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WA【エドブラウン】ジェフ・クーパー コメモラティブ(WA-GMGD)

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レビュー:by RIK

WA【エドブラウン】ジェフ・クーパー コメモラティブ(WA-GMGD)

種別仕様
発売2010/08/中
価格45,150円
型番WA-GMGD
バージョンSCW3
スライドノッチ非貫通ワイド型、めくれ対策あり
フロントサイトドブテイル型ダミーネジ穴つき
リアサイトノバック型刻印入り
トリガーラージサイズ・ロング3ホール型(銀)
バレルテーパードマズル・真鍮メッキアウター&真鍮メッキ無インナー、メタルチャンバー(ED BROWN刻印)、プラグ一式
セフティ5mm軸キングスタイプシングル
スライドストップ抜き易さは普通
フレーム実銃用グリップ装着は不可
ジャンル作品使った人
   
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述

実銃について

左右両面
左右両面

カスタムの草分け
エド・ブラウン。 古参のファンならビル・ウイルソンと並んで忘れられない存在です。
元はレースガンのカスタムで名を馳せたガンスミスです。 旧MGCが出していた固定ガスガン「ブラウン・マキシコンポ」を覚えている人も多いでしょう。

現在では「ED BROWN PRODUCTS」として自前で全パーツを作成し他のカスタムショップにも供給しています。
WAでSVインフィニティ製品によく使われる突き出しに三本線の入ったグリップセフティ。
更に「くの字」延長レバーのアンビセフティ。 これらはエド・ブラウンのパーツです。

コンバットシューティングの開祖にして射撃訓練施設「ガンサイト」主催であり2006年に死去したジェフ・クーパー
彼を偲んで作ったのがこの「ジェフ・クーパー コメモラティブ」です。

刻印など
スライド左側には金のレタリングで「DVC」の文字が入っています。
こちらジェフ・クーパーが提唱したコンバットシューティング三訓、
「アキュラシー、パワー、スピード(精度、打撃力、速度)」
をラテン語で表記(Diligentia,Vis,Celeritas)したものです。
右側には「Jeff Cooper」のサインが入っています。
グリップは木製スムースタイプでイニシャル「JC」にガンサイトのキャラクターであるレイブン(ワタリガラス)をあしらった紋章が彫り込まれています。

みんなつるつる
このモデルに限らずジェフ・クーパー関連のカスタムに共通する特徴。それは、
「グリップがスムーズばかり」
という事です。木とか象牙などの違いはあるものの、チェッカリングを彫っているグリップがありません。
コルト・ガンサイトを見たときは「記念モデルだからデザイン重視なのか」と思っていましたが、ジェフ・クーパーはスムーズグリップが好きなのかもしれません。
自分にはとても真似できません。
実銃を撃った時「反動がキツいのでチェッカー必須、でも木は食い込んで痛いからラバーグリップ推奨」と思いました。

他にもエド・ブラウンはグリップメーカー「エスメラルダ」とも関係がある模様です。
ボブテイルにエスメラルダグリップが供給されているとの事です。

トイガンについて

右側面
右側面。

コルト・ガンサイトっぽい
WA渋谷店の2011年初売り福袋に入っていた新品です。
まずグリップが木製じゃないのが物凄く残念。
記念モデルですよ、定価45,150円もします。
その上替えが効かないのにプラスチックのグリップでは寂し過ぎます。

いっぽうキングスのシングルセフティが採用されたのはこのモデルが最初じゃないでしょうか。
そして米粒状のステッピングもおそらく初。
キンバー・ラプターの滑り止めに似ていますね。
握った感想はデザイン重視、滑り止めとしてはチェッカーに及ばない気がします。
シルエット敵にはコルト・ガンサイトに似ていますね。
どちらもジェフ・クーパー関連の製品ですから似て当然ですが。

ハンマーも旧型ウイルソンタイプに似た楕円ホール。
こちら別売りしているのですが、標準装備したモデルはあまりありません。
スライド左側の「DVC」のレタリングは金というより黄土色。
TIKIで採用された金色塗装と同じ色みたいですが、あまり見栄えが良くありませんね。
一方スライド右側の「Jeff Cooper」の文字はレタリングされていません。
これは変ですね。実銃は白くレタリングされています。

前部と後部
バレルブッシングに「BROWN」のロゴが入っており、ウイルソン同様カスタムモデルという雰囲気を醸し出しています。
リアサイトはノバックなので見慣れたサイトビューです。

前部
前部。
後部
後部。

フレーム前部とハウジング
WAでは初採用、米粒状のステッピングです。
前述のとおりあまり滑り止め効果はありません。
ハウジングにはランヤードリングも付いているなどかなり手が入っていますね。

フレーム前部
フレーム前部。
ハウジング
ハウジング。

チャンバーとグリップ
WA初のエド・ブラウン製品なので「ED BROWN」刻印のチャンバーも初です。
そしてどうしても気になるグリップ。
何故ガンサイトでは木製だったのに止めたんでしょう。
パテント絡みでヘレッツ社では作れなかったんでしょうか。

チャンバー
チャンバー。
グリップ
グリップ。

スライド分解
アウターバレルが分解出来ませんでした。
これは私にとって大きな意味を持ちます。
今までも分解できないモデルはありましたが、全部中古品。
メーカーとユーザーどちらがやったのか分からなかった。
しかしこれは新品です。
つまりWAでネジロックなりを使い、アウターバレルを締め付けているのが判明した訳です。
ついでにフロントサイトもかなりタイトでゴムハンマーを使ってようやく外れました。

スライド分解
スライド分解。

フレーム分解
スライドもそうですが、艶のあるブラック塗装というのが珍しいです。
レバー類も一見ブラック塗装なのですが、よく見ると黒というよりダークグレーですね。

フレーム分解
フレーム分解。

実射
メタルチャンバーにガツガツ当たってよい音が出ます。
ブローバックも小気味良く作動する感じです。
例によって命中精度の調査は省略です。

総評
新規パーツが目白押しなのに、見た目ガンサイトとあまり変わりません。
そして何といってもグリップがプラ製で実物はまず手に入らない。
作り込んでいるけど爪の甘いモデルと言わざるを得ません。

好きな所

  • キングスタイプのシングル・セフティ
  • BROWN刻印入りのバレルブッシング
  • 米粒状の滑り止め(デザイン面)

嫌いな所

  • 代えの効かないグリップがプラ製
  • DVCの文字が金じゃなくて黄土色
  • 米粒状の滑り止め(機能面)

カスタマイズ

サムセフティを自作カスタムに流用する予定です。
またキンバー・ラプターのフレームに形が一番近いのがこのフレームですね。

ホールド・オープン
ホールド・オープン。

ここが壊れた!

部品症状対策
特に無し    

その他

ブラウン・マキシコンポ
エド・ブラウン製品を作った以上、こちらを期待せずにはおれません。
旧MGC製品をなぞるようにピンガンとホーグを作っただけに、マキシコンポも当然候補に挙がっていると思うのですがどうでしょうか。
他にもエド・ブラウンの現用モデル、特にコマンダーサイズでボブテイル加工を施した「コブラキャリー」も魅力的ですね。

ホールド・オープン
ホールド・オープン。

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