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WA／NOVAKファイバーオプティック5インチ・ブラック

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左右両面

ノバックのサイトを見ても特にモチーフとなるモデルは見当たりません。 元々ノバックでは旧来のコルトスライドをベースに作成する事が多く、スプリングフィールドベースのカスタム自体あまり見られません。 そんな訳でWAのオリジナル・デザイン、架空モデルの様です。

右側面。パーツ構成は前作とあまり変わっていません

当時の世情を反映した微妙なスライド
左側にスプリングフィールド系とおぼしき「MODEL 1911-A1」の刻印、 右側にはノバックのロゴと刻印が入っています。 WAで最近までスプリングフィールド刻印がちゃんと使えなかった為の苦肉の策といったスライドです。

廉価版ネクスト？
と思わせる部品構成です。 フレーム、マガジン、トリガー、バックストラップ、アウターバレル、チャンバー、グリップスクリューなどはNOVAKネクストと全く同じ物です。 フレームの刻印は「NOVAK024」となっており、NOVAKネクスト・オールブラックと共通であることが分かります。

他方ブッシング、ハンマー、サムセフティなどはウイルソンなどネクスト以外の製品から持ってきた様な構成です。 スライドストップは同じデザインながらこちらはネクストとは違い、 スライドストップが掛かる ので、機能的には別物となります。

因みに値段は28,000円でNOVAKネクストは29,800円と1,800円しか違いません。 廉価版というにはちょっと厳しいですね。

前部と後部
何と言っても目立つのは集光アクリルの前後サイトです。 モデル名に「ファイバー・オプティック」を付けているあたり、この製品の最大の売りと思われます。 こちら日光や電気の下で見るとかなり明るくて見易いサイトになります。

スライド分解
真鍮メッキのアウターバレル、同じくメッキされたインナーバレル、ファイアリングピンが別になったブリーチと、非常に品質の高いパーツで構成されており、塗装の仕上げも良好です。

またNOVAKネクストと違い、スライドストップが掛けられるのも大きな特徴です。 ノッチ捲れを防止する為、スライドノッチプレートが入っています。

スライド分解。

フレーム分解
こちらもパーツの品質・仕上げ共に高品質です。 またプラ製グリップはアンビ対応のフルチェッカータイプで、ファイバーオプティック独自のデザインとなっています。

フレーム分解。

実射
ブローバックは快調ですが、少しリコイルが軽い気がしました。 新型ブッシングとの噛みあわせの問題かもしれません。

総評
WA製トイガンとしては非常に品質が高く、値段も現行のマグナと比べると安い部類に入ります。 しかしそれでも「何故作ったのか？」と疑問を持ってしまうモデルです。

モチーフが無いというのはそれだけで宣伝に不利になります。 実銃が存在し、なおかつ軍隊や特殊部隊が使っている、或いは特に有名なカスタムである位の強みが無いと既存のカスタムの中で埋もれてしまうのは自明です。 2010年の福袋に入っていたことで、売れ行きは今ひとつだったのではという気がします。

ただパーツの品質は良いのでカスタムのベースにする、または値段が安めなのでマグナを買ってみようという場合にはオススメです。

集光アクリルサイトが気に入ったので、これを使ったカスタムを製作する予定です。

何回も言ってますが
ネクスト以前のコルト刻印が入ったノバック・カスタムの製作を希望します。 アンサーやソリューションシステムも無し、新規作成のエド・ブラウンタイプのグリップセフティ搭載モデルです。

ホールド・オープン。NOVAKネクスト同様、NOVAKロゴが入った黒染めマガジンです