エアーガン・ガスガンのページ

Hogwards(ホグワーツ)/グロック42

にほんブログ村 その他趣味ブログ トイガンへ
にほんブログ村

レビュー:by RIK

Hogwards(ホグワーツ)/グロック42

ジャンル作品使った人
---------
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述

実銃について

左右両面
左右両面

グロックの売りを捨てたグロック。
17から始まり、今や数多のバリエーションを持つグロックシリーズ。
その特徴は「基幹パーツの共有化」にあると思います。
スライド部分はチャンバーから後ろはほぼ共通。
グリップフレーム部分も上からマガジンキャッチあたりまではほぼ共通。
マガジンは基本的に大は小を兼ねる。
そうすることでなるべく変更箇所を小さくしてバリエーションを増やす事ができたと。
元々9mmで作られたため、.45口径や10mmは対応できなかったみたいですが。
当然ながらスライドやフレーム幅も全モデルほぼ共通にしてパーツの流用をし易くしていた。

ところがこの作り方だと小型化に限界が生じます。
ここでグロックは思い切った手に出ました。
スライドもフレーム幅も薄くして、マガジンもシングルカアラムのモデルを新規設計。
それがグロック42です。
但し銃をいくら小さく作っても、人間の手は小さく出来ません。
なのでトリガー回りは旧来と変わらないサイズで残しました。

バックアップに最適。
これまでグロックを使っている人でもバックアップはチーフだったり別の銃を使っていた。
しかし「小さいけれどグロック」という銃が出来れば願ったり叶ったりです。
メインとバックアップで操作が同じ銃のほうが扱いやすいからです。

ところが弾薬の.380AUTO(9mmショート)に不満を持つ人も多い様です。
まず.380という弾は現在ではマイナーであり、9mmよりも高いこと。
そしてメインのグロックに9mmモデルが多いので、どうせなら弾も同じ方がいいだろうと。
このためグロックでは直後に9mm口径のグロック43をバリエーションに加えています。
・公式サイト>グロック42
・公式サイト>グロック43
比べると全長で8mm、全高で3mmほど大きくなっています。
しかしこの位のサイズ変更で9mmが撃てるならこちらの方が良いでしょうね。

トイガンについて

右側面
右側面。

ショップで一目惚れしました
特に欲しい銃も無かったのですが、ある日ガンショップでショーケースの銃を眺めていました。
グロックばっかりだな。
国内海外メーカーを問わず、種類を問わず多数のグロックのトイガンが並んでいました。
前述のとおり違うモデルでも共通部分が多いグロック、ともすれば「みんな同じ」に見えてくる。
その中で一際細い銃が混じっていた。
何じゃこりゃあ!!…でもよく見るとこの銃もグロック。
グロックなのに何故こんなに小さく、薄いのか。
元々フルサイズの拳銃が好きなんですが、その特異な小ささにすっかり魅了されました。

Hogwards(ホグワーツ)?
あまり海外メーカーに詳しくはないのですが、全く聞いたことがありません。
確実ではありませんがネットの情報を集約すると、
元々はStarkArms(スタークアームズ)とかVFCと呼ばれている台湾メーカーの別ブランドみたいです。
噂レベルですが日本向けに刻印を忠実に再現する為に作ったとか。
実銃を作っているグロック社は自社製品がポリマー拳銃、ともすればオモチャ的という事でトイガン化に厳しいらしいのです。

海外メーカーの製品を買うのはこれが初めてでした。
実は日本のトイガンでも生産は海外、という話もチラホラ聞きます。
しかしメーカーが日本という事で初期不良や故障に対するサービスに安心感がある。
海外メーカーでは「壊れたらそれまで」「安物買いの銭失い」というイメージがあったからです。
欲しいモデルが無い、というのが一番大きいですが。
しかしこのグロック42は日本のトイガンメーカーが作ることはまず無いだろう、という事から買いました。

フルサイズとの比較
フルサイズとの比較。

フルサイズとの幅の比較
フルサイズとの幅の比較。
箱
箱。

小さい、そして薄い。
フルサイズのKSC製グロックと比べるとかなり小さいのが分かります。
スライドやフレームが短いモデルはこれまでも存在しました。
グロック42の真価が発揮されるのは幅です。
ダブルカアラムマガジンが標準であるこれまでのグロックとは一線を画した薄さです。
ただトリガー周りはフルサイズとほぼ同じに作ってあるため、指が入らないという事はありません。

またKSC製のグロックと比較しても、スライドとフレームの質感が凄いです。
アルミスライド&亜鉛合金製バレルを採用しているスライド部分は当然として、
マット調に仕上げられたグリップフレーム部分が素晴らしい。
見た目は日本製のトイガンに全く負けていません。
因みにこのグロック42は日本製トイガンでは作られていないGEN4(第四世代)モデルというのもポイントが高いですね。

