思い出のモデルガン~マルシン/ブローニング・ハイパワー・ミリタリー

父コレその3
父が持っていた中で一番好きだったのがハイパワー。
装弾数13発。
一番最初に作られたのに凄く握りやすいグリップ。
後発のS&Wってなんであんなに太いんでしょうね。
多弾数こそ全てと思っていた当時の私にとってマストアイテム。
昔はあまり好きじゃなかったガバメントと違い、ハイパワーは昔も今も大好きです。

但し500m(だったと思う)というタンジェントサイトは子供心にも無理があると思ってました。
あとダブルアクションじゃないのが気になっていた。
そこは友人の持っていたワルサーP38や以前紹介したベレッタM84が羨ましかった。
今じゃ「シングルアクションで十分」なんで、変わるものですね。

そしてこれもベレッタM84同様マガジンセフティが無いのが気になった。
マガジン抜くと手動ハンマーダウン出来ないというはえらい面倒でしたね。
しかしそれを差し引いても魅力は十二分。
ダブルアクションでマガジンセフティをオミットしたハイパワーがあれば最高。
当時の私はそう思っていた。
そこで「ブローニングBDM」を出すのは勘弁して下さい、あれはちょっと。

いつか買う!
ベレッタM84の例に漏れず、自分もいつかハイパワーを買いたいと思ってました。
でもミリタリーはサイトがちょっと。
マルシンのハイパワーは三種類あります。
ミリタリー、カナディアン、コマーシャル・ビジランテ。
最初コマーシャル・ビジランテを狙っていた。
唯一のスパーハンマーだし、リアサイト周りがスッキリ。
やがてカナディアンに心変わり。
フロントサイトがドブテイルかつ見やすそうなのがポイントでした。
ミリタリーとコマーシャル・ビジランテのフロントサイトは半円。
そして私が買ったのは…ピンダッドモデルでした。

三種類と言ったな、あれは嘘だ。
メインで売っているのが上記三種類。
それ以外の限定品が更に三種類あったんです。
それがセントルイス、ピンダッド、チャイニーズ。

セントルイス…これの出自はよく分かりません。
ピンダッド…インドのピンダッド工廠モデル。
チャイニーズ…中華民国、所謂台湾モデル。

基本的にコマーシャル・ビジランテの刻印バリエーションです。
更にセントルイスとピンダッドには刻印にホワイトが入り、グリップが木製になった豪華版があった。
完成品のみなんですが、何故か手に入れてしまった。
CMCチーフでも出てきた「パルコ・ホビーバザール」です。
ここで6000円ぐらいで売っていた。
完成品にして限定品がお値打ち価格で手に入る。
私の心の天秤がカナディアンから傾きました。
かくして遂にハイパワー入手が相成ったと。

地味に豪華。
5発しかカートが付いてこないキットと違い、ちゃん13発付いてきます。
そしてピンダッドのカートには刻印が打ってあった。
父のミリタリー(キット)のカートは無刻印。
初期の製品だからか、完成品だからなのか、 豪華版だからなのか。
何故違うのかは分かりませんでしたね。

不遇の名銃。
個人的には大好きなハイパワーですが、日本のトイガンではあまり恵まれていません。
世界的には最も量産された拳銃と言われるほどメジャー。
なのに日本ではガンマニアしか知らない拳銃止まり。
まあメディアの露出が少ないからでしょうね。
要するに映画やドラマやマンガやアニメやゲームで使っている人が少ないという。
かつてマルシンが「ハイパワーMKIII」をモデルガンで出すというアナウンスがありました。
そして現在に至るまでなしのつぶてです。

エアガンにも反映されている気がする。
決定版といえるモデルが無いんです。
ぶっちゃけて言うとWAかKSCか東京マルイがガスブローバックで出してない。
タナカワークスがマグナで出しているじゃないか!
外観は最高です、外観は。
実銃用グリップも無加工で付きますし。
しかしマグナとは思えないほどブローバックにキレがありません。
タナカは マグナエンジンを持て余している気がします。
基本的に古い銃は売れない。
ガバメントやルガーP08ならともかく、今ハイパワー作れというのは厳しいのかもしれませんが。


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