思い出のモデルガン~MGC/イングラムM11

毎秒24発!実銃通りのフルオート!!
という強烈なキャッチコピーで売りだされていたMGCの目玉商品。
当然私もいつかは手に入れようと思っていました。
尚、イングラムには兄弟がおりまして、
M10通称MAC10という一回り大きい機種がありました。
M11が.380ACP弾仕様で、M10が9mmパラベラムor.45ACP弾仕様。
H&K MP5と対照的な「サブマシンガンは弾ばら撒いてナンボ」という設計思想が垣間見えます。

タイラーの銃。
私にとってM11はアメリカのTV映画「V(ビジター)」と切っては切れないもの。
宇宙からやって来た来訪者、通称ビジター。
見た目地球人と変わらない彼らは資源と引き換えに技術を供与するなど友好的。
というのは表の顔だった。
実は彼らは人類とは似ても似つかぬトカゲ型宇宙人。
特殊な皮膚で人類そっくりの姿を装い、裏では侵略を着々と進めていた!
これを知った主人公ですが、最初は誰も信じない。
しかしビジターの本性を知る人がひとりまたひとり現れ、やがてはレジスタンスを結成する。
V…それはVictory(勝利)のVだ!!
記憶がおぼろげですが、多分こんな話だったと思います。
当時面と向かって侵略してこないで搦手を使う宇宙人が珍しかった。

主人公ドノヴァンに協力する元傭兵ハム・タイラー(演:マイケル・アイアンサイド)がイングラムM11を使用。
拳銃サイズで雨あられと弾をばらまくタイラーの頼れる相棒というイメージがありました。
因みにマイケル・アイアンサイドはシュワルツェネッガー版「トータル・リコール」にも出ています。

接着GUN?
買って驚いたのがまずこの部分。
モデルガンは接着剤を必要としない。
そう思っていた私に取って「接着してアッパーレシーバーを組み立てる」M11は中々のカルチャーショック。
要するに溶接の代わりに接着するという具合です。
このうちリアサイトを含む後部フタの部分が取れやすかった。
接着する面が小さいので、時間が経つと剥がれてしまった訳です。

オープンボルトに感動。
基本的にハンドガンばかり買っていたので、一応長物という時点で珍しかった。
加えてオープンボルト式。
マガジンを込め、ボルトを引くと引いた状態でストップ。
トリガーを引くとドシン、とボルトが前進。
暴発に近い発火システムなのでモデルガンでも再現しやすそう。
なんて思ったものです。

発火…させたっけ?
しかし私はこれを火薬込めて発火させた記憶が無い。
モデルガンを買いだした初期はバンバン発火していた。
しかしメンテナンスをよく知らない所為もありカスはたまり放題、銃は汚れ放題。
挙句火薬=酸化剤の所為でサビだらけ。
これを嫌って徐々に発火しなくなっていったのです。
発火させてナンボのイングラムM11が宝の持ち腐れ。
今思うと 何のために買ったのか、所有欲でしょうかね。

今も売ってるM11
MGC製モデルガンのヒットのおかげか日本では現在もM11のトイガンが作られています。
その特性を最大限に発揮するガスブローバックが多いですね。
WA製品は過去に売ってましたが今は製造中止。
現在はマルゼンとKSCが販売しています。
いつか入手してタイラーを気取ってみたいですね。


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