魔道書?
箱のデザインに面食らいました。
本を模しているんですね。
ホグワーツ→ハリーポッターというシャレでしょうか。
表紙には「MAGIC NOTEBOOK」と書かれており、一見銃が入っているとは分かりません。
辞書を繰り抜いて小型拳銃を隠しておくスパイみたいです。
磁石で張り付いている表紙を開けると、英語のマニュアルに初速の測定結果がホチキス止めされています。
海外製品でも日本の規制に合致していることの証明です。

収納1
開けるとこのように収納されています、右下のスポンジが切り抜かれています。

収納2
切り抜かれたスポンジを抜くと予備マガジン(ノーマルとロングどちらも)が収納できます。

実射
後述しますがマガジンによってかなり打ちごたえが変わります。
ノーマルマガジンでもキビキビ動きますし、バレルとスライドの金属音が堪りません。
例によって命中精度等のテストはしていません。
この銃でサバイバルゲームや競技射撃をする人も居ないでしょうし。

総評
グロックが好きなら迷わず買いです。
マルイ派もKSC派もよっといで。
グロックは多数のメーカーがトイガン化しています。
グロックが好きで全部揃えたい人はさておき、大抵は同じメーカーのバリエーションを買い揃えると思います。
マガジンや一部のパーツが共用できるから。
しかし実銃からして共通部品の少ないグロック42はこの範疇に当てはまらない。
そして他のメーカーが作る事も恐らく無いからです。

ホールド・オープン
ホールド・オープン。

好きな所

  • スライドやフレームの質感。
  • 小さくてもよく動き、作動音も良い。

嫌いな所

  • トリガーのグラつきが酷い。
  • ホールドオープン時にトリガーを引くと故障する可能性がある。

バリエーション

ありません、作るとしたらG43ぐらいでしょうか。


カスタマイズ

本体に付いてくるノーマルマガジンとは別に、メーカー純正のロングマガジンが売っています。
恐らくフィンガーチャンネル付きマガジンを模したものなのですが…デザインがダサい。
但し実射性能に格段の違いが出ます。
BB弾の装弾数は2発しか違わないのに、作動は圧倒的にロングマガジンが上です。
展示用にノーマルマガジン、 撃つ時はロングマガジンがオススメです。
手に隠れて見えませんしね。

また写真左端に写っているマガジンファーロアの様な部品は空打ち用のストッパーです。
ファーロアを下げてスリットに組み込むと、スライドストップが掛からなくなります。

マガジン

他にネットで評判の「AMG製ミラクルアウトプットバルブ」が欲しかったのですが、既に品切れしている模様です。
http://danza.militaryblog.jp/e708398.html

また海外製ガスブローバックガンの通信販売サイト「ストライクアームズ」で作っている、
Hogwards/StarkArms G42 GBB用 カスタムリコイルスプリング バランス型
も気になります。こちら日本国内のガスに合わせて国内で作ったパーツだそうです。
http://strikearms.jp/SHOP/SAO_HOGWAORDS_G42_RECOIL_SP_SET.html


ここが壊れた!

故障とまでは言いませんが、注意点があります。

グラグラトリガー。
見た目はともかく海外メーカー製という作りの甘さがかいま見えるのが内部メカ。
まずトリガーがかなりグラつきます。
確認するとKSC製グロックのトリガーも左右には多少グラつく。
これは可動部品だから仕方ないという範疇です。
しかしホグワーツのグロック42のトリガーは左右のみならず上下にもグラつく。
トリガーピンを入れる穴が楕円にでもなっているんでしょうか。
或いは穴の径がピンより大きすぎるのか。
これは大問題です。
何故ならグロックにはトリガーセフティが組み込まれています。
セフティ掛かっていてもトリガーが引ける、或いは引いても解除されないというトラブルが出かねない。
現状大丈夫みたいですが。

落ちちゃいけない所でハンマーダウン。
こっちの方が深刻。
スライドをホールドオープンさせた状態での事です。
KSC製のグロックはトリガーがスカスカ空振りしてしまい、引けません。
しかしホグワーツのグロック42は引けてしまう場合があり、ハンマーが落ちてしまう。
するとスライドが戻らなくなってしまう。
どうもハンマーが妙な所に入り込んでしまうんですね。
壊れては居ないが作動が出来ないという困った状況に陥ります。

一応対処方法としては、
ローディングノズルが中途半端に出っ張った状態になっている筈なので、これを押し込む。
するとハンマーが起きる場合があります。
またスライドとフレームを握るなどして極力近づけた状態でスライドを引くと「カチッ」と音がして、ハンマーが起きる場合があります。

こんなトラブルが起こってしまうのも、前述のグラグラトリガーが関係していると思います。
何れにしてもホールドオープン時にトリガーを引かない事が懸命です。

部品症状対策
ハンマー ホールドオープン時にトリガーが引けてしまい、ハンマーが落ちるとスライドが閉鎖しなくなる。 上記参照

その他

メーカー名が更に変遷
現在ではS.A.A(STORM AIRSOFT ARSENAL)製となっていますが、同じものみたいです。

ホールドオープン
ホールドオープン状態&ロングマガジン。

PVアクセスランキング にほんブログ村

ページの先頭に戻る
COPYRIGHT(C)2004 RIKSGUNS ALL RIGHTS RESERVED