東京マルイ/VSR-10 その5~遂に完成!マガジンキャッチ&スコープ取付~
スコープを購入したので。
放置していたマガジンキャッチ取付(要パーツ加工)に着手することにしました。
まずVSRを分解し、加工対象であるチャンバーブロックを取り出します。
CAW製木製ストックにマガジンキャッチを取付するには、チャンバーブロック内側に二箇所ある出っ張りを削る必要がある訳ですね。
用意したのは先日購入したリューターと、元からあった普通のヤスリ。
リューターで大まかに削り、ヤスリで仕上げる。
基本的にはこの方針なんですが、リューターのドリルビットと削る場所を見比べて思ったのが、
ビット大きくね?
ビット先端が大きいものしか無く、余計な所まで削りそうです。
しかし他に道具はありませんし、小さいビットを買い直す時間も惜しい、そもそもやる気になった時に勢いでエイヤッとやってしまわないとまた時間が空きそうなのでこのまま強行します。
削るに当たってはパーツを持つ手に手袋を履きました、万が一操作を誤っても多少は守ってくれるだろうと。
プラス眼鏡ないしゴーグルで目の保護は必須です。
そんな訳で恐る恐る削っていくと…リューターって凄い。
普通のヤスリで削ると亜鉛合金はおろかABS樹脂でさえ中々削れないのに、リューターだとモリモリ削れます。
この際に亜鉛の削った粉が飛び散りますので段ボール箱の中とかで作業した方が良いですね。
やはりビットがデカ過ぎ
その為に平らにするどころか凹んでしまいそうで「削れるけれど、削り込めない」状況です。
リューターでここまでという所まで削ってみましたが、結構残っていますね。
ともあれ仕上げ用に今度はヤスリでゴシゴシ削っていきます。
平ヤスリを大きいのと小さいの2本用意したんですが…こっちも難ありでした。
小さい方は使いやすいですが全然削れない。
大きい方は所々錆びており、削れるところと削れない所があって使いにくい。
リューターでここまで削りました
ヤスリでゴシゴシ仕上げたのがこちら
結果…仕上げはかなり汚いです。
それでも出っ張りを削り落として、マガジンキャッチを補助するパーツが綺麗に入ってスムーズに動く様は見てて感動。
外から見えない部分だし、ちゃんと動けば問題ナッシン!
そしてVSRに組み込んでいきました。
木製ストックを組むときの注意点は、ボルトハンドルがスムーズに凹みに入るかです。
ネジを締める前に確認・調整したほうが良いでしょうね。
これだけ気を付けるとマガジンキャッチは問題なく作動しました。
更にボルトを引いて引き金を引くと、ちゃんと弾が発射されてホッとしました。
あんな雑な作業でも上手くいくのは、木製ストックとマガジンキャッチ取付パーツの精度が良いからでしょうね。あとは、
- もっと小さいビットを買っておく。
- ヤスリも新しくて良く削れるのを買っておく。
というのが次回以降の課題ですね。
いよいよスコープ取付。
マウントリングはスコープに付属したものではなく、別売りで購入したハイマウントのものを使用します。
取り付ける前にリング内側にビニールテープを貼りました。
こちら付属のローマウントには貼ってあったのに、ハイマウントには貼っていませんでした。
本当なら滑り止め効果のあるテープが良いとか、ビニールテープだとスコープが滑りそうな気もしますが、スコープの傷防止用です。
次にマウントベースにマウントリングの下側だけ取り付けていきます。
言わば台座を作っているんですね。
そしてスコープを乗せる(まだ固定しない)。
本来なら水平器があった方が良いと思います。
しかし手元にありませんので、水平方向の位置決めは目見当です。
具体的には倍率の文字が上に来るとか、上下調整ダイヤルが大体真上といった感じです。
他方で気を使ったのは接眼レンズと目の距離ですね。
銃を構えた時にスコープがベストの距離で覗けないと意味がありません。
所謂アイレリーフという奴です。
以前測った時に大体12cmくらいと分かっているので、その位置に調整しました。
具体的にはストックを肩に押し当てた状態でジャストの位置にしています。
ディオプター調整も忘れずに。
いよいよスコープを固定。
前後の位置決めが終わったらマウントリング上部を乗せてネジで締めていきます。
締め方は以前聞いた「対角線で締めていく」方式です。
左上→右下→右上→左下→中央左→中央右といった順番で締めました。
更にネジは一気に締めるのではなく抵抗が大きくなってきたら一旦留める仮締めにします。
6本全部締め終わったら2周目で本締め、これも対角線でやっていきます。
終わったら試射をしながらゼロインを行います。
まず左右を調整して、次に上下です。
地味に忘れがちなのがディオプター、接眼レンズ周りを回してレティクルの調整をする部分です。
こちらを調整して、やっとスコープの取付も終了です。
BEFORE(1,860g)
AFTER(約2,800g)
マイVSRが遂に完成。
最終的な重量は約2,800gとなりました。
元の1,860gから1kg近く上昇しましたが、3kgを切ったのは嬉しかったです。
木製ストック取付した時点でかなり重量増加していましたからね。
他方で誤算だったのが倍率を調整するスルーレバー。
1倍だと跳ね上げたボルトハンドルとニアミス、但しギリギリ接触はしていません。
でも手を添えると思いっきり当たります、これでは使い物になりません。
スルーレバーが干渉しないのは2倍以上ということで、低倍率が使えないVSRになってしまった。
ボルトアクションの銃とスルーレバーの付いたスコープは相性が悪い。
レバーが無いか取り外しの効くスコープにした方が良さそうです。
スコープ1倍
スコープ1倍、別の角度から
スコープ2倍、これだと問題なし
いくら掛かったのか
纏めてみることにしました。
…理想のVSRを作るためとは言え、結構掛かったなという印象です。
品名 | 定価 | 購入 |
---|---|---|
東京マルイ VSR-10 プロスナイパーバージョン デザートカラー | 19,800円 | 16,093円 |
Mule CAW 東京マルイ VSR-10 Gスペック プロスナイパー用 木製ストック スダンダード STD(OP) | オープン | 22,780円 |
NOVEL ARMS VSR-10 MOUNT BASE | 2,420円 | 1,983円 |
ベクターオプティクス ライフルスコープ フォレスター 1-4倍 [ジュニア] | 9,980円 | 9,678円 |
Vector Optics TAC 30mm X-Accu 6トルクスねじ | 3,800円 | 2,813円 |
合計 | 57,800円 | 53,347円 |
※オープンは定価がオープン価格のもので。
※ポイント等の値引きや送料は除外しています。
おまけ
購入したけれど未開封のままだったライフルケース。こちら、
AUGの初速が遅すぎる→修理に持っていこう→持っていくにはガンケースが必要。
そのため購入したもの、届く直前に問題が解決してしまって使い勝手が無くなった悲劇のグッズ。
そこで試しにスコープ付きのVSRを入れてみようと思いました。
折りたたまれたライフルケースを広げた時点で、
あ、これVSR入らなそう。
明らかに長さが足りないのが分かりました。
しかしこのケースには裏技があるんですね。
延長する袋が付いていて、本来の長さ以上のライフルを包むことが出来る。
まあこれでVSRを持って運ぶのはかなり勇気が要りそうですが。
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