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RIK20【キックの鬼〜KICK MONSTER〜】(WA/SVエキスパートベース)

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レビュー:by RIK

RIK20【キックの鬼〜KICK MONSTER〜】(WA/SVエキスパートベース)

作成の動機

SVエキスパートのシャーシ
こちら段差やレールが切ってあり、ブロックみたいな通常のSV系シャーシよりもデザインが凝っています。 最近はもっと手の込んだものが出てきましたが、こちらを使ってハイキャパシティの45オートを作ってみようと思いました。

左右両面
左右両面

コンセプト

  • SVインフィニティのハイキャパシティマガジン仕様
  • SVエキスパート[SCW2]のシャーシをSCW3化して使う
  • スライドはディティクティブの物を丸ごと移植
  • フルレングスのシャーシに、コンペ付きスライドの組み合わせ

右側面
右側面

ハイキャパでフルレングスシャーシにコンペと、以前コンバットマガジンで紹介された 「エントリー1(ENTRY-1)」もモチーフとして入っています。

モリスカスタム
エントリー1はレースガンのノウハウをタクティカルに詰め込んだ「ドアエントリーの為のガン」 として、マーク・モリスがイチロー・ナガタ、マサド・アユーブの二人から依頼を受けて作成したSTIベースのカスタムガンです。コンペンセイター付きながら全長は5インチガバメントと一緒、ダブルカアラムのフレーム、フラッシュライト装着用レールがシャーシに切ってあるのが特徴です。 二挺作られましたが、依頼者の希望により両者の細部は異なっています。

モリスカスタムのホームページ
エントリー1(ENTRY-1)の画像

参考資料:コンバットマガジン2000年7月号

ベースガンの選定

シャーシはSVエキスパート、フレーム部分はSVインフィニティのSCW3バージョン数種からの寄せ集めです。 スライドはディティクティブ・オールシルバーを丸ごと使っています。

この組み合わせにした理由は見栄えもさることながらSVエキスパートのシャーシの段差部分のラインが、ディティクティブのスライドとコンペの境目とが合っていたからです。

前部
前部。
後部
後部。

カスタムの内容

前述のSVエキスパート、SVインフィニティいろいろ[SCW3]、ディティクティブ・オールシルバー以外のパーツとしてはトリガーがあります。

こちらGSR用のトリガーで、しかもメッキ調塗装。 慢性的にパーツ不足のWA渋谷店で奇跡的に売っていたのをハイキャパ用のトリガーバーを付けて組み込みました。 後日また買いに行こうと思ったら売切れていましたので、本当に珍しかったのだと思います。

日付メーカーパーツ名称価格入手先
ベースガン
2009/10/25WA/DET-REMIX SV本体---Yahoo!
スライド部分
2009/10/25WA/DET-REMIX SVスライド0流用
2009/10/25WA/DET-REMIX SVFRサイト0流用
2009/10/25WA/DET-REMIX SVバレルブッシング0流用
2009/10/25WA/DET-REMIX SVプラグ一式0流用
2009/10/25WA/DET-REMIX SVアウターバレル一式0流用
2009/10/25WA/DET-REMIX SVチャンバーカバーピン0流用
2009/10/25WA/DET-REMIX SVインナーバレル一式0流用
2009/10/25WA/DET-REMIX SVブリーチ一式0流用
スライド計0---
フレーム部分
2008/02/17WA/SVIエキスパート5.0フレーム一式(シャーシ、プランジャーガイド)2000Yahoo!
2008/03/02WA/SVI6.0クラシックHB(SCW3)フレーム一式(アンダーラグ一式)220Yahoo!
2008/03/02WA/SVI6.0クラシックHB(SCW3)フレーム一式(フレームピン一式)410Yahoo!
XXXX/XX/XXWA/不明グリップカラー×20流用
2009/10/25WA/DET-REMIX SVスライドストップ0流用
2008/02/29WA/SVIリミテッド5.0(SCW?)マガジンキャッチ一式400Yahoo!
2009/06/27WA/SIG GSRトリガー一式(トリガー)800WA渋谷店
2009/06/27WA/SIG GSRトリガー一式(トリガーバー、トリガーバーピン)670WA渋谷店
2009/05/03WA/SV4.3エキスパートサムセフティ0流用
2009/05/03WA/SV4.3エキスパートプランジャー一式0流用
XXXX/XX/XXWA/不明ハンマーピン、シアーピン0流用
XXXX/XX/XXWA/不明ハンマー一式0流用
XXXX/XX/XXWA/不明グリップセフティ0流用
2008/03/02WA/SVI6.0クラシックHB(SCW3)MSハウジング610Yahoo!
2008/03/02WA/SVI6.0クラシックHB(SCW3)内部パーツ一式570Yahoo!
2009/05/03WA/SV4.3エキスパートマガジン一式0流用
XXXX/XX/XXWA/不明グリップ(グリップフレーム)0不明
XXXX/XX/XXWA/Hi-Cap(Rtype)グリップスクリュー×40流用
フレーム計5,680---
小計5,680---

※ベースガンの値段は除外してあります
※価格の前に『@』とある場合は定価、その他は実売価格(実際に買った値段)です

総評

フルレングスのシャーシとコンペ付きスライドが干渉せずに組み込めるか不安だったのですが、多少の引っかかりがある位で問題ありませんでした。作動時もどこかがガリガリ擦れる事も無くホッとしました。
そしていざ作動させると、

  • ダブルカアラムマガジンによる強力な作動
  • コンペとリコイルスプリングガイドから発する金属音

予想通り、いや想像以上に撃ち応えのある銃です。 強力なブローバックと、作動の都度コンペ近くから金属音がするのが堪りません。 メタルチャンバーでもないのにこの音は癖になります。

とにかくリコイルが強くて迫力満点なので通称「キックの怪物、キックの鬼」という訳です。元ネタはキックボクサー沢村忠の漫画・アニメからです。

このカスタムを作らなくても、 ディティクティブとSVインフィニティを持っている方であれば前者のスライドと後者のフレームを組み合わせて再現できます、是非お試し下さい。

ホールド・オープン
ホールド・オープン。コンペ銃のホールドオープンは格好良過ぎます

その他

長かった…
RIK20は欠番の中で一番若い番号です。 かなり前から作っていて、ようやく完成したカスタムになります。 時間が掛かった理由は欲しいパーツが付いているモデルの数が少なかったり高額だった為です。

正直ずっと完成しないのでは、とか止めて別のモデルに番号当てようかなんて考えてました。 そんな訳でいざ組み上げてみると、思い出深いモデルとなりました。

また黒と銀のバランスを考えると、本当はコンペ部分を黒いのにしたかったのですが その為にはディティクティブがもう一挺、ブラックスライド・フレームシルバーモデルが必要になります。 完売している上に定価36,000円もするので中古でもかなり高額です。 機会があれば交換したいですが、無理はしない事とします。

コンペを交換
コンペを交換。コンペとレールに一体感があります

公開直後にディティクティブのスライドブラックを入手。 このタイミングになんだかなー、と思いましたが交換です。 シャーシの段差からコンペのラインが合っているのが分かりやすくなりました。

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