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KSC/ソード・カトラス(『ブラック・ラグーン』コラボモデル)

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レビュー:by RIK

KSC/ソード・カトラス(『ブラック・ラグーン』コラボモデル)

ジャンル作品使った人
漫画・アニメブラック・ラグーンレヴィ
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述

実銃について

実銃はありません
漫画『ブラック・ラグーン』の女ガンマン、レヴィの愛銃。 トゥーハンド(二挺拳銃)の異名通り、両手に持って撃ちまくります。 ベレッタもしくはトーラス(タウルス)のM92をベースにタイのガンスミス?によってスライドとバレルを約1インチ延長してあります。

左右両面
左右両面

どうやって延長したのか分かりませんが、『千切れる』との評判もあるM92のスライドを切断してくっつけたのだとしたら危なっかしい事この上ないです。

トイガンについて

当たった!!
 いきなり何だと思うかもしれませんが、こちら懸賞の当選品です。 ちょっと評価を甘くしてしまいそうですが、気をつけてレポートする事にします。 インベルM911に続く、『ブラック・ラグーン』コラボモデル第2弾です。 インベルが刻印や仕上げの違いだけだったのと異なり、新規パーツをふんだんに使用したカスタムです。

長いなぁ
マルシンのモデルガンと比べると、1インチの違いでかなり長く見えます。 確かレヴィはこいつを2挺、ホリゾンタル・ホルスターに入れてました。 ・・・絶対ハミ出ると思います。

右側面
右側面

でも軽い
マガジンを入れて約890g、マガジン無しで約600gと、見かけに比べると軽いです。 WAのHWモデルや金属グリップ(合計1kg以上)に慣れると一寸物足りません。

スライドは昔を思い出す
モールドが多いからです。

  • フロントサイトはスライドと一体(ここは実銃もそうだと思いますが)
  • エキストラクターはモールド(ここは別部品にして欲しかった)
  • オートマチック・ファイアリングピン・ブロック(ATFB)もモールド
  • ATFBピンもモールド
  • リアサイトがスライドと一体
スライド後部にモールドや一体部品が多いのは、新型シリンダーを組み込む上での耐久性確保だと思われます。別部品でスプリング可動する等、KSCらしい拘りが無いのは残念です。

フレームは及第点
既存のM92シリーズと変わらないと思いますが、鍍金が綺麗です。 前部にはツールマーク(機械加工跡)もあり、これぞKSCという仕上がりです。 一丁一丁シリアルが違い、当モデルは5000番台でした。 シリアルに関する話は後述します。

シャーシやブリーチ部分の亜鉛がムラムラ状態
シャーシやブリーチ部分の亜鉛がムラムラ状態

内部パーツの仕上げが気になる
シルバーモデルを意識してか、内部パーツはむき出しの亜鉛です。 これが「型抜きしてそのまんま」の様でムラだらけです。高いだけに、軽く磨くとかして欲しかったです。

動作は素晴らしい
新型シリンダー&新型マガジンのお陰かスライドがビシビシ高速でブローバックします。 スライドやバレルが長くなったにも関わらずです。 インベルも作動は良かったですが、その上を行ってます。 反面リコイルは相変わらず少なめです。 新メカを使ったM92のHWモデルが是非欲しいです。
例によって命中精度のチェックはしていないものの、BB弾の飛びは素直でした。

気になった点1:限定品でスライド新造とか
ソード・カトラス再現の為、KSCでは

  • スライド
  • アウターバレル
  • インナーバレル
  • リコイルスプリング
  • リコイルスプリングガイド
などの新規パーツを作成しています。特にスライドは金型を作っているはずです。
限定品の為に金型作って採算取れんのか
凄く心配です。

気になった点2:マガジンが使えない件
ソード・カトラスに使用されているマガジンは、他のM92系に使えません。 現状M92/M93Rシリーズのマガジンは三種類に分別されます。

世代該当モデル
第一世代M93Rシリーズ、M93R-Cシリーズ
第二世代M92シリーズ、M93RII(一種のみ)
第三世代ソード・カトラス

いくら何でも増やしすぎな気がします。 マガジンはトイガンのパーツの中でも最も高い部品です。 WAガバが発売から10年以上経過しており、その間どんなに仕様変更してもマガジンだけは共用させた意味を考えて欲しいです。

二分する評価
作動が良くなった代わりに、仕上げの良さやモデルガン的な拘り等、KSCらしさが失われているという声も聞かれます。 M92用に良いエンジンと対応マガジンは出来た様なので、次の製品は作動をそのままに外観を改良していってKSCらしさを出していって欲しいです。

通常分解時
通常分解時

好きな所

  • ロングスライド&バレル
  • スライドの作動スピード
  • 外側の鍍金仕上げ

嫌いな所

  • 内部の亜鉛パーツが無仕上げ
  • 分解は楽だが、組立はコツが要る
  • マガジンが共用出来ない

バリエーション

新型シリンダー&マガジンを使用しているのはソード・カトラスのみです。
メーカー商品名価格
KSCソード・カトラス27,300円

カスタマイズ

これ自体が「カスタム」なのであまり弄る人も居ないと思います。 敢えてするならグリップ交換でしょうか。

ここが壊れた!

部品症状対策
特になし    

その他

ネットでの評判
以下はネットでの評価です。未確認情報が含まれますがご了承下さい。

漫画&アニメとのタイアップもあり、発売前から話題性の高い商品でした。 銃に興味が無い人が多数購入したらしく、いろんな声が聞かれます。 ・・・否定的な意見が多いです。

  1. アウターバレルにパーティングライン(モナカ線)が残っている
  2. フロントサイトが傾いている
  3. スライドにヒケがある
  4. マガジンがガス漏れする
  5. グリップがしょぼい
  6. 値段が高い(27,300円)

1〜4に関しては、私の機種では確認出来ませんでした。 同様の症状があるとの意見が多数あり、事実と思われます。 個人的に4は致命的なので早急に修理or改善して欲しいです。

5のグリップは正直これが限界でしょう。漫画の設定では象牙に海賊マークを象眼(ぞうがん)してるらしいですが、これは無理。ワシントン条約で輸入出来ません。 キャロムと組んで、人工象牙グリップを付けた豪華仕様があっても良かったかなとは思いますが。

6に関して。タダで貰っておいて何ですが、高いと思います。 高いのに1〜4の症状が見られるのも批判が強い理由でしょう。 でもショップの売り上げ情報を見ていると、カトラス売れてます。 生産を急いだのかもしれませんが、もうちょっと品質を安定させて欲しいですね。

シリアルによって出来が違う?
上記のごとく品質に問題があるとの評判ですが、 これがシリアル(製造番号)にある程度関係があるとの意見があります。

シリアルNO.評価
5000番台仕上げが良い
6000番台仕上げが良いのと悪いのが混ざっている
7000番台仕上げが悪い
8000番台以降不明

一体何挺限定なのかについては、シリアル10,000番台までは聞いたことがあります。 インベルM911(限定1,000挺)より生産数は多い様です。

ホールド・オープン時 ホールド・オープン時

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