思い出のモデルガン~MGC/コルト・コンバットエリート

夢の技術がまたひとつ。
プラ製モデルガン最大の弱点であった「軽さ」を克服したHW樹脂。
でもそのHW樹脂にも弱点があった。
ブルーイングは出来るがメッキが出来ない。
なのでHW樹脂のシルバーモデルは塗装がメイン。
これが銀というよりは白でいかにも塗装然としていました。
しかしMGCはまたもやってくれました。
HWにメッキする技術を引っさげ、コルト・コンバットエリートをリリースして来たのです。

因みにコルト・デルタエリートと同時発売 でした。
こちらはHWメッキの前に完成させていた「スーパーブラックフィニッシュ」仕上げ。
こっちも気になってはいましたが、唯一の10mmカート仕様というのが減点対象。
10mmなんてこの銃しか使わないだろう。
MGCもコスパ悪い事するもんだ、なんて思っていました。
もしかしたら後ブレンテンを発売する目論見があったのかもしれませんが。
いや、それ以前に「センチメーターマスター」があったか。

ターミネーターの銃だ!
コンバットエリートと言えば映画「ターミネーター2」でシュワルツェネッガーが使ったハンドガン。
Hasta la vista, baby!!(アストラビスタ、ベイビー!=地獄で会おうぜ、ベイビー!)
一度はT1000を粉砕した45オートです。
実はこれ違ったんですがね。
ホントはデトニクスのフレームにコルトのスライド、しかも口径は9mmという有り合わせ?カスタム。
フレームシルバー、スライドブラック&ラバーグリップという特徴。
WAがガスブローバックで出すまでずっとコンバットエリートだと思ってました。

すごい、ホントに銀色だ!
初めて見た時、白くない銀色のメッキに心奪われました。
そして持ってみると重い、フレームのエッジが立っている。
ABS樹脂にあらず、まごうこと無きHW樹脂です。
カートリッジもリアルカートにリニューアルされた後でありこれ以上無い出来だと大満足。

したのは数日だった。
ちょうどトリガーガードの付け根部分でしょうか、握ると人差し指が当たる部分。
ここが何か黒くなってきた。
何とメッキが剥がれ…というより擦れて地肌が見えていた。
薄すぎだろ…というか何でこんな簡単に取れるの!?
何というか蝶の鱗粉が落ちるようにメッキが擦れ落ちてきた。
そうです、HWにメッキといっても乗っけるのが精一杯。
触ったそばから落ちていくほど食いつきが弱かったんです。

もう触れない。
モデルガン好きな人は仕上げ>耐久性の人が多いと思います。
皮膜弱くてもブルーイングやケースハードゥンを好むといった。
しかし私は錆や退色が大嫌い。
だって途端にモデルガンがボロく見えちゃうんだもの。
こうしてコンバット・エリートはアンタッチャブルなコレクションになってしまった。
そして手に取らないと愛着が沸かないんですよね。
やがてまだらになってしまう前に、と売ってしまった。

ジュピターフィニッシュこそ夢なのか。
その後MGCは倒産してしまいましたが、HW樹脂にメッキの技術は消えなかった。
一時期ハートフォード?が同様の技術を売りにしていたと思います。
但しデリンジャーサイズで10万ぐらいするという超高値。
とても手が届く値段じゃない、というかそんな金あれば他のトイガン買っちゃう。
そして今、タナカワークスがやってくれました。
ジュピターフィニッシュ。
これは耐久力もありそう。
いずれM629を手に入れて「俺がハマーだ!」のマギーを作ってみたいですね。


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