「マルシン/FN Five-seveN 6mmBB CO2 Blowback FDE」ちょこっと紹介。

●ねんがんの、CO2ガスブロを、手に入れたぞ!
前から欲しいとは思っていましたが、何せガンショップに売ってない。
ネット通販でもずっと品切れ状態。
しかし入荷情報を得てついに入手しました!

●マルシン/FN Five-seveN 6mmBB CO2 Blowback FDE
マルシンが満を持して発売したCO2ガスガンです。
これまでのガスガンとはパワーソースそのものが違います。
そのメリットは手に取ると一目瞭然。
・マグナブローバックをも凌ぐリコイル。
・冷えに強く、寒くても連射しても元気一杯。
最初にガスタンクをセットして撃った時あまりに強烈なブローバックに、
スライドが吹っ飛ぶんじゃないかと思いました。
これまでのガスガンは撃てば撃つほどマガジンが冷えてブローバックが弱まります。
CO2関係ありません。
ガスが少なくなってくると若干弱まるものの、ガス欠なんで冷えとは関係ありません。

●マルシン製だけに感慨深い。
マルシンは以前からフロンガスを使った「FN Five-seveN」のガスブローバックを発売していました。
こちらにレビューを書いています。
マルシン/FNファイブ・セブンUSG 6mmブローバック
一言で言えば酷い出来だった。
言わば最弱のブローバックガスガンを作っていたメーカーが同じガワで最強のブローバックガスガンを作った。
このギャップにもびっくりさせられました。
尚、FDEにした理由はノーマルだとこれと同じで嫌だったのと、レバー類が黒いからです。

●これで冬だろうが北国だろうがフルオートだろうが怖くない!
冬のサバゲじゃハンドガンは腰の飾り、という事にはなりません。
個人的にCO2ガスが最も生きるのはハンドガンじゃなくてマシンピストルやアサルトライフルだと思っています。
マルシンとしては既存モデルの改修から始めるんじゃないでしょうか。
快調なモーゼルM712が出てくるのも夢じゃありません。
フルオートで最後の方になると息切れするようなブローバックになることもありません。
マガジンを手やドライヤーで温めるのも過去の話になるかもしれませんね。

●話はそう簡単に運ばない。
他のメーカーもすぐにマルシンを追いかけて…とはなりません。
実はCO2ガスには根強い不信があるのです。
CO2ガスをパワーソースにするアイディアは昔からありました。
エアタンク背負ってサバイバル・ゲームしていた時代に出現したグリーンガスです。
実は私もこちらを購入し「JAC/H&K MP5」に取り付けていました。
当時の長物ガスガンは「タンク背負って紐(ホース)付き」が当たり前。
これでほぼホースレスになったと大喜びしたものです。

●高圧ガスは危険!
しかしこの様な声が聞こえてくるようになりました。
元々グリーンガスは高圧ガスをカートリッジに詰めています。
これをレギュレーターという装置に付けて弱めて使っている。
じゃあそのまま放出したらどうなるの。
実際CO2ガスは海外製のガスガン(日本では実銃扱い)にも使われていました。
そんなのトイガンに使って良いのか。
ガン雑誌の中でもアームズマガジンが先頭に立ってグリーンガスを糾弾。
いつしかグリーンガスは下火となりました。

●トイガンは性善説じゃ成立しない。
悪い事する奴が悪い、というのは当然です。
でもトイガンの歴史は規制の歴史。
一部の心ない人が暴走する度に法改正でいくつものトイガンが消えていった。
まともな人が使う分には安全、ではダメなのです。
どうやっても悪用できない。
トイガンの開発者はこれを念頭に置いて設計しなきゃならない。
実際業界でもCO2ガスに対する安全性は半信半疑。
STGA公式サイト
その為マルシンはこれまで所属していた業界団体「ASGK(日本遊戯銃協同組合)」を抜けて、自ら新団体「STGA(全日本トイガン安全協会)」を立ち上げています。ASGKではCO2ガスガンへの理解が得られなかったと。

●私が容認した理由はふたつ。
一つはマルシンが老舗のトイガンメーカーであり、今回のCO2ガスガン製作にあたって経済産業省や警察庁と話し合いを持った上でこの製品を作ったということ。
今一つタニオ・コバ社長 小林太三氏がコラムでCO2ガスの安全性について確信を持っていると語っていること。
有限会社タニオ・コバ>コラム>地球環境とCO2ガス
この人ほどトイガン規制に苦労した人は居ませんね。
マルシンではCO2マガジンをブラックボックス化して分解できないようにしています。
古参のメーカーだけに万全を期して出してきたと信ずるに足ります。

●一番強力なガスガンは何ですか?
でもネットの質問コーナーに未だにこんな質問が投稿されるんですね。
改正銃刀法でパワーに上限が決められているのに強力も何もありません。
しかしそれを知らない人は未だに多い。
そして海外製のガスガンのパワーソースの主流はCO2です。
そのままだと当然日本の規制値を超えています。

これを日本のガスガンと混ぜてしまえばマニアでなければ区別がつきようもありません。
個人的に心配なのはこの混在ですね。
素人が「これ強力だから」と勧められ、違法なCO2ガスガンを手にしてしまう状況になりはしないか。
以上のように心配事は多いのですが、しっかりと環境整備をした上でCO2ガスガンを楽しめればと期待しています。

関連:
ハイパー道楽>マルシン ガスガン Five-seveN 6mm CO2
お座敷SHOOTERS.com>東京おもちゃショー2016 マルシン工業ブースに行ってきた!

●マルシンではCO2ガスガンを強力プッシュ。
という訳で次々ラインナップ発表していますね。
まず「FN/FiveseveN MKII」に釘付けになりました。
レバー黒くなるならこっちにすりゃ良かったかなと。
後はCO2リボルバーの「トーラス/ジャッジ」.410ゲージを撃てるリボルバーで複数のBB弾を装填可能。
これはかなり欲しいです。
そして前述のとおりマシンピストルや長物ガスブロにも期待したいですね。
「M1ガーランド」とか出たら感慨モノです。


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