マルシン/ベレッタ92SB スーパーエクセレントHW・ダミーカート仕様モデルガン 簡易レビュー
遂に手に入れた。
最近めっきり見なくなったマルシン製モデルガン、ベレッタ92SBを手に入れました。
いやマルシンのベレッタ92なら今でも売ってるじゃんというアナタ。
このモデルはちょっと違います。
マルシンが今も作っているのは92FSタイプ。
- スクウェアトリガーガード
- 厚手のマガジンバンパー
- カットの入ったグリップ
が特徴の現用タイプです。
この92SB、元はスズキ製作所が作ったモデル。
- ラウンドトリガーガード
- 薄手のマガジンベース
- カットの無いグリップ
FSより前のバージョンのSBです。
その後ACG(アメリカン・コレクターズ・グループ)によって再販され、更にマルシン工業から発売されることになりました。
のちマルシンは別にベレッタ92FSを製品化。
似て非なる銃が同じメーカーで販売される運びになった訳です。
3度目の92SB
因みに私、過去にこの銃2回買ってます。
最初に買ったのは忘れもしない学生時代。
それまでキットしか買ったことのない私が初めて買った完成品モデルガンです。
当時最先端を行くダブルアクション・ダブルカアラムの自動拳銃。
しかしモデルガンは意外なほど少なかった。
ぶっちゃけMGCのS&W M59しか無かったんですね。
のちスズキ製作所が92SBを作っていることを知ったのですが、当時もう売っていなかった。
つまり私はスズキ製92SBは入手していません。
ACGが再販!~1度目の購入
ある日GUN雑誌の広告でACGなるメーカーが旧スズキの92SBを販売すると告知を出しました。
このACGはレプリカガンと称して高級モデルガンを少数限定で販売していたメーカーでした。
そこがスズキ製のプラスチックモデルガンを売るということで驚きましたが、それ以上に驚いたのが値段です。
当時の価格で2万円弱。
それまでいいとこ5千円、それもキットしか買った事が無い私には途方も無い値段でした。
しかしどうしても欲しい。
バイト代の大半を注ぎ込んで生まれてはじめて買った完成品モデルガン、それが92SBでした。
当時92Fや92FSは無く、トリガーガードをスクウェア化して「なんちゃって92F」にするのが流行しました。
米軍採用モデルが欲しい人や、Vシネマの「クライムハンター」の影響が大きかったと思います。
マルシンでキット化~2度目の購入
その後更にACGから販売がマルシンに変わりました。
マルシンになってから92SBは色々改良されましたね。
まず表面仕上げがつやのあるABSからつや消しABSになりました。
更に完成品だけでなくキット販売もするようになった。
ACG版を人に上げてしまったので、このキットを再び購入しました。
そして3度目の購入。
キットを完成させた2丁目も手放してしまい、モデルガンも買わなくなってしばらく経った頃。
また92SBが欲しくなってきました。
2丁目を買った後もマルシンは改良を続け、
92SBはHW化されたりセンターファイアー化されたりカートが92FSと共通化されたりしてました。
しかしとんと見なくなった。
巷にあふれるのは昔と逆で92FSばかり、92SBは殆ど見当たりません。
先に言った様に92SBは元々設計が古く、恐らく92FSとは製造ラインも別。
もう作らないんじゃないかと思いました。
しかし今はネットオークションがある!とひたすら出品されるのを待ちました。
但し92SBなら何でも良いという訳ではなく、
- HW樹脂製
- ベレッタ刻印とロゴが入っている
新し過ぎてもロゴがマルシンになってしまうのでダメだと。
ようやく希望通りのモデルが出品され、多少無理をしましたが落札しました。
エクセレントHWとかダミーカートモデルなのは後から知りましたが、条件クリアしているので気にしません。
箱にビックリ。
段ボール箱にワープロソフトで書いたようなシールが貼ってあるだけ。
ACG時代のベレッタ色溢れる箱とは偉い違いです。
中古品なので箱が違うのかと思ったのですが、横にSPGのシール。
どうやらオリジナルの箱みたいですね。
中を開けると何故か説明書が2冊入っていました。
片方が黄ばんでおり、明らかに封入された時代が違います。
もしかして元のオーナーも私みたいに複数回所有、説明書だけ取っておいたのでしょうか。
状態メッチャ良い!
オークションの写真だと状態はそれなりに見えたのですが、HW樹脂の色ムラだった模様です。
実際に来たモデルは金属パーツのハゲもサビもないキレイなもの。
私が所有した1丁目はセフティが1週間で壊れましたが、こちらもちゃんと機能します。
但しマガジンの保持が甘い。
何か勢いよく叩き込まないと固定されませんね。
今までに遭遇しなかったトラブルです。
マガジンキャッチに原因があるなら交換して対処できますが、フレームだったらどうしようもない。
BERETTA刻印とロゴ!
マガジンは「MARUSHIN」刻印でした。
販売がACGやマルシンに映っても暫くは「SUZUKI」刻印のマガジンが流通していました。
出来ればこちらが良かったのですが、絶対条件ではないので気にしません。
逆に絶対譲れないのがベレッタの刻印とロゴマーク。
狙って買ったので当然ですが、
PIETRO BETETTAがPIERCE BULLETになっていたり、PBがPPになっていたり、三本の矢のロゴがMIになっていたりはしませんでした。
そしてWAのサブライセンス刻印も入っていない!
一時期マルシンはWAからベレッタの商標を又借りしており、その刻印がフレームのダストカバー先端に入っていました。
ベレッタ刻印だとこっちの可能性もあったのですがこれも無し。
3度目の正直
恐らく今後92SBが手に入る機会は殆ど無いと思っています。
なので末永く愛用して行きたいですね。
92SBも92FSも好きなのですが、前者は女性的、後者は男性的に見えます。
優美さという点では92SBに軍配を上げますね。
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