WA/NOVAKファイバーオプティック5インチ・シルバー
種別 | 仕様 |
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発売 | 2007/12/08 |
価格 | 28,000円 |
型番 | WA-NVAF |
バージョン | SCW3 |
スライドノッチ | 非貫通ワイド型、めくれ対策あり |
フロントサイト | 集光アクリル付ドブテイル型 |
リアサイト | 集光アクリル付刻印入りノバック型 |
トリガー | ラージサイズ、ノンホールロングトリガー(黒) |
バレル | 真鍮製メッキアウター&真鍮製メッキインナー、プラチャンバー、プラグ一式 |
セフティ | 5mm軸キンバータイプシングル |
スライドストップ | 抜き易い |
フレーム | 実銃用グリップ装着は不可 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
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※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
左右両面
WA/NOVAKファイバーオプティック5インチ・ブラック にも書いていますが、 NOVAKの意匠を使ったWAのオリジナルモデルの様です。
右側面。パーツ構成は前作とあまり変わっていません
形はブラックと同じ
中古品をネットオークションで購入。パーツ構成がオリジナル通りでは無いことを予めお断りしておきます。
フロントサイトが何故かゴールドビーズ?
ファイバーオプティックはその名の通りフロントサイトとリアサイトに集光アクリルの棒を差し込んであるのが標準仕様です。
しかし当モデルはフロントサイトがNOVAKネクストのゴールドビーズ、リアサイトは集光アクリルのままという構成です。
前ユーザーによる差し替えがある様ですが、いまいち意図が分かりません。 もしかしたらノバックNEXTのフロントサイトを集光アクリルにするのが目的で、こちらのサイトは余り物という可能性もあります。
NOVAK刻印入りのリアサイト
WA製品ではノバックタイプのリアサイトが沢山のモデルに採用されていますが、リアサイトに「NOVAK'S」刻印が入っているものは余りありません。正式契約?とおぼしきNOVAKネクストと今回のファイバー・オプティック+αぐらいでしょう。
しかしネクストはゴールドビーズ仕様、ファイバー・オプティックは集光アクリル仕様で通常のノバックサイトがありません。
逆にロゴを入れまくりなのが J-ARMORY製品。 こちらのノバックサイトには殆どに「NOVAK'S」刻印が入っています。 こっちの方がリアルなうえにサイトがスタンダードのノバックサイトなので、自作カスタム作成時J-ARMORY製品からリアサイトを移植したりしていました。
違いは色のみ
SISなどと違い、ブラックとシルバーで形状の違いは全くありません。その為ネクストとの差異もブラックと全く同じです。
トリガー、ブリーチにバックストラップ、グリップスクリューにロゴ入りマガジンなどが共通な一方、ハンマーやスライドストップはWA製品でよく使う汎用的なタイプが使われています。
前部と後部
フロントサイトがゴールドビーズ、リアサイトが集光アクリルという非標準の構成になっています。
新型の幅広ブッシングのシルバーは珍しいと思います。ブリーチを見るとファイアリングストッパーに「1」の刻印が打たれており、NOVAKネクストと同じタイプである事が分かります。
前部。
後部。
スライド分解
スライドの刻印を見る限り 「スプリングフィールド製.45オートをベースにしたノバックカスタム」 という体裁がある様です。
他に気になったのがプラグです。元々シルバーのプラグは珍しいうえにメッキも従来のクロームではなくニッケルに近い色合いです。
ブリーチはNOVAKネクスト同様、クロメート塗装されており色が深緑です。
スライド分解。
フレーム分解
パーツ構成はブラックと同様ながら、全てシルバー塗装仕上げになっています。サムセフティはキンバーのシングルセフティと同じです。
フレーム分解。
実射
ブローバックは快調なうえ、ブラックと違いリコイルも強かったです。
トリガーやシアの動きもスムーズで、撃って楽しいトイガンです。
総評
仕上げやパーツ構成もほぼ完璧で、地味に出来の良いモデルです。
架空モデルというのが最大の難点です。
- ブラック同様、仕上げが良いことです
- ブラックはリコイルが軽く感じたのですが、シルバーはキックが強かったです
(個体差の可能性があります) - スライドのノバックロゴが格好良いです
- シルバーモデルなので、マガジンケースはシルバーにして欲しかった
- 時期的に仕方ないが、スプリングフィールドのロゴがスライドに入っていない事
(NOVAKでカスタムされた故に消された、という体裁を取っているフシがあります)
スライドとブッシング&プラグを使い、ホワイトドットのNOVAKサイトを使った自作カスタムを予定しています。
部品 | 症状 | 対策 |
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特に無し |
スライドストップのかかるネクスト
店員の方から聞いた話です。NOVAKネクスト発売時に「スライドストップを掛けられない」というのはやはりマイナス要素だったみたいです。
ただソリューションシステムを再現した都合上、 スライドストップが掛かる様にするとスライドを傷つけてしまう という背反する問題がありました。
これを踏まえ、ソリューションをオミット、アンサーは残したホールドオープン可能なNEXTとしてファイバーオプティックを発売したのではと言うのが私の予想です。
予想の根拠として挙げるのが仕上げの良さです。色々言われることの多いWA製品の仕上げですが、ファイバー・オプティックの仕上げはかなり良いです。ただ安いものを作ろうとしたのではないという意気込みを感じます。これがNOVAKネクストの代替モデルではと考察する理由です。
尚、WAの店員さんの話では同じソリューションシステムを持つ LSTガブーン を発売するにあたり、量産品でスライドのカットを換えて「スライドを傷つけず、且つスライドストップが掛かる」様にしたいと言っていましたが、どうなったかは不明です。
ホールド・オープン