GHK/STEYR AUG A2 GBB(ステアーAUG)…まさかの初速30m!? 簡易レビュー




AUG=アウグ?オウグ?私にとってはエーユージー。

メーカー名も最近はSTEYR=スタイヤーが多勢ですが私にとってはステアー。
昔はこの名前で呼ばれていましたからね。
私にとっての三大アサルトライフルの1つ、それがステアーAUGです。
因みにあと2つはAKMとG41。
AKMはAUGと同じGHK製を狙っていましたが、東京マルイが制作を発表したのでこちら待ちですね。
そしてG41は売れなかった&既に製造中止でトイガン化はほぼ絶望的。

AUGの魅力。

1977年の採用当時、新機軸を多数盛り込んだ事です。

・ブルパップ方式
・プラスチックの多用
・アイアンサイトを廃しスコープを標準装備
・プラスチック製半透明マガジン
・トリガーガードと融合したグリップ
・トリガーコントロールによるセミ&フルオート制御

普通「画期的なシステム」を盛り込むと同じくらいデメリットが出るものです。
しかしAUGはそれらを見事に融合させ「最も成功したブルパップ小銃」として君臨していますね。
これからはみんなブルパップになる、いずれは自衛隊も…なんて考えていた時期もありました。
そうはならなかったんですが。

出会いは唐突。

ガンショップにパーツ注文に行った時の事です。
先日にっちもさっちも行かなくなったタナカハイパワーの件でした。
そしてAUG発見、ショップのHPには載っていなかったのでビックリ。
聞くと「数が少ないからHPに載せていない」とのことでした。

これまで何度も欲しー欲しーと思いながらついぞ購入しなかったAUG。
JAC製は当時お金が無くて買わず終い、東京マルイ製は電動ガン&知人が買ってしまって食指が伸びず。
GHKのAUGはガスブロという事もありかなり注目していたのですが、
ストックが黒い。
というのが引っかかっていました、やっぱりAUGはODじゃないとね!
でもバッタリ遭遇するとそんな話は吹っ飛んでしまった。

ほしい、わが配下にくわえたい(横山光輝三国志より曹操のセリフ)

現物を触ったことで購買意欲MAXになってしまいました。
手持ちの現金が全然足りなかったのですが、
オラには魔法のカードがある!
という訳でお持ち帰りしてしまった。
ちょっと早い自分へのクリスマスプレゼントという事にしておきます。


店員さんの注意事項

ネットではもっと安く手に入るかもしれません。
でも壊れたらそれまで、と諦められる値段じゃありません。
なので敢えてショップで購入しました。
加えてショップの良い所は店員さんがノウハウを色々教えてくれる所。
海外製長物ガスブロは初めてなので、知らないことだらけです。

  • 基本的にガスは入れたままにしておく。
  • 万が一長期でマガジンにガスを入れていない場合、バルブ押してガス注入→すぐ離す→これで空気を抜く
  • 海外バルブは音がしない(これは知ってた)
    目安として説明書には3-4秒注入とあるがあれは海外の高圧ガスの話、日本の低圧ガスなら注入は5-6秒(これは知らなかった)
  • GHKマガジンの性質として、満タンにすると生ガスを吹きまくるので注意
  • ガス漏れする場合は木工用ボンドがシーリングに使える。

やはりマガジン周りの話が多かったですね。



おお、AUGだ…。

店で触ったり試射しているので今更ですが、家に帰って開けるとテンション上がります。
本体以外の付属品は、

  • マニュアル(英語/台湾語)
  • ローダー
  • 冬用ローディングノズル(JAPAN VERSION)

とシンプル。他に予備マガジンを1つ買っています、海外製はマガジンが心配ですからね。


まずマガジンの軽さに感動

ガスBB弾無しで406gしかありません。
鈍器みたいなKSC/KTR-03のAK74マガジンに比べるとほぼ半分です。
そのマガジンですが、装弾数がいまいち分からない。
ネットで見ると30+1発だの32発(MAX36発)だの40発だのとバラバラ。
そして説明書を見ると36発と書いてある。
実際に数えながら入れてみることにしました。

ローダーにBB弾を一杯にすると33発でした、プラス3発でマガジンが満杯。
説明書通り36発か…と思ったら落とし穴があります。
36発フル装填するとマガジン挿入時にガスが漏れたり&コッキング出来なくなります。
因みにボルトオープン状態なら挿入可。
最大36発、実用35発って所ですね。

これが1.5倍スコープか。

ドットサイトもあまり詳しくないのでスコープの事はサッパリ分かりません。
覗いてみると確かにちょっと大きく見えますね。
大体5メートルくらい先を狙わないとちゃんと見えません。
あと店で言われたのですがスコープの調整はかなり困難。
何でも「カニ目ネジ」と言われる特殊なネジだそうで。
しかもウインデージ(垂直方向)の調整ネジはキャリングハンドルの中にあります。
特殊な工具があっても面倒という困った仕様です。


初速計ってビックリ仰天。

分解に空撃ちやBB弾を入れての試射も一通り終わって初速を計ってみようと思いました。
海外製だけに出すぎちゃいないかと気になったので。
初速20~30m…(゚Д゚)ハァ?
ホントにAAみたいな顔になりました。
ジュール換算で0.04とか冗談みたいな数値が出ています。
冬だからかとマガジンを目一杯温めてもようやく40mそこそこ。
箱に貼ってある「初速90m云々」は何だったのか。
出過ぎを心配したら出無さすぎだった。

もしや測定器が故障しているのかと思ってG19Xを射ってみると60~70mくらい出てる、機械は正常です。
ハンドガン以下の初速しか出ないライフル。
ブローバックが楽しめれば良い、初速や命中精度はおまけみたいなもんと思っていましたが、流石にこれは酷すぎる。
一度店に持っていこうと決意しました。

持っていくにはケースが必要。

加えて一週間以内に持っていかなければ保証効かなそうなのでスグ手に入れる必要があります。
急いでネットでAUGが入りそうなサイズのライフルケースを見繕って注文しました。
初速が出ないからって理由で修理受け付けてくれるんだろうか。
そんな不安もよぎります。


店員さんも分からない謎の部品。

ライフルケースが来るまでの間にこのパーツが気になりました。

  • 冬用ローディングノズル(JAPAN VERSION)

冬用って書いてあるんだから冬に使うんじゃないの?と言った所、店員さんがクビを傾げていたパーツです。
こいつ入れれば多少マシになるかも。
ダメ元なんだからと分解して組み込むことにしました。
ボルトに組み込むのでほぼ完全に分解する必要があります。
この分解方法も四苦八苦して覚えたのですが、それは次回に書くこととします。

ボルトの六角ネジを抜き、引っ掛かりに気をつけながらローディングノズルを抜きます。
お尻に出ている輪っかに六角ネジが入って止める訳ですね。
件の冬用ローディングノズルを組み込んでいざ初速を測定。


70~85mくらい出てる!こっちで正解だった!!

思うに元から付いていたローディングノズルは海外仕様そのまんま、日本の低圧ガスじゃまともに初速が出ない代物だったのでは。
日本仕様にするならまず分解&交換しなきゃダメという話ですね。
流石中華クオリティ。
結局作動したから良いものの、最初ヒヤッとさせられました。

一安心した所にインターホンの音。
先日注文したライフルケースが到着しました。
もう必要ない…。
注文する前にやれば良かったとちょっと後悔しました。












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