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WA／キンバー・ウォリアー・カーボンブラックHW

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左右両面

MARSOC（ICQB）の市販バージョン
海兵隊に納入したMARSOCの成功で、これを市販バージョンにしたモデルです。 最大の違いはMARSOCがノーマルフレームにドーソン製レールを別付けしていたのを、ウォリアーでは20mmレイルドフレームに置き換えた所です。

海兵隊がMARSOCでドーソンのレールを採用したのは、既存のフラッシュライトを流用する為で、これが特殊な規格だったからと言われています。 商品化するときに汎用性が無いとネックになるのと、レールを別付けするよりフレームと一体化した方が耐久性が高いから変更したんだと思います。

グリップもMARSOCのワッフルパターン・タイプからカプセル状の凹みが付いているG-10製タクティカルグリップに変更されています。 本体色にもバリエーションがあり、黒の他にODとサンドカラー（デザート・ウォリアー、別製品扱い）などがあります。

ラインナップから消えた？
キンバーのホームページがリニューアルされたところ、ウォリアーがどうにも見つからない。 消えたかな？と思ったらProducts＞CUSTOMIIの項目に WARRIOR® ありました。残ってて良かった。

右側面。

アンビ＆グリップセフティと惹かれた
購入した経緯を忘れてしまいました。買った理由はアンビセフティとグリップセフティの形に惹かれたからです。 アンビセフティはキンバーの現用とは異なるタイプですが、珍しい形をしています。 グリップセフティも通常のキンバーで使われているタイプではなく、ラプター等で使われている突き出し部分に波線の滑り止めが彫ってあるセフティだったからです。

でも使えなかった
カーボンブラックHW樹脂（CB）のスライド＆フレームに合わせたのか、パーツ類がダークグレーやパーカーという感じの色です。 自作カスタムに使いづらい色です。 てっきり黒塗装だと思っていたのですが…。 パーツ目的で買ったのに、早くも目論見が崩れてしまいました。

前部と後部
リコイルスプリングガイドが多いキンバーでは珍しいプラグ仕様となっています。 サイトも通常のキンバータイプではなくノバックに似たタクティカルサイトが装備されているのも珍しいです。

スライド分解
レイルドフレームの為、スライドのリーフカット根元にベアリングが埋まっています。 今回もメタルチャンバーからアウターバレルが抜けませんでした。 接着かネジロックでも噛ましているのでしょうか？ インナーバレルはメッキされていないタイプです。

スライド分解。

フレーム分解
グリップですが、非常に滑って握りずらいです。 MARSOCもそうでしたがこのパターンは G10とかマイカルタだから生きる滑り止めであって、プラスチックで作ると用を成さない んだと思います。 あとミリタリーモデルをベースにしただけあって、ハウジングにランヤードリングが付いています。

但しWAで凝ったグリップを作って値上げされるより、 交換前提で安く作ってくれる ほうが自分には嬉しいです。

フレーム分解。

実射
金属音とまでは行きませんが装填時に「チャッ」と良い音がします。 メタルチャンバー及びCBの功績と思われます、CBは通常のHWよりも硬質な感じがしますので。 撃つとバチンバチンという硬質で軽めのブローバックです。 毎度の事ながら、命中精度の調査は省略です。

総評
スライドの作動とトリガーの切れは非常に良いです。 MARSOCをベースに改良を加えた為、見た目もソツ無くまとまっているという印象です。 CBが好きでキンバーが一丁欲しければ、レールもついて汎用性の高いウォリアーがお勧めです。

パーツの色が変だったので、アンビセフティ＆グリップセフティを流用する目論見は外れました。 仕方が無いのでトリガー、ハンマー、内部パーツあたりを流用しようと思います。

最新版にリニューアル
WA/SISで最新型のアンビセフティが装着されていました。これを使った最新版のWARRIOR®を作って欲しいです。 出来れば素材はCBとHWブラック塗装の二本立てを希望します。

ホールド・オープン。