• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 

RIKSGUNS>>GUNS 45（トイガン／45オート）>>WA／S&W SW1911 ver.3デラックス

WA／S&W SW1911 ver.3デラックス

にほんブログ村

左右両面

WAのオリジナルカスタム
ヘレッツのスキップドチェッカー・グリップが付いている（→現在のカスタムではまず無い）為、 WAのオリジナルデザインと見て間違い無いと思います。よって実銃にモチーフは存在しません。

右側面。

SW1911がようやっとリニューアル
中古品をネット通販で購入。あまり評判になりませんでしたが、渋谷試作ラインで作られた限定品です。 S&WのM1911はDK（ダグ・ケニッグ）タイプしかVer.3化されておらず、私はノーマルSW1911のリニューアルを切望していました。 オールシルバーが同時発売されています。

前部と後部
バレルブッシングとプラグがシルバーで、ブラックスライドの良いアクセントになっています。 インナーバレルはメッキされていないタイプです。 後部はVer.2と全く区別が付かないほど同じパーツ構成です。

スライド分解
当時珍しかった、S&Wタイプのメタルチャンバーが標準装備されています。 ところがこのメタルチャンバー、最初分解できませんでした。 アウターバレルにドライヤーを当て、手袋をはめてようやく外せました。

スライド分解。

スライド比較
前のバージョンとのスライド比較です。 フロントサイトの形が微妙に違うのが分かりますでしょうか。 あとver.3デラックスにはスライドノッチプレートが装備されています。 外見上はあまり違いはありませんが、スライド内部はVer.2よりもタイトに作られている様で、Ver.2のブッシングがきつくて入りません。

スライド比較。フロントサイトの形が違います

他にもマガジンが従来のSW1911と違い、サンドブラストをかけたようなザラザラしたケースです。 従来のSWはつるつる仕上げでした。

フレーム分解
ここで注目したのはやはり今作の独自パーツであるトリガー。 何とトリガーバーがメッキされていました。 写真を見るとトリガーバーがクロームメッキされているのが分かります。 今までこんな仕上げは見たことがありません。 トリガーがスムーズなのはこの為と思われます。

フレーム分解。トリガーバーが綺麗にメッキされています

またフレームはVer.2よりもザラザラしたブラスト調の仕上げに変わっています。 あとはVer.2→Ver.3に伴うパーツの形状変更（ハンマー、シアー等）と、件のヘレッツ木製グリップが変更箇所になります。

実射
小気味よいブローバックでトリガーやシアーのガタツキもありません。 ガツガツとメタルチャンバーがブリーチに衝突するいい音がします。 毎度の事ながら、初速や命中精度の測定はしておりません。

総評
「このデラックスは無い、他方オールシルバーはアリ」というのが正直な感想です。
高い事とヘレッツのグリップが高級感よりイロモノ感を出してしまった様で、同時発売したオールシルバー完売後もこのDXは売れ残っていました。木製グリップというアイディアは良かったのですが、スキップド・チェッカーだと
「余り物を付けました」
という感じが拭えません。 それよりもフレーム側のレバー類をシルバー塗装にすれば本当の意味での「デラックス」になったのではないかと思います。 あとはグリップセフティとメインスプリングハウジングが旧型ウイルソンタイプだったのも残念です。

ノーマルのSW1911には需要があると思いますので、今後も少数再販してくれると嬉しいです。 またレバー類も含めた本当のオールシルバーモデルを「デラックス」として是非ラインナップに加えて欲しいです。

スライドノッチプレートが入ったスライドと、ラージサイズ＆トリガーバーにメッキされたトリガーを自作カスタムに流用しようと思います。

スライドの刻印
大きい文字で「SW1911」という刻印は現在では使われていません。 刻印も現用（PDの様な小さい物）にしてリニューアルして欲しいです。

ホールド・オープン。