タナカ/コルト.380オートHW
ジャンル | 作品 | 使った人 |
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なし | ||
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
左右両面
M1911のスケールダウンモデル
実銃の写真 を見て分かるとおり、M1911をそのまま縮めた様なコンパクト・オートです。
口径は.380ACP(9mmショート)弾で、使い勝手を限りなくM1911似せています。
但しトリガーの動きはM1911特有の前後動作ではなく円運動です。
バリエーションとしてグリップを縮めたマスタングと言われるモデルもあり、通常M1911を使っている人のバックアップ用や護身用として作られましたが、現在は製造中止となっている様です。
右側面。
うわ小っさ!!
というのが第一印象。中古品をネットオークションで入手したのですが本当に小さいです。
M1911にもコマンダーやオフィサーズの様に切り詰めたモデルはあります。 しかしブリーチやトリガー周り、ハンマーにグリップセフティと言った部分がそのまんななので手に取るとあまり小さく感じません。
いっぽうコルト.380は全体的にスリム化されているので物凄くコンパクトに見えます。持ってみると小指がちゃんと掛からず、自分の手がスティーブン・セガールのごとくでかくなったのかと錯覚するほどの小ささです。
サイズ比較。全長や全高以上にスライドやフレームが小さいのが印象的です
コルトM1911をそのままふた回りぐらい小さくした様な感じなので、M1911が縮んでしまった錯覚を覚えます。 元からこのサイズで設計されていますのでM1911コンパクトモデルの様な「寸詰まり」感がありません。
前部と後部
こうやって見ると本当にM1911と区別がつきませんね。リアサイトはスライドと一体になっています。
ファイアリングピンの表現が無くてマイナスネジなのが残念です。

前部。

後部。
設計は古いです
元々タナカは内蔵タンク&ワリバシマガジンで独自設計のコルト.380を作っていた事があり、これをマグナ用にリメイクした様です。その為実銃と比べると以下の点が異なります。
- スライドノッチが貫通している(実銃は非貫通)
- スライドノッチの位置が違う(実銃はもっと前です)
- シアスプリングが露出しており、グリップで固定する
グリップでシアスプリングを固定するので、実銃用グリップが使えません。しかも組み立てがかなり面倒な為に一度分解した時は戻すのに難儀しました。
実射
シングルカアラムでコンパクトモデルのマガジンですが、銃自体が小さいので小気味良くブローバックします。
メッキモデルだと渋いと言う話も聞きますが、自分のHWモデルでは箱出しで快調に作動しています。心配されるマガジンのガス漏れもありません。例によって命中精度や初速の調査は省略します。
総評
設計の古さはあるものの、タナカ製マグナにしては作動が良好です。
他のメーカーが作りそうも無い銃ですし、興味があれば買いだと思います。
あとはグリップが小さいので手が大きくない人にもオススメです。
- 元々このサイズで設計されているのでバランスが良い
- ラバーコートメタルグリップのお陰で大きさの割に重い
- 最初は渋いタナカ製品にあるまじき作動の良さ
- 基本設計が古い
- スライドノッチの位置が実銃と全然違う
- ファイアリングピンがマイナスネジ
- (多分)実銃用グリップが付かない
実銃用グリップは恐らく付きません。 タナカからメーカー純正木製グリップが出ていますが、スムースタイプなのが残念です。 サードパーティーではキャロムショットが出していますが、フェイクアイボリーのこれもスムースタイプ。 どこかからチェッカーグリップが出ないものかと期待しています。
メーカー | 製品 | 価格 |
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タナカ | 380オート用 木製グリップ | 4,043円 |
キャロムショット | ミニガバ380オート アイボリー | 5,040円 |
部品 | 症状 | 対策 |
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特に無し |
S&Wオートとか出ないんですか?
今回のコルト.380はタナカが昔出していたブローバックモデルをマグナ用にアレンジしたものです。
この方式で昔出していた機種をリメイクして貰いたいですね。
S&Wのサードバリエーション(M1006やM1076、M4505など)も昔出していましたよね、期待しています。
ホールド・オープン。