GUN雑誌2016年6月号発売、ガンプロフェッショナルズ2

●ベレッタM9A3
米軍の制式採用拳銃として、75年余り君臨してきたコルトM1911A1。
1985年にこれに代わって採用されたベレッタM9。
もう30年…ということで老朽化とか次の拳銃は、なんて囁かれるようになりました。
どっこいベレッタでまだまだ行ける!
とばかりにベレッタ社もM9の改良版をリリース。
A1で待望の?レールがつきましたね。
A2…これあったの?というぐらい覚えがない。
今回紹介するのがA3です。

21世紀の拳銃。
その特徴は色々あれど、個人的に印象的なのは「色」です。
FDE(フラットダークアース)とかタンカラーと呼ばれる「砂色の拳銃」がとにかく増えた。
これからの戦争は砂漠地帯ばかりで起きる。
とでも言いたいかの様です。
MARSOCに採用されたコルトM45A1は衝撃でした。
コルトの復活に加え「これからは砂色」というトレンドを象徴していた気がします。

ベレッタM9A3もこれを鑑みたのか 全身サンドカラー。
でもよく見るとフレームとスライドで仕上げが違うのかツートーンのサンドカラー。
尚、レバー類は旧来の黒色のままですね。
マガジン本体も見えないし黒なのでは…と思ったらこっちもサンドカラー。

バーテックフレーム完全採用。
ベレッタM9の改良型として作られたバーテック。
レールが付き、トリガーガードが厚くなり、何よりグリップがストレートで薄くなった。
M9A1ではまだグリップは厚いままの「半バーテック」だったのですがA3で完全に同じになりましたね。
前の厚ぼったいグリップの方が良かった。
そんな人のためにグリップを付け替えれば旧来のM9グリップに変わるマルチ仕様。
ここらへんも最近の拳銃に見られる「バックストラップ交換機能」を意識している様に思います。

装弾数17発!
元々M9のバレルはスライドから1cm程飛び出していました。
バーテック等ではスライドとツライチに改められたりしましたね。
M9A3ではこの「飛び出しバレル」を利用して先っぽにサイレンサー(サプレッサーとも)のネジを切りました。

そして新型マガジンの採用。
分厚いマガジンバンパーまでマガジン本体が伸びている。
これで装弾数を15発→17発へ増量。
グロック17を多分に意識した感があります。
たった2発でも「負けている」というのを何とかしたかったんだろうなと。

●この拳銃に会いたかったって本当?
読者の参加コーナーで、憧れの実銃について「思い入れたっぷり」に語るもの。
今回のお題がコルト・トルーパー。
トルーパーのファンなんて居たの!?
…失礼、本人が好きならどうこういうべきではありません。

ただマスターピースと呼ばれるコルトSAAとコルト・パイソン。
また日本の刑事ドラマなどで割と使われていたコルト・ローマン。
加えてMGCのモデルガンキット最安値だったので買いやすかったコルト・ローマン。
これらに比べるとコルト・トルーパーはかなり印象が薄いです。

ローマンと同じコルトの廉価リボルバーという位置づけのトルーパー。
ローマンが固定サイトなのに対しトルーパーは一応可動サイト。
仕様としては豪華なんですが、とにかく地味な印象だった。
読者レビュアーはMGCやコクサイ製に言及してましたが、
KSCはどうした。
最後発でありMkVメカを搭載したキングコブラ、トルーパー、ピースキーパー。
これが決定版だろうと思うのですが。


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