WA/ウイルソン・スーパーグレイド(Ver.3)
種別 | 仕様 |
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発売 | 2006/05/中 |
価格 | 22,000円 |
型番 | WA-WLCB |
バージョン | SCW3 |
スライドノッチ | 貫通ワイド型、めくれ対策なし |
フロントサイト | コンプ埋め込みドブテイル型 |
リアサイト | ボーマー型 |
トリガー | スモールサイズ、3ホールトリガー(銀) |
バレル | コンペ対応アルミ製アウター&真鍮製メッキインナー(固定ホップ方式)、コンペ対応プラチャンバー、コンペ対応リコイルスプリングガイド一式 |
セフティ | 5mm軸スウェンソンタイプアンビ |
スライドストップ | 抜き易い |
フレーム | 実銃用グリップ装着は不可 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
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※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
左右両面
ウイルソン社についての説明は
WA/ウイルソン・タクティカル・スペシャル(フレーム・シルバー・モデル)、
ウイルソン・スーパーグレイドについての説明は
WA/ウイルソン・スーパーグレイド(フレーム・シルバー・モデル)をご参照下さい。
右側面。
3度目の発売
中古品をネットオークションで入手。バージョン3初期に発売された製品の一つで、旧来のパーツがかなり使われているのが特徴です。
元々初期型で「ウイルソン・スーパーグレイド」が発売され、のちパーフェクトバージョン(PV)の「ウイルソン・スーパーグレイドII」が発売されており、今回は3度目の製品化になります。
過去作を見比べるとフロントサイトがコンペンセイターに付き、コンペもカットの無い形状なので、今作は初期型と同じ形状なのが分かります。 ハーフシルバーのコンペ付モデルとオールブラックの5インチモデルが同時発売されたのですが、両者にはある違いがありました。
ノッチです。
このハーフシルバーは貫通ノッチ、他方オールブラックは非貫通ノッチ。
姉妹モデルなのにここが違うので両モデルでスライドを差し替える場合は注意が必要です。
またコンペンセイターは亜鉛合金製。内部にスリーブが入っており、ポートが貫通していません。
スライド部分。ノッチが貫通しているので、内部メカが見えます
前部と後部
インナーバレルが見えることから、コンペ部分にまで延びているのが分かります。後部はボーマーサイト、アンビセフティ、ビーバーテイル・グリップセフティというレースガンの定番のパーツ構成です。

前部。

後部。
グリップ部分
マグウェルファンネルは初期型のネジ穴に引っ掛けるタイプです。
グリップに独自の切り欠きが無いと装着できません。
グリップ部分。
スライド分解
リコイルスプリングガイドのロッドは分割しない一体型です。
プラグはアルミの地肌ではなく、マットシルバーに塗装されている様です。
インナーバレルはコンペに合わせ、5インチよりも長くなっています。
スライド分解。
フレーム分解
HWに比べるとABSメッキフレームはかなり滑ります。スモールサイズのトリガーをはじめ、グリップセフティやメインスプリングハウジングなどもパーフェクトバージョン(PV)以前の初期型と同じ形状のものが使われています。
フレーム分解。
実射
ABSにコンペ付の為かスライドの動作はかなり速く、いっぽう反動はあまりありません。
キックの強いWA製品では珍しいですが、レースガンならこの方が有利なのは言うまでもありません。
例によって命中精度の調査は省略です。
総評
旧モデルとの違いはほぼ内部のバージョンのみ、パーツ構成が旧来の流用多数というのが気になります。
流石に現在だと厳しい内容で、リニューアルとしては中途半端と言わざるを得ないでしょう。
何というか、 在庫パーツを捌く為に作ったモデル? と言う気がしてなりません。
今度はラージサイズトリガー、HWフレーム採用、レバー類も最新のバージョンにした完全版をお願いします。
- ロングマガジン
- 貫通ノッチ
- 初期型パーツのオンパレード
- メッキが滑る
特にありませんが、ロングマガジンを流用しようと思っています。 アップグレードされたスーパーグレイド「完全版」が発売されなければ、既存パーツで理想のスーパーグレイドを作るかもしれません。
SVフレームに移植。現在のレースガンっぽくなりました
部品 | 症状 | 対策 |
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特に無し |
現在のウイルソン社
はタクティカル系のカスタムが中心で、あまりレースガンを作っていない様です。
ホームページを見てもコンペンセイター付きのカスタムがありません。
会社自体もタクティカル系を志向している様に見えます。
ホールド・オープン。