思い出のモデルガン~マルシン/ルガーP08・6インチMarine(完成品)

金属モデルガン
モデルガンは嘗て金属製だった。
しかし昭和48年規制&昭和52年規制を経て、
・銃身が分離できるモデルガンの製造禁止
・銃口を完全に閉塞し黄色か白に塗装
といった制約が加わった結果モデルガン特に自動拳銃は存続の危機に。

初のプラ製モデルガン「MGC/SIG SP47/8(210)」 
これにより黒いモデルガンが復活、以後主流となります。
長い間弱点と言われていた重量も「HW樹脂」によって克服。
トイガンの主流がモデルガンからエアガン、ガスガンとなって現在に至ると。

いつかは金属モデルガン。
私がトイガンで遊ぶようになった時期には既にプラ製モデルガンが主流でした。
なので金属モデルガンにはあまり興味がありませんでした。
数が少ないこともさることながら、
・値段が高い
・キットが無い
・大体設計が古い
ここらへんが気になっていた為です。

それでも偶に持ってみるとその重量は魅力的だった。
出来の良い金属モデルガンがあれば一丁くらい欲しいなあ。
しかしプラ製モデルガンの新規すら中々出ない状況で、金属モデルガンの新製品とか夢のまた夢。
現実にはコクサイの金属リボルバーを買うことになるだろうと思っていました。

ACG/ゲーリングルガー。
久々に出た新規の金属モデルガン。
ダミーカートが付属する非発火モデルです。
個人的に消えていった作動方式の自動拳銃(ルガー、モーゼル等)は大好き。
人間の技術の試行錯誤が見られるから。

これらはスライド方式じゃない為、銃身と本体(レシーバー)を一体で作れる=金属モデルガンで作れるというメリットがあった。
ベレッタ 92SBの例に漏れずACGからマルシンが販売を引継ぎ。
ゲーリング以外にも通常のルガーP08が4・6・8インチの三種類の銃身で販売されるようになった。
欲しいけど値段が高い…。
という私にチャンスが訪れました。
またもパルコのホビーバザールです。

一番不人気?
三種類の銃身のうち、売っていたのは6インチMarine(マリーネ)のみでした。
定番の4インチ、最長かつタンジェントサイト付きの8インチの間に埋もれていたモデル。
当然私の欲しい度も4→8→6インチの順だった。
しかし値段の安さと金属モデルガンが手に入るという誘惑で即妥協。

ズシリと来る重量、そして鳴り響く金属作動音。
造形も最近のものなのでリアリティは折り紙つき。
ウエヘヘヘ。
恍惚とした人には見せられない顔していたと思います。
スライドやボルトより遥かに小さいトグルのメカニズムに酔いしれました。

本体は22金メッキ。
18金ならともかく、22金ならもうちょっと頑張って24金にしろよと思いました。
レバー類が全部シルバーメッキだったのは嬉しかったですね。
私は手汗で劣化する黒染めが好きじゃないメッキ塗装万歳派なんで。
退色すると途端にボロっちく見えますし。

しかしそれは訪れました。
グリップ部分の22金部分がくすんで来た。
24金=純金じゃない故の弱さでしょうか。
純金にしたらしたですぐ剥げそうではありますが。
まあマルシンのメッキはシルバーメッキも白いブツブツが浮かんだりとあんまり強くありません。

以降はオイル塗ったり手袋したりとあまり触らなくなってしまった。
革製品など手入れが面倒な物を好む人も居ます。
でも自分は見栄えが良ければ合否でもいいやという性分。
金属モデルガンはちょっと敷居が高かったですね。


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