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WA／（キンバー）ICQBピストル カーボンブラックHW

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ジャンル	作品	使った人
―――	―――	海兵隊DET-1
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述

海兵隊のSOCOM傘下にあるDET-1（Detachment-1：分遣隊1）がキンバー社に発注して作らせたピストルです。 特徴的なのは外付けされたDawson Precision（ドーソン・プレシジョン）社のマウントレール。 何故20ミリの汎用レールじゃないとかと言うと、当時使っていたシュアファイアの規格に合わせたんだそうです。キンバーのラインナップに載っていないのは軍の機密性プラス、ドーソンレールの汎用性の低さから製品化を見送ったのではないかと思われます。

左右両面

キンバーはのち、これを改良したとおぼしきWORRIERをラインナップに加えています。 20mmレイルドフレームを持ったモデルの方が一般には売れるという判断でしょう。 因みにMARSOCという名前はWAがつけた商品名で、実銃ではICQBとかDET-1などといわれているものの定着した名称が無いそうです。 SFAヴィッカーズ同様、機密性故の現象と思われます。

個人的に気になったのがサムセフティとマガジン。キングス製アンビセフティとウイルソン製マガジンという組み合わせはMEUピストルのそれと全く同じです。 キングスは分かりませんが、ウイルソンのマガジンは信頼性が高く、軍で人気があるという話を聞いたことがあります。

MARSOCと違うの？
中古品をネットオークションで入手。最初に気になったのが名前です。 見た目MARSOC（マーサック）と一緒なのに名前はICQB。結論を言うとCB化したMARSOCであり、全く同じです。 実銃の名称で定着したものが無いのを逆手にとって「新製品」ぽく見せる営業判断と思われます。

右側面。サイドポリッシュがいい感じ

結構良いかも…
カーボンブラックHWのスライドとフレームを採用しており、更に側面が軽く磨かれています。 これがなかなか「来る」ものがありました。

シリーズ70等の色が変わるほど豪快な磨きではないのが味となっており、 現在のビンテージやバトルダメージVer.に通じるものがあります。 CBに懐疑的だったのですが、初めて「カーボンブラック良いかも…」と思ってしまいました。

またノッチ対策のプレートが埋め込まれているのですが、この位置がノッチとほぼツライチになっておりとても見栄えが良いです。今まで見たものは全てプレートが少しはみ出していました。ノッチを保護するなら少しはみ出していた方が良いと思いますが。

残念だったのがパーツの色。CBに合わせたダークグレーとなっています。黒が良かった…。あとはMARSOCに付いて来た20mmレール変換アダプターが付いていませんでした。中古品故の欠品かもしれませんが、あれはあった方が良いと思います。

メッキインナーバレル
最近の製品ではインナーバレルが真鍮ムキ出しが多いですが、こちらメッキされています。 CBは全部真鍮バレルと思っていたので意外でした。

実射
撃ち応えは普通。ベシベシと小気味良くブローバックします。 気のせいかもしれませんが、CB製品の作動は通常のHWよりも硬質な感じがします。

総評
思ったより良かったという印象です。特に仕上げが気に入りました。 WA製品の仕上げについては色々いわれていますが、満足できる製品ではないでしょうか。 ただこのレポートを書くに当たってGUNNETを見たところ、既に売り切れていました。 09モデルとして再販される可能性もありますが、多分値段も大アップでしょう。 市場在庫を見つけたら、入手することをお勧めします。

どうでも良いことですが、ずっとIC「BQ」とカン違いしてました…CQBって考えりゃ分かる事なのに。

• サイドポリッシュされたスライド＆フレーム
• インナーバレルがメッキされている

• パーツの色がダークグレー

特に考えていません

部品	症状	対策
特に無し

あまりゴシゴシ磨きすぎずこの位の軽〜いポリッシュで止めて、お手ごろ価格でバリエーションを作って欲しいです。

ホールド・オープン。FLASHを当てて、側面の磨き具合を強調してみました