コクサイ/S&W M10 ミリタリー&ポリス 4インチ 新型旧型比較
上が新型の箱、下が旧型の箱。
上が新型、下が旧型。
ブラックホールで購入したコクサイM10
こちら知人に依頼されたもの。
私がM10を見せびらかした所欲しくなったそうで、ブラックホールで見つけたので代理購入したという訳です。
「比較記事やっていい?」「いいよ」と許可を貰いましたので各部を見比べることにしました。
因みに私の所有している新型M10はグリップが木製に換装されています。
そもそも旧型新型とは何か。
シリンダーとカートの違いで区別しています。
- インサートが薄い円盤でガス抜き穴が無く、内部に火薬を詰めるカートのものが新型。
- インサートが厚くガス抜き穴が空いており、先端に火薬を詰めるカートのものが旧型。
この区別は私独自のものなので、人に言っても通じるかは分かりません。
ぱっと見旧型の方が発火した時に火薬の抜けが良い様に思えます。
他方でインサートが厚くなるためカートが短くなり、.38スペシャルや.357マグナムなのに9mmパラベラム弾みたいなサイズになってしまう。
これは旧MGCのリボルバーでも同様でした。
新旧の違い。
フレームの材質が旧型がABS樹脂、新型がHW樹脂ですがこれはどちらもあった(と思う)ので除きます。
因みに旧型の重量はカート無しで390g…軽いです。
- 箱
旧型の方が簡素な感じですが、中古品なので正規の箱じゃない可能性もあります。 - トリガーとハンマーの仕上げ。
新型はどちらも黒染めなのに対し、旧型ではトリガーがニッケルメッキ、ハンマーがメタルフィニッシュのような仕上げです。 - バレルインサート
新型のほうが手前まで来ており、旧型の方は奥まっています。 - フレームのシリンダーヨークが収まる部分。
旧型では肉抜きされています、多分ヒケ対策だと思われるのですが残念ですね。
新型はみっちりと埋まっています。 - エジェクターロッドシュラウドのピンの長さが違い、旧型の方が若干長い様に見えます。
このせいか旧型はエジェクターロッドの収まりが悪く、すんなり入りにくくなっています。 - フレームラグ(シリンダーが後方に抜けないための押さえ)の形状。
旧型は単なる半円形で、新型は一見半円に見えますが、よく見るとシリンダーの当たる部分も若干盛り上がっています。 - フレーム右側のMADE~から始まる刻印。
旧型は1行目が「MADE IN JAPAN」新型は1行目が「MADE OF 1984.8」となっています。
またサイドプレートにはどちらもコクサイのロゴマークが打たれていますが、旧型の方が綺麗に入っています。
ロッドを押さえながら入れないとシリンダーが収まりません(旧型)。
カートが無い!
旧型M10は中古品で買った為に、カートリッジが付いていませんでした。
そこで絶版品を扱うショップなどを中心に数件回ったのですが…全然見つからない!
新型カートに切り替わって久しいので中々見つからないとは思ったのですが、まさか全滅とは思いませんでした。
試しに新型カートを含め数種類のカートを旧型モデルに装填しましたが、全部途中までしか入りません。
但しC-TECのダミーカートを分解し、薬莢部分だけ入れると収まりました。
こちら.38スペシャルでも.357マグナムでも行けます。
どうしてもカートが欲しい場合はこれで代用するように、知人に勧めるつもりです。
.38スペシャルカート各種。
左からRIGHT製ダミーカート、C-TEC製ダミーカート、コクサイ純正(新型)。
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