思い出のモデルガン~ACG/ベレッタM92SB

リーサルウェポンにダイ・ハード、そしてクライムハンター。
これらの主人公の手に握られていたのがベレッタM92F。
当時まだM92Fのモデルガンは存在しなかった。
代わりに欲しくなったのがスズキ/ベレッタM92SBです。
しかし当時既にスズキのベレッタは製造中止、というかスズキがもう有るのか無いのか分からない状態だった。

ACG=アメリカン・コレクターズ・グループ。
そんなスズキのベレッタが、こちらのブランドで再販されることになった。
欲しい、しかも今買わないと無くなるかもしれない。
しかしこのモデル、完成品しか存在しない。
そして私はこれまでキットしか買ったことがない。
お値段約20000円はかなりハードルが高かった。

天の時=金はあった!
しかし当時の私はアルバイトをしており、多少は資金に余裕があった。
とは言えACGベレッタの値段はアルバイト一ヶ月分の給料に相当。
またも清水の舞台から飛び降りるつもりで購入。
遂に初めて完成品モデルガンに手を出しました。
但しキットと違い、組み立てに失敗するリスクはありません。

ダブルアクション&ダブルカアラム9mmオート大好きだった当時の自分。
M59に続く新たな相棒に狂喜乱舞。
それから一週間はひたすら弄り倒しました。
食事、睡眠、学校、ベレッタです。 
結果…デコッキングレバーが壊れた。
レバー降ろしてもハンマーダウンしなくなりましたね。

テカテカだけどヘアライン加工。
次にAFPB(オートマチック・ファイアリング・ピン・ブロック)セフティがイカれた。
引き金引くとスライドの上からビョコっと上がるパーツです。
これが上がらない。
スズキの技術云々よりも、亜鉛合金でベレッタのセフティorでコッキングレバーとトリガーバーを再現するのに無理があると思います。
マルシンのM84もここが弱かったので。
耐久性にはちょっと難ありだけど、それを差し引いても格好良かった。
M92Fが男性的とすれば、M92SBは女性的な優美さがありましした。

あとはフレームとスライドの仕上げ。
基本当時の標準であるABS樹脂のテカテカ仕上げなんですが、このモデルには横線、ヘアラインが入っていました。
少しでもリアルに見せたかったんでしょうね。

マルシンで再販&改良。
のちこのモデルは布教のため「モデルガン初心者」の友人にあげてしまった。
スズキ&ACG製品の大半がそうだった様に、このモデルものちマルシンが引き取りましたね。
そしてキット化。
この際テカテカだった表面仕上げがマット調になっていた。
こちらを買い直して組み立てました。

更にマルシンは改良を続け、
ABS樹脂→HW樹脂製へ
サイド発火→センターファイア化
カートがスズキ製→マルシンのM92Fと同じカートに仕様変更
しています。
最新バージョンが再販されたらまた買いたいですね。

マルシン/M92SBセンターファイアーHW

マルシン/M92SB CFHW


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