WA/SW1911PD GUNSITE EDITION(オールシルバー)
種別 | 仕様 |
---|---|
バージョン | SCW3 |
スライドノッチ | 非貫通ワイド型、めくれ対策なし |
フロントサイト | ドブテイル、ホワイト入、ネジ穴なし |
リアサイト | 無刻印ノバック型 |
トリガー | ラージサイズ、ノンホールトリガー(側面剥き出し) |
ブリーチ | SCW |
バレル | 真鍮製ストレートアウター&クローム鍍金インナー、プラグ一式 |
セフティ | 4mm軸 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
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特になし | ||
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
左右両面
<ジェフ・クーパーのトレーニング施設『ガンサイト』>
アメリカでコンバット・シューティングの神様と言われる人が居ます。
ジェフ・クーパー、ガバメントを使った実戦的なコンバット・シューティング技術を確立した人物です。
WA社長の国本圭一氏も彼の元で修行したことが知られています。
彼がCZ75を絶賛したことでアメリカでの評価が上昇し、その人気が日本にも飛び火したのは知っての通りです。
その後CZを参考にしたブレンテンの開発にも携わっています。
そんな彼が1977年に設立したシューティング施設が『ガンサイト』、
そしてガンサイトでプロデュースしているのが今回ご紹介するSW1911PD GUNSITE EDITIONです。
性能についてはよく分からないのですが、気になるところが一点。 実戦射撃が売りのガンサイトモデルなのに、チェッカーの無いスムース・グリップはダメじゃないですか?
ネットオークションで状態の良い中古品を購入。前から欲しかったのですが予想以上に早く完売してしまい、悔しい思いをしていました。入手できて本当に良かったです。
右側。刻印が少ない…
バレルブッシングが旧型のボッテリした形です。もう使われていないと思ったので意外でした。 FRサイトは3点式のノバック・タイプ。中々見やすいです。あとよく見るとハンマーが斜めに傾いているのが分かります

正面

背面
驚いたのがトリガー。正面はメッキしてありますが、側面が亜鉛剥き出しです。 実銃がどうかは分からないのですが、退色防止の為にもメッキして欲しい部分、部品交換の最優先部位です。
もう一つ驚いたのがサムセフティ、シングルタイプで軸が4mmです。 WA製品の大半が5mm軸ですから交換にかなり不利になります。 ただセフティのデザインが凄く格好良かったです。 本当に5mmなら言うこと無しだったのに、惜しいです。 その他ハンマー、グリップセフティ、ハウジングはウイルソン系を流用している様です。

亜鉛剥き出しのトリガー

サムセフティ
グリップ
ガンサイト最大の特徴、ヘレッツ社製グリップです。実銃のGUNSITE EDITIONでもヘレッツ社製ウォールナットグリップが装備されていますので、ほぼ本物。
と言うのもグリップの裏側に印刷があり、
HERETT'S STOCKS
Item Code: 9710WalS&WGunsite
と書かれていてWA専用に作られたことが分かる為です。
グリップパネルを外した所。反対側のグリップ裏にうっすらと文字が見えます
フレームの仕様
コルトのガンサイトはスリムグリップが装備されていますが、SWガンサイトは通常サイズのグリップです。その為他のフレームとあまり違いはありません。
下部スクリューの土台を削ってある
だけとなっています。でもこれがあるお陰で、実物グリップを無加工で装備 する事が可能です。

グリップ部分の仕様

グリップ・スクリュー比較
グリップスクリューも特殊で、写真左から
- 通常のWA製六角スクリュー(鋳物)
- SWガンサイト用の六角スクリュー(削り出し)
- WA別売りの六角スクリュー(削り出し)
- シルバー塗装。フレーム、スライド、レバー類が同じ色調で統一されています
- サムセフティ。WAのシングルタイプで一番格好良いと思います
- SCW3では貴重なコマンダーサイズです
- 実銃通りなのですが、ヘレッツ社の木製グリップ。木材やデザインが今ひとつ
- トリガー。亜鉛剥き出しの側面部分に、もう退色が始まっています
- セフティの軸が4mm。5mm主体のWA製品ではカスタムしづらいです
- スライドストップが抜けにくい。これもフレームとシャーシの穴が合ってない様です
とりあえずグリップを交換
実銃のSW1911にはホーグ製のラバーグリップ(SWマーク入り)が付いています。
WAのSW1911に付属している金属グリップがこれを模しています。
ホーグ製ラバーグリップを装着
とりあえず ホーグのガバメント用ラバーグリップ(ダイヤチェッカー) を付けてみました。違いはマークがホーグかSWかなので、ほぼ一緒。 SWマーク入りは日本であまり見ませんが、ホーグマーク入りは容易に入手可能です。
SWガンサイトはネジ穴の土台を削っている為、多くの実銃用グリップが無加工で装着可能と思われます。今後実銃用グリップを入手した折には、是非装着させてみたいと思います。
更にグリップを交換
エスメラルダ製グリップを入手したので取付。上記の通り無加工で装着できました。
エスメラルダ製グリップ装着
メーカー | 製品 | 価格 |
---|---|---|
ホーグ | ガバメント用ダイヤチェッカー・ラバーグリップ | 2,520円 |
部品 | 症状 | 対策 |
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特に無し |
トリガーは交換したいのと、グリップは実銃用をいろいろ付けてみたいです。 元が格好良いので、他はそのままでOK。 以前どこかで言った気がしますが、S&Wはデザインが上手だと思います。 最近SW1911系のラインナップが売り切れたり品切れたりと寂しいですし、そろそろ新作が欲しいです。とりあえずSW1911のSCW3版をお願いします。
ホールド・オープン。突き出したバレルが短いです