WA/ウイルソン・センチネル
種別 | 仕様 |
---|---|
バージョン | SCW3 |
スライドノッチ | 非貫通ワイド型、めくれ対策有り |
フロントサイト | ドブテイル(ドット有) |
リアサイト | ウイルソン新型(ドット有) |
トリガー | ラージサイズ、3ホールロングトリガー(黒) |
バレル | 真鍮製黒塗装コーンアウター&真鍮製メッキ有インナー、メタルチャンバー、リコイルスプリングガイド一式 |
セフティ | 5mm軸ウイルソンタイプシングル |
スライドストップ | 普通 |
フレーム | 実銃用グリップ装着は不可 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
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――― | ――― | なし |
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
実銃の写真
ウイルソン社のコンパクト.45オートです。コンパクトながら上下スチール(またはステンレス)という実戦向けの素材を使っており、
3.6インチのコーンバレル装備というサイズで25ヤード1.5インチのグルーピングが保障される精度を誇っています。
…正直「本当かな」と疑ってしまいますが、ウイルソンにはフルサイズが25ヤードで1インチを切ったという話すらありました。 尤もレストマシンでの結果でしょうから、人が持ってあのジャジャ馬をどれだけ使いこなせるかは未知数です。 姉妹品としてサイズは一緒でフレームが軽合金の「センチネル・コンパクト」、フレームがフルサイズの「センチネル・プロ」が存在します。
サイドカットに弱いんです
WA-GUNNETで新品を予約購入。2月下旬に「試作品」として発表され、わずか2日で完売しました。
迷っていて買いそびれたのですが、その後追加予約を受け付けた為買いました。
5インチが好きなのに買ってしまったのはサイドカット。
このハイパワーっぽい仕上げがとても好きなんです。 こんなの とか。
左右両面
再現度高いです
試作品という事で「なんちゃって」「でっち上げ」になってないか心配だったのですが、見た目はかなり頑張っています。
特徴的なスライド先端のサイドカットを始め、刻印やパーツ類などほぼ忠実に実銃を再現しています。
件のサイドカットですが、実銃はもっと深いかな、という気がします。強度の問題で見送られたのかもしれません。
実銃には先端部にメルト加工されたタイプもありますが、センチネル自体にもバリエーションが複数あるのでこちらも正解となります。
右側面。実銃では「WA ASGK」の位置にシリアルナンバーが入ります。
前部・後部
バレルがメッキされています。最近は真鍮ムキ出しが標準装備だったのでうれしい限りです。
リアサイトはウイルソンの「タクティカル・コンバット・サイト」と呼ばれる物が付いています。
ノバックに似ている上、リア部分に段差が無いためノバックに比べると見づらい気がします。
以前WAで再現し、CQBモデルに装備されていた「ナイトアイ・ロープロファイル・スナッグフリー・サイト」の方が個人的に好きですが、実銃どおりです。

前部。バレルが最近のものでは珍しく、メッキです

後部。ファイアリングピンが別部品、多分ステンレス製です
スライド先端とトリガー周り
コーンバレル、それも黒塗装のものはかなり珍しいです。リコイルスプリングガイドがプラグで黒、ロッドが銀とツートーンなのもタロンぐらいしか見たことがありません。

スライド先端。アウターバレルやプラグなどが黒塗装で精悍に見えます

トリガー周り。マガジンキャッチがウイルソンでは珍しいタイプです
グリップ周りとチャンバー
グリップは亜鉛合金製のメタルグリップで、シルバーブラック製のラミネートグリップを意識した塗装がなされています。
結構綺麗です。こちらそのままでもかなり見栄えがします。チャンバーはメタルチャンバーで「WILSON 45 ACP」の刻印が入っています。
ただグリップに関しては残念な部分もあります。実銃のセンチネルにはスリムグリップが標準装備されています。 WAで言うコルト・ガンサイトに取り付けられているものと同様の極薄グリップです。 これを付けろとは言いませんが、せめてノーマルの実銃用グリップを無加工で取り付けられる様にして欲しかったです。

グリップ。合板か合成樹脂のグリップに見えるメタルグリップです

チャンバー。ウイルソンの刻印が入っています
ウイルソンのコンパクトマガジン
プラ製のマガジンベースがほぼフレームとツライチになり、コンパクトらしさを醸し出しています。
マガジンケースはヘアライン仕上げの上にシルバー塗装。これオフィサーズとほぼ同じ仕上げです。
もうちょっと塗装厚めのツルツルした仕上げの方が好きですね。
マガジン抜いてホールドオープン。マガジンの仕上げはオフィサーズに近く、いまいちでした。
実射
まだ実射を行っていません。ハンマーが黒塗装の為、塗装の剥がれを気にした為です。
総評
よく出来ているという印象です。これで弾みがついたなら、バリエーションも含めた量産を是非考えて頂きたいモデルです。
個人的にオールシルバーを切望しているのですが、「スライドデザインがネックで量産化を断念」した上での試作品という扱いです。
素人目にも「スライドのサイドカットより、ボブチャウのメルト加工なんかの方が余程大変だったんじゃないか」と思うのですが如何でしょうか。
- スライド先端のサイドカット
- 刻印。試作品の写真では「なんか浅いな」と思ったのですがちゃんと彫って有りました
- グリップ。シルバーブラックの雰囲気が良く出ています
- サイドカットはもう一寸深いほうが良かった
- 実銃用グリップ、特にThinグリップが装着出来る様にして欲しかった
- コンパクト用のウイルソン実銃用グリップを少数別売りして欲しかった
現状、考えていません。グリップ交換もコンパクトサイズのうえ、実銃用が不可となると付属のグリップで我慢するしか無いのかな…と思っています。
部品 | 症状 | 対策 |
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特に無し |
フルサイズのフレームを付けると「センチネル・プロ」になるのでいずれ出しそうです。
ホールドオープン。こうして見るとほぼ真っ黒です