポーターのヒロ・ソガとゲストのヴィクター・ロペスで意見が違うのが面白かった。
ダットサイトは老眼になると手放せないという意見は貴重だった。
あとM&P標準のウロコセレーションで手を切ったという話も重要ですね。

●TAURUS/CURVE
前回レビュー予定だったのが延びた銃ですね。
正面から見ると「)」こんな感じで曲がってるからCURVE。
実際は曲がっているというより反っている。
但し内部パーツやマガジンは直線で入ります、要はガワだけ。
コンシールドガンとして体(腰とか)にフィットさせるためのデザインだとか。
面白いけど、右利き専用になりそうですね。
逆に反っているモデルもあるんだろうか。

膨らんだダストカバー部にライト&レーザーを内蔵。
見た目はテイザーガン(電極発射式スタンガン)みたいです。
バレルに口径表示がない、という理由で発売後リコールになったのは笑った。
あと「カバーついてんの?」という程トリガーが大きいですね。
エジエクションポート小さくて不発の処理が出来ない、というのは笑えない。
面白いけどまだこなれていない、という印象ですね。

●マウザーM2
懐かしい、昔月刊GUNで見たことがあります。
何しろ戦後のモーゼル製品は珍しいので覚えていました。
他には記事にもあるHScスーパーと、ディティクティブをパクったリボルバー位しか知らない。
上記Hscスーパーがイタリア・ガンバ社製というのも初めて知った。
後述しますがモーゼル自前では拳銃作ってなかったのだろうか。
レポーターのターク自身が2001年に書いたと言っているので、読んだ記事がそれでしょう。
グリップが太い。
当時見た印象がこれ。
下がかなり膨らんでいたんです。

実はこれ.45口径のダブルカアラムだったんですね。
当時9mmだと思ってました。
そりゃ太くなるわと。
・実は作ったのはSIGで、モーゼルは名前だけ?
・クーガーM8000の様なロテイティングバレル方式。
・DAO(ダブルアクションオンリー)
お堅いSIGにしては色々冒険しています、実験モデルだったのかもしれません。


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