マルシン/FNファイブ・セブンUSG 6mmブローバック
ジャンル | 作品 | 使った人 |
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漫画 | ガンスリンガー・ガール | ジョゼ |
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
左右両面
P90のセット商品?
FN社で開発されたサブマシンガンP90は、ライフル弾を短縮した様な専用の5.7mm×28弾を使用します。
同じ弾薬を使う拳銃が無い為いずれ専用の拳銃が発売されると思っていましたが、
実際に発売されたのがFNファイブセブンピストル(FN FiveseveN Pistol)です。
ファイブセブン初期型はグリップ部分の滑り止めが少なく、トリガーガードが丸く膨らんでいました(南部十四年式の後期型の様に)。作動はダブルアクションオンリー(DAO)です。 現行型はグリップ部分の滑り止めが増加、トリガーガードはH&K USPの様なストレート形状に変更されました。またマニュアルセフティが追加されています。
ファイブセブンの特徴としてスライド外側がプラスチックに覆われていることが上げられます。 これによって連射で加熱した際もスライド操作に支障がありません。 また細く長い弾丸の特性上、グリップの前後幅が長めです。一方薬きょうを含めても細い弾丸なので、装弾数は20発と同クラスで最大になっています。
右側面
思ったよりデカイ
新品をイベントで購入、現行型をモデルアップしています。6mm版と8mm版の同時発売という触れ込みでしたが、結局8mm版が先行発売され、一ヶ月遅れで6mm版が出ました。
この両者、区別するため外観が多少違います。
部品 | 8mm版 | 6mm版 |
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銃身 | 途中で曲がっている(改造防止策) | ストレート(一直線) |
スライド刻印 | 黒 | 青インク入 |
外観は最高
モデルガンメーカーでもありますので、見た目の再現度はかなり高いです。
元々プラスチック主体の銃であることもあり、質感が近いのも有利に働いていますね。
むしろ実銃のほうが雑な仕上げに見えます。マルシン製は綺麗過ぎます。
ガバメント(左)、グロック18C(右)との比較
また思ったのが『想像してたより大きい』。細身の弾丸を使うので、もっと小さめの銃だと思ってました。写真の通りガバやグロックよりも大型です。 次に驚いたのが、グリップが握りづらい事です。曲線が多くとても握り易そうなのですが、前後に長く幅が薄いグリップは私の手に全くあっていませんでした。
ガバメント(左)、デザートイーグル(右)との比較(マガジン)
マガジンもデカイ
ガバ、ファイブセブン、デザートイーグルのマガジンを並べてみました。
ガバはおろか、デザートイーグルよりも前後に長いマガジンです。グリップが握りにくいのはこの為ですね。
デカイけど入らない
実銃の装弾数が20発にもかかわらず、マルシン/FNファイブセブンUSGは 18発しか入りません。
8mmなら分かりますが、6mmBB弾で実銃より弾が少ないなんて他のメーカーじゃ聞いたことありません。
しかも写真を見て分かる通り、装填されたBB弾が隙間だらけ、スカスカです。
「工夫すりゃもっと入るだろ」と突っ込まずにはいられません。
2発装填で閉鎖不良
ブローバックをテスト
これが酷い、連射するとブローバックがみるみる衰えていきます。
第一射のリコイルを1とすると、
第二射が1/2、
第三射は1/4ぐらいに感じるほど弱まります。
マガジンボトムが一発ごと冷たくなっていくのが分かるほどです。
次に気になったのが作動不良の多さ。
BB弾が2発同時発射されたり、スライドが不完全閉鎖を起こします。
可笑しいと思ってマガジンリップを見て驚きました。
マガジン左後ろから。前後にジグザグなBB弾
マガジン並べた写真で分かった人も居るでしょう、BB弾が前後に互い違いになっています。 そしてそのままリップ部分にせり出して来ます。 つまり奇数と偶数でBB弾の出現位置が変わります。これでは作動不良を起こして当たり前。 何を考えてこんな構造にしたんでしょう…。

ここからは想像ですが、 8mmと6mmのマガジンを、リップだけで作り分けている気がします。 前後のダブルカアラムも、8mm用に作ったため出来た隙間と考えれば合点が行きます。 つまり8mm仕様の犠牲になった形です。 またガス欠も早い気がしました。燃費の悪さが冷えを加速しているなら無理もありません。 そこでフルチャージで何発撃てるのかテストをしてみました。
BB弾は新品のアングス製バイオテックBB弾(0.25g)を使用。
フルロード時 実は19発入る ことに気づきました。
ガスを満充填し、一発ごとに10秒の間隔を空けて撃っていきます。
01〜19発・・・問題なし
20〜38発・・・37発目に装填不良
39〜57発・・・問題なし
58〜76発・・・66発目でガス欠。つまり1チャージ65発。
・・・結構撃てますね。
でも連射できないとガスブロの醍醐味がありません。
装填不良が一回だけと少ないですが、連射すると発生率がハネ上がります。
弾も出るモデルガン
といった印象です。作動に難があり過ぎて、室内で遊ぶのも厳しいです。
マルシン/FNファイブセブンUSGは、
- 44オートマグ(8mm)
- SIG P210(6mm8mmあり)
- オペレーター(8mm)
- モーゼルM712(8mm)
タニオコバ、マルゼン、WA。 このあたりと技術提携を考えたほうが良いと思います。 好きな銃ですし、マルシンの外観も素晴らしいので、本当に勿体無いです。
銃身細いですが、インナーバレルではありません
- 外観がリアル
- トリガーの切れ
- 装弾数が実銃以下
- 連射するとブローバックがどんどん弱体化
- あれだけ大きいのにマガジン冷えすぎ
- 作動不良が多い
メーカー | 製品 | 価格 |
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マルシン | FNファイブ・セブンUSG 6mmブローバック | 20,790円 |
マルシン | FNファイブ・セブンUSG 8mmブローバック | 20,790円 |
したいけどパーツが殆どありません。 せめてまともにブローバックできるパーツが欲しいです。 マルシンで改良してくれるのが一番ですが…
故障はありませんが、通常の作動に問題ありです。
部品 | 症状 | 対策 |
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特になし |
東京マルイがガスブローバックでの製品化を発表しています。 発売したら皆買うと思います。 私もマルイ製発売まで所持、のち買い替えを考えています。