K.T.W/イサカM37ポリスのフォアアーム(先台)が溶けちゃったので、木製フォアアームと交換。


入れているのはカメレオン製ショットガンホルダー

イサカ大好き。

名前が日本語の「井坂」っぽくて親しみが湧くから、というのではありません。
通常ショットガンには装填口と排莢口の2つが付いていますがイサカは1つだけ。
装填口=排莢口という構造がとても合理的に思えるからです。
穴が少ないほうが異物の侵入にも強いですし。

もう一つの理由は「フェザーライト(羽根のように軽い)」という製品があるように(実銃にしては)軽いことです。
以前イベントで無可動実銃を扱うシカゴレジメンタルスが出店していた時のこと。
めったに触れない&買えない無可動実銃をここぞとばかりに触らせてもらいました。
その時手にとったショットガン(多分レミントンM870)が物凄く重くてビックリしたんですね。
詰め物がしてあるんで実銃以上に重かったはずですが、
アメリカ人はこんな物を日常的に持ち歩いているのか。
ショットガンは好きだけれど自分には無理、そう思っていたら(実銃にしては)軽いというイサカを知って好きになったと。

後は何と言っても映画「ターミネーター」です。
シュワ演じるT-800じゃなくて彼からサラ・コナーを守る未来戦士カイル・リース。
彼は警察車両からイサカを拝借すると、ノコギリでストックをギコギコ切り落とし文字通りソウド・オフ
クラブに居たサラにT-800の銃口とレーザーサイトが向けられたその時、イサカが火を吹きます。
死にたくなければ一緒に来るんだ!
何とも印象的なシーンで使われていますね。

K.T.W製イサカM37

日本では岩手県のトイガンメーカー「K.T.W」がモデルアップ。
当然欲しかったのですが「エアコッキングで5万円」という値段にとても手が出ませんでした。
主要部分が金属とは言え流石に高い。
またエアコキ=安いというイメージがあったので更に割高感があったのも事実です。

その後K.T.Wは韓国のドンサン社と提携、こちらが製造を請け負い主要部分をプラに変更したニューイサカを販売。
これが1~2万円と実にリーズナブル、私が買ったのはこちらです。
個人的な分類ですが、K.T.Wのイサカは3タイプあります。
こちら形とか長さによる分類じゃなくて材質と制作会社による分類です。

  • タイプ1…K.T.W製の、主要部品が金属のイサカM37(5万円台)
  • タイプ2…ドンサン製の、主要部品がプラのイサカM37(1万円台)
  • タイプ3…ドンサン製の、主要部品が金属のイサカM37(5万円台)

2020年現在ではタイプ2とタイプ3が併売されている感じです。

そして現在のマイ・イサカM37。

フォアアームにキッチンペーパーが巻かれたソウドオフに見えますが違います。
元々私が買ったのはイサカM37ポリス。
黒色フォアアームとピストルグリップが付き、どちらもラバーコーティングされていた製品です。
その後ソウド・オフの木製グリップだけ入手して形が変わりました。
やがて10年余りが経過して…フォアアームのラバーコーティングが溶けてしまった。
そのまま触ると黒い元ゴムがベタベタ付いてしまうので、キッチンペーパーで保護している次第です。
これを何とかしたいと木製フォアーム(先台)を先日入手。
今回はこれの交換をやっていきます。



今の今までかかった理由。

  • フォアアームの外し方が分からない
  • 本体に比して高い

最初はK.T.Wに送って交換してもらおうかと思っていたんですね。
ただ5万円のイサカならともかく、1万円ちょっとのイサカに1万円の木製フォアアーム(プラス工賃)付けるのか。
この葛藤から中々踏み切れないでいました。
先に取り付けたピストルグリップも定価6,000円ぐらいのを半額で売ってるのをたまたま見つけたから買ったんです。
もし6,000円のままだったら「本体の半分」もするグリップは買わなかったでしょうね。
加えてフォアアームの分解が大変そう…と長年思っていました。
公式サイトに分解の仕方が載っていて、何か簡単そうだった。

これにずっと気が付かなかったんですね。
まあ肝心のところが写真が暗くて四苦八苦するんですが、それは後述します。



分解そして取付。

イサカのフォアアームを分解するにはまず、

  1. マガジンを外す
  2. エンドキャップを外す(プラスネジ)

そしていよいよ本体とフォアアームの分解です。

ここの写真が暗くてよく見えないので、文章から類推して補完しました。
イサカのフォアアームには鉄のレールが付いていて、先端に穴が空いている。
本体側には装填口兼排莢口にバネで押されたピンが伸びており、これが穴に入って固定しているんですね。
ホントこれだけです。
じゃあ簡単にバラせるかというとそうも行きません。

バネとそれを留めるCリングを精密ドライバーで押し下げます。
ピンが下がった所でフォアアームを前方に少し引くと、穴とピンの位置がずれます。
ここであっさり抜けるのかと思ったら抜けません。
力いっぱい引っ張ると…抜けましたが左手中指をぶつけ、皮が剥けて血が出ました。



まさかの負傷。

後で分かったのですが、エンドキャップのネジ穴とチューブマガジンの隙間が小さくてフォアアームが抜けにくくなっているんですね。
これに気づかないで力いっぱい引っこ抜いたため反動で指を怪我したと。
指を治療した後は簡単でした、怪我に気をつける以外は逆のことすれば良いのですから。
教訓:隙間が小さくて抵抗が掛かっても慌てない。
そして完成したイサカM37ソウド・オフ。
最早初期のポリスの面影はありません。
ともあれ長らく「残念状態」だったイサカM37が見事に復活です。

あとちょっと気になるのが1発と2発を撃ち分ける切り替えスイッチ。
こちらも経年のせいかフニャフニャです。
分解して締め直す必要があるかも知れませんが、次回への課題とします。




ビリーガンを作りたい。

ここからは先の話です。
ビリーとはアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画「プレデター」の登場人物です。
ネイティブアメリカン(当時はインディアン)の戦士で感が鋭く、見えないプレデターを察知する。
でも戦闘シーンはあっさりやられて終わります。

シュワ演じるダッチはじめ、この特殊部隊は強力な銃火器で武装しています。
いちばん有名なのは本来ヘリや車に搭載するのを携帯用に改造したM134ミニガンじゃないでしょうか。
他に私が注目したのはビリーの小銃。
M16のハンドガード下にショットガンを装備した複合銃です。

それまでM16の下にM203グレネードランチャーを装備した複合銃はありました。
しかしアサルトライフルとショットガンという組み合わせは初めて見た。
中距離はアサルトライフル、近距離はショットガン。
更に白兵戦ではマシェット(蛮刀)という隙の無い武装に痺れてしまいました。
作中で使われているショットガンは「モスバーグM500」ですが、これにイサカM37を充てた「なんちゃってビリーガン」をいつか作ってみたいですね。
まあ取付手段はおろか取り付けるAR15系の銃すら持っていないんで、かなり先の話になりそうですが。


更に余談。

ビリーが残りプレデターと対峙するシーン。
その際マシェットで胸に傷を入れます。
そのころ丁度やっていた荒木飛呂彦の漫画「バオー来訪者」に出てくるインディアン戦士ウォーケンが同じようなことをやっていて、
インディアンてみんなこうするんだ。
なんて思ってました。





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