WA/キンバーTLE/RLIIオールシルバーモデル
種別 | 仕様 |
---|---|
発売 | 2005/10/19 |
価格 | 26,000円 |
型番 | WA-KMBD |
バージョン | SCW3 |
スライドノッチ | 非貫通ワイド型、めくれ対策なし |
フロントサイト | ドブテイル型 |
リアサイト | キンバー型 |
トリガー | ラージサイズ、3ホールロングトリガー(銀) |
バレル | アルミ製アウター&真鍮製メッキ無インナー、メタルチャンバー、リコイルスプリングガイド一式 |
セフティ | 5mm軸キンバータイプシングル |
スライドストップ | キンバーには珍しく抜き易い |
フレーム | 実銃用グリップ装着は不可 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
---|---|---|
なし | ||
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
左右両面
実銃の写真
それまでレイルドフレームを採用して無かったキンバーが、DET-1作成の経験をフィードバックして作成したモデルです。
キンバー製M1911のカテゴリ「CUSTOM II」に属するシリーズです。
基本モデルである STAINLESS II にタクティカル系チューニング(フレームのグリップ部分にチェッカー、サイトにトリチウム)を施したのが STAINLESS TLE(Tactilal Low Enforcement) II 、更にレイルドフレーム化したのが STAINLESS TLE/RL(RaiL) II という訳です。
右側面。
最大にして唯一の特徴
それがレイルドフレーム装備という事です。逆にそれ以外はSWAT IIと殆ど変わりません。
WAで発売しているTLEはSWATバージョンなので、リアサイトが細い所が違うくらいです。
そうなるとこのレイルドフレームの出来がこの製品の評価を左右するのですが…
全体的な雰囲気は良く出ています。段差が付いて肉厚になったフレームといい、下部の凹凸の複雑な造形といいよく再現していると思います。 ただ、実銃と見比べると結構違います。
実銃との違い。
実銃はもっとガイドレールが太く、レール下部がもっと張り出しており、関連してトリガーガード〜レールのカーブもきつくなっています。
前部と後部
キンバーはプラグよりリコイルスプリングガイドの使用率が高いです。リアサイトはこのタイプが一番キンバーらしくて好きですね。
あとこの手の銃でシングルセフティというのが珍しいです。

前部。

後部。
スライド分解
レイルドフレームに対応したスライドになっています。リーフカット根元にベアリングが埋め込んであるのがそれです。
またマガジンは一見ノーマルに見えますが、ケース側面がスリットの珍しいタイプです。
SCW2ではアウターバレルはアルミ製が多いです。
スライド分解。
フレーム分解
キンバー系のハウジングは現在でも一貫して古いタイプのストレートハウジングです。
フレームから若干はみ出てしまい、一体感が少ないので改善して欲しい所です。
フレーム分解。
実射
ブローバックは調子も良くトリガーやシアーのガタツキもありません。
メタルグリップ装着で重くなっているにも関わらず、リコイルも強いです。
作動時はベシベシとかなり良い音がします。
例によって命中精度は省略です。
総評
細かく見ると違いますが、レイルドフレームの雰囲気はかなり良い、というより金型の関係でこれ以上改善しづらいと思います。
メタルグリップの重さをものともしないリコイルはかなり気に入っています。
キンバーの基本モデルとして、もっと売れて欲しい銃です。
- レイルドフレームの全体の雰囲気
- リコイル
- レイルドフレームの細かい再現度
- ハウジングが旧タイプ。一体感のある新型にして欲しい
レイルドフレームを使ってキンバー系の自作カスタムを作ろうと思います。
部品 | 症状 | 対策 |
---|---|---|
特に無し |
SCW3で再販して!!
SWATと並ぶキンバーの基本モデルだと思うのですが、何故かSCW3で全くリニューアルされていません。
当モデル発売時、ブラック、シルバー、ハーフシルバーと三種類も発売されてかなり力が入っている様でした。
軍や警察で採用という後ろ盾が無い事から、あまり売れなかったのでしょうか。
ホールド・オープン。