JA/スプリングフィールドMEUフォースリーコン
種別 | 仕様 |
---|---|
発売 | 2006/10/中 |
価格 | 25,725円 |
型番 | JA004 |
バージョン | SCW3 |
スライドノッチ | 非貫通ワイド型、めくれ対策なし |
フロントサイト | ドブテイル型 |
リアサイト | ノバック型 |
トリガー | ラージサイズ、3ホールロングトリガー(銀) |
バレル | アルミ製アウター&真鍮製メッキ無インナー、プラ製チャンバー、プラグ一式 |
セフティ | 5mm軸キングスタイプアンビ |
スライドストップ | 凄く抜けにくい(軸の先端が平らなのも影響) |
フレーム | 実銃用グリップ装着は不可 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
---|---|---|
――― | ――― | 米海兵隊 |
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
左右両面
基本的な説明は、 WA/MEUピストル・アーリーモデル(グレー) をご覧下さい。
元になった「スプリングフィールド・プロフェッショナルモデル」はWEB上の通常ラインナップには載っていません。 カスタム のページでダウンロードするPDFファイルの「M1911-A1 CUSTOM WORKSHEET」に載っています。 また TRP(TM)モデル という普及版が通常ラインナップに載っています。
通常のプロフェッショナルと一部仕様が変わっており、
・スライド前部にもセレーションが入っている
・アンビセフティがキングス製
・ハウジングがS&Aのマグウェル一体型ではなくランヤードリング付きのマグウェル無し
・グリップはパックマイヤーのラバーグリップ
などが異なっています。
右側面。
一番好きなMEUがコレ!
新品をショップの通販で購入。
実銃同様、MEUピストルにはWA製品でも多数のバリエーションがあります。
そんな中でこのピストルだけ新品購入したのは、私の好きな後期型の中で最も再現度が高いからです。
元々WAで渋谷カスタムワークスとして発売されたMEUピストルですが、数あるM1911カスタムの中でも海兵隊が実際に使用する銃という事で大人気となりました。 これに気を良くしたWAでは通常ラインナップでバリエーションを乱発。結果在庫過剰に陥ったというモデルでもあります。
WA製MEUの泣き所
WAのMEUが人気商品から売れ残り商品に転落した最大の理由は「スプリングフィールドのロゴと刻印が入っていなかった」事に尽きると思います。
当時のWAでは商標の関係でスプリングフィールド刻印が使えませんでした。
MEUピストルには「M1911-A1 CAL.45」という著作権ギリギリの刻印がスライド左側に入っているのみで右側はまっさらの無刻印、フレームには前期型がM1911A1ミリタリーを流用していた関係で、後期型にも関わらずミリタリー刻印が入ってたという有様でした。
J-ARMORY製MEUの登場
ユーザーの中にはMEUを購入後、自力orショップでスプリングフィールド刻印を入れていた人物も居た程です。
WAのMEUが物足りなかった私にとって「SPRINGFIELD ARMORY」刻印と「クロスキャノン(交差する大砲)」ロゴが入ったJ-ARMORYのMEUフォースリーコンはまさに「完璧なMEUピストル後期型」だったのです。
実際この製品の人気は非常に高く、J-ARMORY製品の中で最初に売り切れたのがMEUフォースリーコンです。 WAハイスペックと比べるとクオリティが一段低いと見られがちなJ-ARMORY製品ですが、MEUフォースリーコン以降は初期破損などのトラブルが少なく、品質が安定していた事も売れた要員だと思います。
前部と後部
ほぼ真っ黒な銃口部分です。サイトは従来のノバックタイプなので代わり映えはしないものの見易いです。
J-ARMORY製品のノバックサイトは刻印入りです。
前部。
後部。
マズルとスライドストップ
マズルが数ミリ飛び出しています。他にも飛び出しているM1911は多いのですが、ここまでハッキリ出ているのは珍しいです。
またスライドストップはロッドの先端が平らに整形され、フレームとツライチになっています。分解がちょっと面倒ですね。
そしてスライド、フレーム共に完璧にスプリングフィールドのロゴ&刻印が再現されています。
マズル。
スライドストップ。
リアサイト付近とハウジング下部
刻印が入っているだけでノバックサイトのリアリティが引き立っています。
デルタハンマーとキングスタイプのアンビセフティも見事です。
ハウジングは旧来よりもフレームとの一体感が強い新型のラインタイプにランヤードリングが取り付けられています。
リアサイト付近。
ハウジング下部。
唯一の泣き所
といって良いのがバレルです。J-ARMORY製品共通のウィークポイントでもあります。
アウターバレルはアルミ製でライフリングがちょっときつすぎます。真鍮製に比べ軽いのが難点です。
インナーバレルもメッキされていない簡易型。もっとも現在のWA製品もメッキ無しにダウングレード化されています。
メタルチャンバーやスライドノッチプレートは発売当時存在しないので仕方ありません。 フレームと接地面の多い、新型グリップセフティの採用も次回作のセブンミルズからです。
実射
従来J-ARMORY製品は気持ちリコイルが軽い気がしていたのですが、シアの切れもスライドのキックもWA製品と遜色ありませんでした。
例によって命中精度の調査などはしておりません。
総評
当時はおろか2010年現在でも最高レベルのMEUピストルだと思っています。
値段もJ-ARMORYにしては高いと思っていましたが、今のWAの比ではありません。
バレルやグリップセフティといった不満点はあるものの、パーツ交換で解消できます。
- スプリングフィールドのロゴと刻印を完全再現
- 黒いデルタハンマー(当モデルで初採用)
- 新型MSハウジング(これも当モデルで初採用)
- アウターバレルとインナーバレルが安っぽい
コレクション用なのでこのままにしておく予定です。
部品 | 症状 | 対策 |
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特に無し |
リメイクされていない
ビューロやセブンミルズ、オールシルバーのプロフェッショナルなど嘗てのJ-ARMORY製品が続々とWAでリメイク(メタルチャンバー&スライドノッチプレート装備)されているのですが、このMEUはリメイクに該当する製品がありません。
カーボンブラック(CB)素材でWAから発売されたミッドモデルは前後のセレーションが櫛歯状になっており、当製品のノコ歯状セレーションとは違うものです。またバトルダメージバージョンはかなり近いのですが、CB素材に加え仕上げが違いすぎるうえにマガジンがロングタイプです。 売れ行きを考えれば真っ先にリメイクされても可笑しくないのですが、不思議です。
ホールド・オープン。