WA/コルトGUNSITE PISTOLオールシルバー
種別 | 仕様 |
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発売 | 2007/03/18 |
価格 | 29,000円 |
型番 | WA-GMCH |
バージョン | SCW3 |
スライドノッチ | 非貫通ワイド型、めくれ対策無し |
フロントサイト | ドブテイル型 |
リアサイト | ノバック型 |
トリガー | ラージサイズ、ノンホールロングトリガー(銀)側面磨き仕上げ |
バレル | 真鍮製メッキアウター&真鍮製メッキ無インナー、プラチャンバー、プラグ一式 |
セフティ | 4mm軸薄型シングル |
スライドストップ | 凄く抜けにくい |
フレーム | 実銃用グリップ装着可 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
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※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
左右両面
基本的な項目は WA/SW1911PD GUNSITE EDITION(オールシルバー) をご参照下さい。 コマンダーサイズのSW1911と違い、こちらはコルトのフルサイズ.45オートをベースにしています。
現状販売しているモデルは こちら になります。モデルによってパーツに多少違いがある様で、WA製品とほぼ同じモデルもある様です。
尚、あのスリムグリップはあまり評判が良くないのか違うグリップを付けたガンサイト( その1 、 その2 )が結構見られます。
中古品をネットオークションで購入、PV(パーフェクトバージョン)最後期に一度モデル化されているのでリメイクになります。 ただし外見はかなり異なるので、新製品といって過言では無いでしょう。
旧ガンサイト(PV)
こちらはマルチロン樹脂製スライド&フレームにメッキ仕様、グリップはコルトメダルのチェッカーが入ったプラグリップでした。
トリガーもロングタイプではなくコマーシャルタイプの様なショートトリガーです。
右側面。
現ガンサイト(SCW3)
今回紹介する現在のガンサイトに話を戻します。
実銃でも少なくなったコルトベースのカスタムガンです。外観はHWスライドにHWフレームでパーツの仕上げ・塗装ともに綺麗です。
特にシルバー塗装は銀メッキに近い、私が好きな色なのが嬉しいです。
トリガー
まず目に付くのがトリガー、シルバー塗装で側面は磨いて地肌(亜鉛合金)を出した仕上げです。
最初はピカピカして綺麗ですが時間が経つと写真の通り退色して黒ずんでしまいます。
実銃はこんな仕上じゃないので、WAのアレンジの様です。
メタルチャンバーもそうですが、亜鉛剥き出しだとスグ酸化するのでちょっと面倒ですね。
シングルセフティ
他に気になったのがサムセフティです。幅の薄いレバーの付いたシングルセフティ仕様です。
アンビセフティじゃないのはタクティカル用というよりセルフディフェンス用という印象があります。
このセフティの軸が4mmなのが残念です。5mm軸のアンビセフティはじめ、殆どのサムセフティを流用出来ないからです。
新型グリップセフティ
一見単なるビーバーテイルのグリップセフティですが、フレームとの接地面が広くなっており、一体感のあるグリップセフティです。
フレームからグリップセフティのテールまでの見栄えが良くなる ので好きなパーツです。
ところがシルバー塗装の新型グリップセフティはWAでもあまり使われておらず、希少パーツとなっています。
前部と後部
サイトとブリーチ以外、シルバーで統一されています。前部はノーマルブッシングとプラグの無難な構成、後部もノバックタイプのリアサイトと手堅いパーツで固められています。少しだけ見えるグリップの薄さが分かりますでしょうか。

前部。

後部。
木製グリップ
ガンサイトのロゴが入ったヘレッツ社製ココボログリップが標準装備されています。
しかもSWガンサイトと異なり、スリムグリップ仕様です。
グリップの高さがプランジャーとほぼ同程度しかなく、物凄く薄いグリップです。
その為専用スクリュー、専用グリップカラー、フレームのネジ受けも薄く削られた特別仕様となっています。
このフレームは殆どの実銃用グリップが無加工で装着出来る優れものです。
木製グリップその2
薄さが売りのスリムグリップですが、実はあまり握り心地(≠握り易さ)が良くありません。
グリップが薄すぎて断面が角材みたいに四角くなっているからです。
人間の手は多少丸みがあるものを握る様に作られており、四角だと角が当たって密着しません。
加えて何回も言ってますが、チェッカーの無いスムースグリップは撃つ時に滑りそうです。
実際にガンサイトのオーナーは購入後まずグリップを替えた人が結構いるみたいです。
スライド分解
アウター&インナーバレルは簡単に分解出来ました。インナーバレルはメッキされているタイプです。
ブリーチは黒染めではなくクロメート塗装されています。
プラグは黒染めの上からシルバー塗装、メッキタイプではありません。
皮膜が弱いらしく、フランジ(ふち)が剥がれ落ちています。
スライド分解。
フレーム分解
木製グリップか油の染みの様な物がフレームに跡を付けています。
長い間付けっぱなしにすると良くなさそうですね。
またフレームにはサムセフティの軸を5mm→4mmに修正した跡が見られます。
グリップセフティにはスリーブ(筒)を入れて5mm→4mmに対応させています。
またこのグリップはフレームとの設置面が多い新型になっています。
特にシルバー塗装されたものは貴重なパーツです。
フレーム分解。
実射
すみません、実射を忘れてしまいました。
総評
実在するカスタムで貴重なコルトベースなので、コルトの.45が欲しい人に向いています。
発売はわりと前ですがパーツ構成はほぼ現在のバージョンと同じ、かつ最近の高いWA製品に比べ格安なのでパーツ取りとしてもお買い得だと思います。
- 仕上げ
- 使い勝手の良いフレーム
- 新型グリップ・セフティ
- サムセフティの軸が4mm
- スライドストップが固い
実銃用グリップ装着可能なフレームを使ったカスタムを考えています。
部品 | 症状 | 対策 |
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ネジ受けが外れる | WA製フレームでネジ受けが外れるのはよくあるのですが、土台が薄いガンサイトのフレームは特に外れ易い様です。 | WA渋谷店で修理するか、ネジロック(≒瞬間接着剤)で固定し直しましょう。 |
コルトベースの最新カスタム
として「コルト・レールガン」があります。
別に電磁砲ではありません、コルト初のレイルドフレーム装着モデル(Colt XSE Rail Gun) です。
版権はクリアしていると思いますので、既存パーツ+αで作れないものでしょうか。
ホールド・オープン。