RIK46【パラオーディナンスV10】(WA/パラオーディナンスH.R.Tベース)
GUN雑誌に載っていたV10ウルトラコンパクト
こちらフレームがパラオーディナンスのハイキャパシティだったんですね。
大容量の小型拳銃。
実銃はかなりキックが強そうで撃ちづらそうでした。
でもガスガンならものすごく面白い銃になるんじゃないかと思ったのが切っ掛けです。
ところが作って写真撮った後忘れてしまいました。
しかしWAが2018年の福袋として、
・【福袋ゴールド】WA
V10/ハイキャパシティ
こちらを発売すると聞いて「昔似たようなの作ったな」と思い出しました。
更に途中まで作りかけのホームページがあることを見つけ「いい機会だから完成させてしまおう」と公開に至った次第です。
左右両面
右側面
V10スライドにパラオードフレームを組み合わせる。
言ってしまえば単純なニコイチに近いですね。
V10スライドにするという時点でスライド一式はほぼV10そのまんま。
今回は黒くしたかったのでオールブラックとフレームシルバーの内から後者を選択しました。
フレームとマガジンもパラオードH.R.Tからそのまんま…だと問題が生じます。
フルサイズフレームのダストカバーとV10スライドのリーフカットが合わない。
作動上問題無いのですが、何とも見栄えが悪い。
解決方法としてコマンダーサイズのパラオード「コンバット・プラス」のフレームを使う方法がありました。
WAのM1911はコマンダー以下の短いスライドは全てコマンダーのフレームとリーフカットが一致するという特徴があります。
お陰でV10やオフィサーズのスライドの長さがリアルじゃない!と突っ込まれるのですが、自作カスタムでは都合がよろしい。
しかしこちらパーフェクト・バージョンでしか発売されておらず(当時)入手は困難、たぶん無理だと思っていました。
ある日WA渋谷店4Fに行った所、図った様に「コンバット・プラス」のフレームが売っていたんですね。
「これはトイガンの神が『作れ』と言っているに違いない」
シャーシをSCW Ver.3に入れ替えれば問題なく使えた事もあり、制作を決意しました。
基本はV10とパラオードH.R.Tのニコイチカスタムです。
ぶっちゃけ両方持っている人は組み換えでスグ出来ちゃう。
それだけだと面白く無いので多少ヒネリを効かせました。
・基本的に黒一色にする。
・一部にシルバーを使ってアクセントにする。
こんな感じで制作しています。

前部。

後部。
分かりにくい拘りとして「黒いトリガー」が挙げられます。
基本的にH.R.Tのトリガーは殆どシルバーであり、パラオード用の黒トリガーはミルスペックモデルくらいしか使われていません。
また「コンバット・プラス」のフレームの滑り止めはライン(縦線)タイプでチェッカーではありません。
これに合わせるためにメインスプリングハウジングもナショナルマッチ用のラインタイプを組み込んでいます。
グリップセフティはお気に入りの「ヴィッカーズ」タイプをチョイス。
グリップスクリューはH.R.Tオールシルバーモデルのシルバーメッキタイプを使用。
アクセントという意味もありますが、手汗で錆びやすいのでサビ防止の為でもあります。
日付 | メーカー | パーツ名称 | 価格 | 入手先 |
---|---|---|---|---|
ベースガン | ||||
2011/03/18 | WA/V10ウルトラC07FS | 本体 | 0 | 流用 |
2011/03/18 | WA/パラオードHRT_Ver3 | 本体 | 0 | 流用 |
スライド部分 | ||||
2011/03/18 | WA/V10ウルトラC07FS | スライド | 0 | 流用 |
2011/03/18 | WA/V10ウルトラC07FS | FRサイト(Fサイト) | 0 | 流用 |
不明 | JA/スプリングフィールドFBI | FRサイト(Rサイト) | 0 | 流用 |
なし | なし | バレルブッシング | 0 | 流用 |
2007/11/27 | WA/V10ウルトラC07AS | プラグ一式 | 0 | 流用 |
2011/03/18 | WA/V10ウルトラC07FS | アウターバレル一式 | 0 | 流用 |
2011/03/18 | WA/V10ウルトラC07FS | チャンバーカバーピン | 0 | 流用 |
2011/03/18 | WA/V10ウルトラC07FS | インナーバレル一式 | 0 | 流用 |
2011/03/18 | WA/V10ウルトラC07FS | ブリーチ一式 | 0 | 流用 |
スライド計 | 0 | --- | ||
フレーム部分 | ||||
2006/07/21 | WA/パラオードHRT_Ver3 | フレーム一式 | 0 | 流用 |
2006/07/21 | WA/パラオードHRT_Ver3 | グリップカラー×2 | 0 | 流用 |
2010/08/09 | WA/パラオードLTD | スライドストップ | 0 | 流用 |
2010/08/09 | WA/パラオードLTD | マガジンキャッチ一式 | 0 | 流用 |
2010/11/07 | WA/パラオードHRT_Ver3Mil | トリガー一式 | 0 | 流用 |
2006/07/21 | WA/パラオードHRT_Ver3 | サムセフティ | 0 | 流用 |
2006/07/21 | WA/パラオードHRT_Ver3 | プランジャー一式 | 0 | 流用 |
2006/07/21 | WA/パラオードHRT_Ver3 | ハンマーピン、シアーピン | 0 | 流用 |
2010/11/07 | WA/パラオードHRT_Ver3Mil | ハンマー一式 | 0 | 流用 |
2010/08/14 | WA/NHVT | グリップセフティ | 0 | 流用 |
不明 | WA/コルトGCNM_BK | MSハウジング | 0 | 流用 |
2010/08/14 | WA/NHVT | 内部パーツ一式 | 0 | 流用 |
2010/08/20 | WA/パラオードLTD | マガジン一式 | 0 | 流用 |
2010/08/20 | WA/パラオードLTD | グリップ | 0 | 流用 |
2010/08/20 | WA/パラオードLTD | グリップスクリュー×4 | 0 | 流用 |
2011/05/03 | WA/パラオードHRT_SV | グリップスクリュー×4 | 0 | 流用 |
フレーム計 | 0 | --- | ||
XXXX/XX/XX | 旧MGC | シューティングスター・チェッカーグリップ | 4,800 | 不明 |
小計 | ** | --- |
※ベースガンの値段は除外してあります
※価格の前に『@』とある場合は定価、その他は実売価格(実際に買った値段)です
GUN雑誌に載っていたハイキャパV10はフレームも切り詰めたタイプでしたが、フレームとマガジンとそれに伴うパーツの短縮は出来ませんし、やる気もありませんでした。
以前ワートホッグを作っていた人が居ましたが、あれは「改造」というより「製造」だと思います。
目論見通り短いスライドを大型マガジンで勢い良くブローバックする楽しいモデルになりました。
ホールド・オープン。
他に気になる所はグリップくらいでしょうか。
パラオード用木製グリップを以前個人輸入しようとしたのですが、3週間待たされても入荷せず断念しました。
グリップに光。実際の色味はこちらの方が近いです。