WA/ワイルドホーク
※ ワイルドホーク純正グリップではなく、パックマイヤー社製ラバーグリップを装着しています。
種別 | 仕様 |
---|---|
バージョン | SCW2、HW樹脂製 |
スライドノッチ | 非貫通ナロー型、めくれ対策なし |
フロントサイト | ドブテイル(ドット有) |
リアサイト | ノバック型(ドット有) |
トリガー | スモールサイズ、ノーマルトリガー(黒、側面磨き) |
ブリーチ | SCW |
バレル | 真鍮製黒塗装アウター&真鍮製メッキありインナー、黒プラチャンバー、プラグ一式 |
セフティ | 4mm軸シングル |
スライドストップ | 抜きやすさは普通 |
フレーム | 実物グリップ装着は不可 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
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映画 | あぶない刑事 | 舘ひろし(“タカ”鷹山刑事) |
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
映画用に用意されたプロップガンで、実在しません。 それまでリボルバーを使っていた鷹山刑事に用意されたガバメントベースのカスタムガンです。 一見ノーマルの様ですが良く見ると細かいカスタマイズがされているというマニア心を刺激するモデルとなっています。 ちなみに鷹山刑事役の舘ひろしはガバメントが好きなのか、続編や刑事貴族、西部警察スペシャルでもガバメント系の銃を使っています。
ネットオークションにて中古品を購入。以前スライドとフレームのみを入手しましたが、今回は本体です。 純正のグリップのみ欠品で、代わりにパックマイヤーのラバーグリップが付いてました。 「スライドのカスタマイズが凄くて、それと反比例するどノーマルのフレーム」 なんともアンバランスな銃です。コマーシャルモデルなのにセフティがミリタリーという何とも不思議な仕様です。
左右両面
スライドは凝ってる
ノーマルのコルトMKIVシリーズ80スライドに
- ドブテイル加工してフロントサイトを差込
- 後加工?でノバックタイプのリアサイトを設置
- スライド前部に縦セレーションを追加
- スライド側面上部にアクセントとして溝を追加
ノバックやキンバーのスライドは予めタクティカルサイト用に溝が切られていますが、 こちらはコルトのスライドを後加工で削っています。 前部セレーションと側面上部の溝も同様です。 完成品を見ると全然分かりませんが、かなり手が込んでいます。 シブヤカスタムワークスの名に恥じない加工です。
右側面。後加工の前部セレーションが少し浅いです
インナーバレル
この価格・グレードでバレルがメッキされていないのはとても残念です。
前後サイト
フルサイズに切り替わる前の、小ぶりのノバックサイトが付いています。
側面の溝が前からも後からも確認できます。
前部後部。アウターバレルが出っ張っておらず、ブッシングとツライチです
ハウジングが黒染め!!
ラブレスタイプのハウジングも欲しかったパーツの一つです。
ところがこの部品が黒染め仕上げ、既に退色が始まっています。
他のパーツ全部塗装なのに何故この部品だけ黒染めなのか摩訶不思議。
フレーム側の部品で一番のお目当てだっただけに残念です。
傷み易いので部品として流用するのはちょっと厳しいです。
他に印象的だったのはメインスプリング。
SCW2のそれは大抵強めなのですが、こちらSCW3と同じくらいソフトでした。
ハウジング拡大。何故塗装じゃないんだ…。
スライド分解
スライド以外にも真鍮で黒色仕上げのアウターバレル、残弾確認孔がスリットタイプのマガジンが特徴的です。
スライド分解。最近じゃ珍しいぐらい黒ずくめです
フレーム分解
ハウジング以外はノーマルタイプ、所謂「素ガバ」と同じパーツ構成です。
サムセフティだけ何故かミリタリー仕様なのが不思議です。
フレーム分解。トリガーはせめてラージサイズにして欲しかった
作動は相変わらず快調、命中精度などスペックの調査は省略です。 私の様にスライドのデザインに魅せられたか、映画が好きでプロップに思い入れのある人であれば買い、というモデルだと思います。
- 後加工てんこ盛りのスライド
- スモールトリガー
- ハウジングが黒染めだった
写真の通りパックマイヤーのグリップが映画でも使われていたので合うと思います。 私自身はスライドとハウジングを自作カスタムのパーツとして流用する予定です。
部品 | 症状 | 対策 |
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特に無し |
このスライドを流用して、別のカスタムを作って欲しいです。 …が、今なら4万円ぐらい行っちゃうかもしれません。
ホールドオープン。アウターバレルが真鍮で黒というのは珍しいです。