GUN雑誌2015年11月号発売2、ガンプロフェッショナルズ。

SATマガジンはいずこ。
最近の本屋ってガンプロとアームズ、ちょっとだけコンバットを置いているイメージがあります。
SATマガジンはガンショップに行かないと手に入らないのかな。

コルト/ガバメント・シリーズ70。
映画用プロップとして紹介されていたライト付きシリーズ70。
これ映画「スピード」でキアヌ・リーヴス演じるジャックが使用していたと聞いてビックリ。
てっきりキンバーあたりが使われていると思っていました。
どノーマルにライト付けていたんですね。
更にこちら9mmモデルと聞いて二度ビックリ、.45じゃなかったんだ…。
でも理由を聞いて納得。

表紙とタイトルはシリーズ70ですが、他にも色々なM1911が紹介されていますね。
まず名前は聞いたことあるけどどんなカスタムかよく知らなかったブライリーカスタム。
1990年代のモデルなのでサムガード&グリップセフティキャンセル機構が懐かしい。
レースガンでは不要とされたグリップセフティですが、タクティカル主体になると復活しましたね。

そして「センチメーターマスター」で有名なポール・リーベンバーグの作ったキャリーコンプ。
カーブのきついビーバーテイルがセンチメーターに通じるものがあります。
S&Wのエンジニアだった彼が独立&設立したのが「ピストルダイナミクス社」です。
ここのカスタムをWAで作らないかなと思っているんですが…未だに1モデルも出してくれない。
知名度のあるセンチメーターマスターなら…独自パーツ多くて値段が跳ね上がるでしょうね。
それに今の時代、レースガンよりタクティカルの方が売れる。
更に言うと懐古趣味カスタムは思ったより売れない…。
ボブチャウは例外として、ピンガンやホーグ・ロングスライドは不遇でした。

HK P30SK V1。
サードジェネレーション時代のS&Wを髣髴とさせる、
似たようなモデルが多くて何が何だか分からないH&Kのハンドガンシリーズの一つです。
最近のH&K、作りすぎだろと思うくらいニューモデル出しまくり。
でも全部USPの亜流に見える。
のは自分が年をとったからか。

昔のH&Kの拳銃のほうが少数精鋭でインパクト強かったですね。
でも機構が独自すぎて売れなかった(あとマルク高)。
だったらアリモノで作ってやるよ!
と出したUSPが大ヒットしたのは凄い皮肉に見えました。

トーラス/The Judge。
.410ショットシェルが撃てるリボルバー。
なのでシリンダーが妙に細長いです。
一見不格好ですが、そのせいでかなりインパクトが有ります。

ブラジルのガンメーカーであるトーラスは個人的に好きです。当初は、
リボルバーはS&W、オートはベレッタ。
のコピーメーカーに過ぎなかったのですが、現在では新素材や新機構をいち早く取り入れるアグレッシブなメーカーというイメージ。
これ最初は真似から入るけど、独自発展させる 日本のモノづくりに通じるものがあります。

因みにトーラスのベレッタコピーはベレッタでは旧式とされるフレームにサムセフティが付いているタイプ。
これが好き、M1911と同じ感覚でコック&ロックが出来ますからね。
ベレッタとライセンス契約を結んだのが旧式の時代だったためこれしか作れなかった。
その後時代はコック&ロック→ダブルアクション&デコッキングへ。
お陰で本家が取りやめたセフティ(最近はSTOKなどで復活)を残す結果になりました。

トイガンではマルシン工業位しか作っていないトーラス。
・マルシンはベレッタ92のモデルガンを作っている。
・マルシンはトーラスPT-92の固定ガスガンも作っている。
トーラスPT-92のモデルガンをいつか作ってくれるはず。
と待っているのですが、出してくれないものでしょうか。
個人的には厚手のトリガーガードがネック→新規金型が必要(金がかかる)と思っています。

HK4。
Toshiが紹介するモデルの中でも個人的に大ヒット。
プレUSPのハンドガン全部(HK4、P9S、VP70、P7)揃ったんですね。
モーゼルHscの正統後継者、何しろH&Kは旧モーゼルの技術者ですからね。
ハンマーとかモロHscという感じです。

HK4の由来が4つの口径(22、25、32、380)にコンバージョンで対応と初めて知りました。
「装弾数17発だから」 グロック17というネーミングとシンパシーを感じます。
手堅いモデルなのにあまり聞かないのは何故だろうと思ったら色々難点もあった様で。
てっきり「PPKよりHscがマイナーだからHK4も知名度が低い」のかと思ってました。

グリップが割れる、ハンマーバイトそしてリコイルバッファーの破損。
特にリコイルバッファーはターク高野が4丁持っているHK4で全部壊れたそうで。
フレーム前方の黄色がかった白いパーツの事でしょうか。
技術が売りのH&Kが何故改良しなかったのかが謎です。
そして「小さい割に起こしやすそう」なハンマーが結構難点だったというのがショック。
もしかしてモーゼルHscも同じ欠陥抱えているのでは…と思ってしまいました。
ハートフォードが「モーゼルHsc」のモデルガンを鋭意製作中だけに気になるところです。


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