WA/コルトマークIVシリーズ90 ディフェンダー
種別 | 仕様 |
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バージョン | SCW2 |
スライドノッチ | 非貫通ワイド型、めくれ対策なし |
フロントサイト | ドブテイル、ホワイト入、ダミーネジ穴 |
リアサイト | 無刻印ノバック型 |
トリガー | スモールサイズ、3ホールトリガー |
ブリーチ | SCW |
バレル | 真鍮製コーンアウター&クローム鍍金インナー、特殊リコイルスプリングガイド一式 |
セフティ | 4mm軸 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
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特になし | ||
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
左右両面
<コルト純正コンパクト45オート>
シリーズ90としてコルト社が発売したコンパクト45オートです。同社のオフィサーズ(3.5インチ)よりも更に小型化(3インチ)されており、
ステンレス製のスライドと軽量アルミ合金製フレームで構成されています。
コンパクト45オートのはしりとして デトニクス・コンバットマスター が知られています。 デトニクスの登場は1970年代ですが、コルトを含め他社がコンパクト45を出したのはかなり後。 追随が遅れたのは作成が難しいからでしょう。 単純に銃身を短くすると閉鎖機構に障害が発生しますしリコイルスプリングを短くすればキックが強くなり、 ならばとスプリングを強化すればスライドが引けなくなります。 ただブッタ切ればいいという物ではありません。
話をディフェンダーに戻します。 メーカーとして自社製パーツに拘っていたコルト製品の中でも社外パーツを取り入れたモデルです。 ホーグ製ラバーグリップ、初期型ノバックサイト、キャスピアン製グリップセフティ(初期型のみ)が確認出来ます。 更に初期型と現用型でパーツ構成が異なり、リアサイト、サムセフティ、グリップセフティ等が変わっています。
残念ながら実射については資料が無かったので不明です。 あと余談ですが、 コルト社公式サイトの写真 もっとキレイになりませんか?
ネットショップで購入、「再生品」とありました。初期不良をメーカー送りにして修復したモデルの様です。 カスタムの部品取り用に購入した為あまり入れ込みは無かったのですが、調べると独自パーツが結構使われている興味深いモデルです。 トイガンのディフェンダーとしてはニューMGCが先にABSで出しています。 WAのコンパクト製品はニューMGCの追随が多いので当然といえば当然なのですが、 いちおうニューMGCは初期型、WAは現用型をモデルアップしており、上手に住み分けが出来ています。
まず驚いたのがリアサイト、ノバックタイプです。 旧V10と同時期の発売だったので、旧V10と同じウイルソンタイプとばかり思っていました。 しかもフルサイズのノバックです。JAからビューロモデルが出て以降は当たり前になりましたが、発売当時は珍しかったと思います。
右側面
3インチ仕様のスライドとバレルは当モデルの他には新旧V10しかありません。 そして一番特徴的なリコイルスプリングガイド。先端がフタのようになっており、ロッドが細くなっています。 これは摩擦低減の為の形と思われます。
最短のコーンバレルと独特なリコイルガイド

ハンマー、グリップセフティも希少
さっき言いましたが、フルサイズのノバックタイプです。
<ハンマー>
初期型ウイルソンに使われて、以後見なくなったエッグホールタイプ。
SCW2ではこのモデルぐらいしか見た事がありません。
SCW3ではGSRレボリューション(銀)で使われています。
<グリップセフティ>
初期型ディフェンダーにはGSRで使われているキャスピアンタイプが使われていました。
現用型はこのタイプの様です。
テールの伸びが中途半端なのと押し込み易くする出っ張りが無くて今一つ格好良くありませんが、珍しいパーツです。
<グリップ>
ホーグ製を模したラバーグリップが付いています。
実銃もそうだから仕方ないのですが、フィンガーチャンネルはちょっと苦手です。
<実射〜まとめ>
すぐバラしてカスタマイズに使ってしまい、全く実射してませんでした。
しかもマガジンリップが破損してました。
やっとこさマガジンを修理し、ディフェンダーに戻して撃ってみると
スライドは早く『ベシンベシン』と独特の音がします。
かなり
通常分解。スライドストップが物凄く固い。シャーシとフレームの穴が合ってない様です
- 刻印。シリーズ90の文字や向かい合ったランパンコルト(馬)×2などが格好良いです
- リアサイトやハンマーなど、前作と変わった部品
- 最短のスライド&バレル
- 同サイズの製品がV10ぐらいしか無く、部品の供給が不安
- フィンガーチャンネル付のグリップ。自分には合わない
- バレルが短いのは良いが、フレームが短いのはこれも自分には合わない
部品取りに使ってしまい、これ自体のカスタマイズは無しです。
ホールド・オープン時(右側面)
部品 | 症状 | 対策 |
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スライドストップ | フレームから抜きにくい | 芯を抜いたボールペン等で力を入れないと抜けません。いつスライドやフレームに傷が着くかとヒヤヒヤします。スライドストップに溝が掘られてインナーバレルと噛み合う改良?がされた他に、SCW2以降はシャーシとフレームの穴が合ってないモデルがある気がします。現状では放置しています。 |
<V10に続き07エディション希望>
部品が欲しいからです。V10パーツで代用出来なくも無いですが、バラのV10パーツがネットオークションでかなりの高値。
それにポートの無いディフェンダーにV10バレルとか一寸マヌケに見えますので
ホールド・オープン時(前面)。クロームメッキされたインナーバレルがほぼツライチに迄せり出してきます