【カスタム】東京マルイ/S&W M&P 9L PCポーテッドにNINE BALL[Laylax]製カスタムトリガー「TAU」とハンマースプリングを取付



M&P 9L PCポーテッドは良い銃だ!

まずM&Pという名前が良いですね。
往年の名銃M10ミリタリーポリスにあやかっています。
次に9L(9mmロング)の名の通り、5インチであること。
最近では所謂コマンダーサイズが自動拳銃の標準サイズになっているのですが、私がベストだと思うのは5インチオートです。
またグロック系御用達のトリガーセフティのみならず、サムセフティが付いているのもM1911好きな私にとってポイントが高い。

だがここはイマイチだ!1:トリガーセフティ

M&Pではグロックと違い、上下分割式のトリガー&トリガーセフティを採用。
こちら嘗てS&Wが製造し、グロックに似すぎて訴えられたSIGMAと同じトリガーです。
言わば受け継がれた貴重なSIGMAの遺伝子なんですが、どうにも好きになれません。
壊れたことは無いのですが「下半分がポッキリ折れて撃てなくなる」イメージがどうしても付きまとう。
またこの上下分割トリガーはトイガンでは上が亜鉛合金、下がプラスチックのハイブリッド構成になっています。
指の触れる部分がプラスチック、しかもグロックと違って細いのでグニョ~ンと弾力のある感じがするのも今ひとつ。

だがここはイマイチだ!2:ハンマースプリング

M&Pはハンマースプリングがやたら硬い様で、コッキングがかなり重いです。
スライドにとってかなりの抵抗になるのか、ゆっくり手を離すとスライドが引っかかって戻らない。
特にスライドの長い9Lだと影響が大きいらしく、寒くなるとスライドが下がり切らずに装填不良(BB弾が装填されない)が起きています。

そんな訳で自分にとって最高のM&Pにするべく以下のパーツを投入しました。





NINE BALL[Laylax]/カスタムトリガー「TAU」

アルミ一体型の金属製トリガーで、トリガーセフティがオミットされます。
M&Pにはトリガーセフティとサムセフティの2つのセフティが存在します。
どちらか1つしかない拳銃が大半なので、一つ削っても問題ないという話ですね。
因みに同じNINE BALL[Laylax]製のパーツでサムセフティを外した穴を埋めるパーツも存在します。
要するにM1911とグロック、どちらのセフティを取るかという話ですね。

なおメーカーでも言ってますが「両方使ってセフティの無いモデル」を作るのは止めましょう。
そして最大の特徴は2本のイモネジでトリガーの開始位置と終了位置を調整出来る事です。
突き詰めれば競技銃の様なショートストロークトリガーにする事が出来ます。
取り付るにあたっては、ライラクス自身がYoutube動画を上げていますので、そちらを参考にしました。

個人的に難儀したのはトリガーバーピンでしょうか。
カスタムトリガーの穴がキツくて結局真っ平らになるまでピンが入らなかった。
コンマ数mm出っ張っていますが、作動に支障が無いのでそのまま組込んでいます。




NINE BALL[Laylax]/ハンマースプリング

コッキングが硬い・スライドの動きが渋い・スライドが引っかかる。
そんな悩みを解決してくれるパーツです。
気温に応じて2種類のハンマースプリングと、1つのシアースプリングが付属します。
2つあるからお得…よりも困りました。
1個で良いから迷わない様にしてくれ。
簡単に交換できないパーツなので、季節によってバラして組み替えるのが面倒くさい。
どちらか一方で違う条件でもそこそこ動いてくれないものか。
取り付けには先に同じパーツを取り付けた人のYoutube動画を参考にしました。


こちらを拝見した所、低温用のハンマースプリング(黒い方)の使い勝手が良いとの事で、そのまま倣うことにしました。
分解組み立てで難儀したのはリターンスプリング。
どうやって付いていたのか、よく確認せず分解したので組み立てる時四苦八苦しました。

あとハンマー部分ではありませんが、フレームのロールピン×2が面倒でしたね。
普通のピンは半分くらい抜くと後は簡単に抜けるのですが、ロールピンは最後までピンポンチと金槌使わないと抜けません。
衝撃に強いのでしょうが、分解時は非常にやっかい。



カスタムトリガーの調整

イモネジ×2で引きしろを調整するのですが、本来はネジロック剤を塗ってベストの位置で固定するものです。
ネジロック剤持ってない。
よって仮止めとなります。
更にM&Pでも9Lはもうひと工夫が必要。
9Lには元々トリガーストップが付いています。
こちらカスタムトリガーのイモネジと見事にバッティング。
パーツの説明にもありますが、9Lに使用する際はどちらかを外す事になります。
当然イモネジ。
理由はトリガーの後ろにネジがニョッキリ出ているのが嫌だから。

ハンマーが落ちない。

イモネジ外してカスタムトリガーを付けると、予想通りというかハンマーが落ちません。
カスタムトリガーはノーマルよりも位置が後ろになるので、シアを引き切る前にトリガーストップにブチ当たってしまうからです。
つまりトリガーストップを引っ込める必要があります。
このトリガーストップ、後ろから六角レンチで出っ張りを調整できます。
パームスウェルを外してフレーム後部から六角レンチを入れるのですが、普通の六角レンチで出来ました。
てっきり長い六角レンチが必要かと思ったので、助かりました。
またトリガーストップを回す際にはマガジンキャッチスプリングが邪魔になります。
マガジンキャッチを押しながら作業することになります。



トリガーの遊びを調整。

次にトリガー上部の短いイモネジを調整します。
イモネジを押し出すとトリガーの開始位置がどんどん後ろになっていきます。
トリガーがほぼ垂直になると5mm程しか移動しない超ショートトリガーになります。
但しトリガー戻してもリセット(また撃てる状態)出来ない。
やりすぎは禁物、多少遊びを作ったほうが良さそうです。

コッキング軽い!トリガーの切れも良い!

あれほど気になっていたスライドの引っ掛かりが確かに解消しました。
粘るようなトリガーでも無くなり、理想のM&Pが完成しましたね。
因みにこのカスタムトリガーは色のバリエーションが何種類かあります。
そんな中でシルバーを選んだ理由は「エッジが立ってて指が痛い」というレビューを見たからです。
痛かったら削る、削っても大丈夫な色=シルバーだったんですが、特に指は痛くありませんでした。


ハンマースプリングは再考の余地あり。

いい話ばかりでありません。
スライドの引きが劇的に軽くなったハンマースプリングなんですが、弊害が出ました。
スプリングが軽くなると、弱い力でハンマーを起こせてスライドの引きも軽くなる。
逆に考えると打撃力が弱くなる。

暑い日にしばらく置いたマガジンを撃とうとすると、1発目が目に見えて弱い。
それどころか最悪BB弾だけ出てブローバックしない。
多分気化したガス圧に負けてバルブを十分叩けていないんですね。
低温用のハンマースプリングで夏は厳しかったか…。
面倒ですがハンマースプリングは高温用に変える、あるいはノーマルに戻すことも考えた方が良さそうです。







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