思い出のモデルガン~マルシン/S&W M586 4インチ HWアイアンフィニッシュ(完成品)

またM586か!
長さが違います。
素材が違います。
MGCが発売後業界に旋風を巻き起こしたHW(ヘビーウェイト)樹脂。
更に重く、もっと重く。
だったら亜鉛より重い金属混ぜりゃいいんじゃね?
ということで誕生したのが「磁石につく」のが売りの鉄粉入りHW樹脂。

MGCではSRHW(スーパーリアル・ヘビーウェイト)という名前だった。
マルシンの付けた名称がアイアンフィニッシュ。
コクサイも何か付けていた様な気がしたけど…忘れました。
バレルとフレームが全体に占める割合が多い(と思われる)リボルバー。
その軽さを遂に克服する時が来ました。

あぶない刑事の追い風。
リボルバーといえばコルト・パイソンとM29(.44マグナム)のツートップ。
そんな状況が一変したのが「危ない刑事」の大ヒット。
舘ひろし演じる鷹山刑事が使ったことで「俺の中で密かに人気」だったM586 4インチが大人気となりました。
デイビスタイプのラバーグリップにエディスショップのホルスター。
サングラスにDCブランドスーツで鷹山刑事になりきる人続出。
因みに鷹山刑事はバックアップ用にM49ボディガードも携帯していたのですが、こちらモデルガンが無かった。
M36チーフで代用するか、カスタムショップでM49にしてもらうかしかありませんでした。

売りが命取りに。
この「磁石に付く」 「鉄粉」てのが誤解を生むという風潮が生まれてしまった。
実際は亜鉛のHW樹脂より更に耐久性が劣っていたのに。
その為MGCのSRHW製品(オート)は全てダミーカート仕様だった。
私がこのM586を買ったのも製造中止になり投げ売りされていたものでした。

因みに箱に入った状態で、机から落としたことがあります。
フレーム割れました。
普通のプラスチックの割れ方じゃなくて、陶器が割れるようなヒビが入った。
まだパーツあったらしくスグにマルシンに修理に出して事なきを得ましたが、
この件以来腫れ物に触るように接することしか出来なくなった。
製造中止の理由は耐久力の低さも関係しているかもしれません。


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