WA/【コルト】M1911 ビンテージエディション(WA-GMDO)
種別 | 仕様 |
---|---|
発売 | 2009/04/中 |
価格 | 36,750円 |
型番 | WA-GMDO |
バージョン | SCW3 |
スライドノッチ | 非貫通ナロー型、めくれ対策あり |
フロントサイト | 差込型 |
リアサイト | ミリタリー型 |
トリガー | スモールサイズ、ロングトリガー(黒) |
バレル | 真鍮製黒メッキアウター&真鍮製メッキ有インナー、メタルチャンバー、プラグ一式 |
セフティ | 4mm軸ミリタリーシングル |
スライドストップ | 不明 |
フレーム | 不明 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
---|---|---|
TV映画 | 暴走特急 | スティーブン・セガール |
――― | ――― | 米軍(WWI) |
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
左右両面
WA/コルトM1911 U.S.ARMY をご参照下さい。
WA/コルトM1911ロイヤルブルー も比較用にどうぞ。
ねんがんの、M1911ビンテージを手に入れたぞ!
発売当時から欲しくて欲しくて仕方なかった。
当時物入りで断念した為、手にしたときの感動は言葉で表わせません。
実は友人も欲しがっていたモデルです。
殺してでもうばいとる。
なんて事にならない様気をつけないと。
右側面。
Chaiさんありがとう!
中古品をネットオークションで入手。出品者がなんと「I LOVE WA」で交流のあったChaiさんでビックリ。
意外な再会に早速リンクを申し込んだ次第です。
世間の狭さを実感しました。
失われた技術と最新技術の融合
散々「カーボンブラック(CB)は好きじゃない」といいながら何故これほどはしゃいでいるかというと、
このM1911ビンテージは私にとってWAが最高の状態だった内容が盛り込まれているからです。
- スライドノッチが小さい
- インナーバレルがメッキされている
- 木製グリップ標準装備
- スライドが薄い
- スライド下部が反って来ない
- スライドノッチプレート付
- メタルチャンバー付(しかも黒染め)
特にノッチが小さいのとインナーバレルのメッキは現在のWAで廃止されています。
作動重視故のアレンジとはいえ、やはりノッチは小さいほうが嬉しい。
ミリタリー限定で良いから復活させて欲しいですが、金型を改修済みとかで無理でしょうか。
そしてインナーバレルのメッキが無くなったのは明らかに省力化・コストダウンにしか見えない。
一方で値段はウナギ上りなのには不条理を感じますね。
泣き所はマガジン
ミリタリー用のランヤードマガジンではなくノーマルマガジン。
但し当時は存在しません。のち発売されたコングスベルグから採用されたので、仕方有りません。
それにマガジンですから容易に交換可能、あまり気にするレベルでは無いでしょう。
それでは各部を見て行きます。
前部と後部
やはりメッキバレルは良い。
銀色のバレルが嫌だと黒マジックで塗り潰す人も居ますが、真鍮むき出しと違って劣化しないのが素晴らしい。
エアガン用の真鍮バレルが黒ずんでくるのを何度も見た人間としては、メッキ最高・塗装万歳です。
リアサイトはおなじみのミリタリー用ですから小さいですね。
前部。
後部。
スライドノッチが素晴らしい
やはりこの部分が小さいと落ち着きます。
これでスライドノッチプレートがちゃんと入っているんだから最高です。
分解してないので断言できませんが、トリガーはスモールサイズみたいです。
こういう仕上げなのか自然と擦れたのかは不明ですが、上下に白い部分が見られますね。
ビンテージ加工
カーボンブラックにブルーイング。
その特製を最大限に生かせるのがミリタリーモデルでしょう。
正直「しょせんプラにちょっと金属が混ぜてあるだけ」と思っていました。
しかしこの質感はヤバい。
実銃のブルーイングとはちょっと違うものの、ABSは勿論、塗装のHWとは質感のレベルが違います。
我ながら現金だと思いました。
でもウイルソンやキンバーでこの加工したら逆に興醒めしちゃいそうです。
スライドノッチまわり。
ちょこっとビンテージ
売りのビンテージ加工ですが、現在のモデルと比べると控えめ。
エッジの部分にスーッっと剥がれが見える程度です。
だが、それがいい。
例えばこのM1911ビンテージの焼き直しとも言えるライバック1911。
ウェイン・ノバック氏所有のオリジナルよりも塗装が剥げている。
流石にちょっと、と思ってしまいます。
黒染めが残念
私が塗装を支持する理由は「黒染めはすぐ退色するから」です。
M1911ビンテージのパーツは黒染めの上、ビンテージ感を出す為か塗りが薄く感じます。
その為レバー類はまめに注油してやらないとすぐ白い粉吹いて来そう。
実際手汗がよく付くと思われるグリップセフティとMSハウジングの表面がが今にも退色しそうです。
すぐ劣化しそう。
実射
勿体無くて一発も撃っていません。
総評
ノッチとインナーバレルのメッキ。
この2つのロスト・テクノロジーを含めて作られたM1911ビンテージに死角はほぼありません。
若干手入れが面倒ですが、他のコレクションが手間いらずの塗装中心です。
このモデルの手入れぐらいは何とかなります。
例によって数が少ないので、いくらオススメしても簡単に手に入るモデルでは有りません。
1911は年配のコレクターが多いらしく、手離れしそうに無いので中古でもあまり出てきません。
私のように運良く手に入れられた方ならば十分満足頂けるでしょう。
- スモールサイズのスライドノッチ
- メッキアウターバレル
- 木製グリップ標準装備
ほぼ重箱の隅です。
- マガジンがノーマルタイプ
- パーツ類が黒染め
このまま所持する予定です。
機会があればランヤードマガジンを購入する位でしょうか。
ホールド・オープン。
部品 | 症状 | 対策 |
---|---|---|
特に無し |
木製グリップは標準装備しよう
ミリタリー系のモデルでメタルグリップ。このガッカリ感はハンパ無いです。
M1911ロイヤルブルーやコングスベルグM1914がそうでした。
ヘレッツ社製ウォールナットグリップは作りが荒いですが、ミリタリーには合います。
メタルグリップを廃止して木製グリップ標準装備で言って欲しいですね。
ホールド・オープン。