WAガンネット更新(2015.07.09分)とヤティマチックの話

さて何が…と思ったら、
GCII《エクスペンダブルズ2》/バトルダメージ
スタローンの相棒だった。
WA製全45オートリスト
こちらに反映させたので御覧ください。

M60とナショナルマッチとこのキンバーと…何か忘れてやしませんか。 
イタリア系でアメリカで成功したスタローン=ベレッタ92というのもあるけれど、
映画「コブラ」でナショナルマッチとともに登場したヤティマチックを忘れてもらっては困る。
思い出のエアガン~MGC/H&K MP5KA4
こちらでちょっと触れましたが、嘗てWAはヤティマチックを電動ガスガンとして発売していた。
ガワを転用して焼き直し。
というのはマルシンなど他メーカーでも やっています。

実際WAもS&W M6906 系は固定ガスガンからの流用っぽい。
じゃなきゃフルサイズのS&Wオート作って欲しいですし。
流石にベレッタM1934は元の(モデルガン)設計が古すぎて新規だと思いますが。
電動ガスガンのガワ使ってガスブロに作り直してくれないものか。

ボルトが5度上に後退する!
これにより反動を抑えて撃ちやすくしたサブマシンガン。
フィンランドのタンペラン・アセパヤ社でヤリ・ティマリが開発したヤティマチック。
コンセプト的に「クリス・ヴェクター」と近いと思います。
こちらは斜め上後方、アチラは下ですが。
コッキングハンドル兼用のフォアグリップ。
セミ&フルオートはステアーAUGの様にトリガーコントロールで撃ち分け。
オープンボルトながらコッキング時もボルトは開放されず、排莢時のみエジェクションポートが開口。
このような意欲作であり、映画「コブラ」でも使われたヤティマチック。
実銃の作動シーンはこちらです。

いつの間にか聞かなくなった。
凄く売れそうな感じがしたんですが「コブラ」での活躍の後音信不通。
本当かどうかは分かりませんが、のち以下の様な話を聞きました。
当初のセールスは好調だった様です。
しかしあまりにも気を良くした販売元(多分制作したタンペラン・アセパヤ社)が輸出許可を得る前にフライング輸出。
密輸です、しかも武器の密輸。
どう考えても「うっかり」で済まされる話ではありません。
これで海外へのセールスの道が絶たれたんだとか。
折角良い物を作ったのにそんなことで躓くなんて。
作った人=ヤリ・ティマリ(ヤティマチックの元ネタ)泣くに泣けない。
その昔月刊Gunの取材に応じて嬉しそうにヤティマチック紹介していたんですがね。

気になったところ。
あと個人的に気になったのはこの銃がオープンボルト方式だということ。
当時既にサブマシンガンのトレンドは、
オープンボルトからの弾バラ撒き→クローズドボルトからの精密射撃。
つまりウージーやMAC10→MP5にシフトしていたんですね。
加えてヤティマチックのサイトはあるだけまし、という簡素なもの。
つまり「弾バラ撒き」の古式ゆかしいサブマシンガンとして作られていた。

これでMP5の対抗馬はちょっと厳しい。
最悪制作会社を変えてちゃんと許可取ってという方法もあったはず。
そうせずに消えていったのはこんな理由かもしれません。


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