WA/コルトM1911A1ミリタリーCB
種別 | 仕様 |
---|---|
バージョン | SCW3 |
スライドノッチ | 非貫通ワイド型、めくれ対策あり |
フロントサイト | 差込型 |
リアサイト | Vノッチ型 |
トリガー | スモールサイズ、ミリタリータイプトリガー(灰色) |
バレル | 真鍮製メッキアウター&真鍮製メッキ無インナー、プラチャンバー、プラグ一式 |
セフティ | 4mm軸ミリタリータイプシングル |
スライドストップ | 抜けにくい |
フレーム | 実銃用グリップ装着は不可 |
ジャンル | 作品 | 使った人 |
---|---|---|
――― | ――― | 米軍 |
※TV・映画では俳優名、漫画・アニメ等では役名を記述 |
「WA/コルトM1911 U.S.ARMY」 のレポートをご参考ください。
左右両面
カーボンブラックはここから始まった
ショップのイベントで新品を入手。新しいHW樹脂であるカーボンブラック(以後CB)シリーズはこのミリタリーとシリーズ70から始まりました。
…でも私は長らくCBには手を出していませんでした。
右側面
- HW樹脂の供給が減った代替品という見解があった(つまり過渡期の材質)
- 表面仕上げに独特の「ムラ」があり、好きになれなかった
- 表面に塗装していない為「酸化する」というのが嫌だった
- 金属感がありリアルと言われているが、実銃の金属感と似ても似つかなかった
- 「ブラック」と称しているが、黒くない(ダークグレー)
どうにも「エンピツの芯で出来ている」という印象がありました。 一方巷では珍しさからユーザーには好評、特に自分でブルーイングする人には「塗装を剥がす手間が要らない」と大好評なのも事実です。 手に取らないで批判するのも何ですし、安かった事もあり買ってみる事にしました。
現金なものですが
各パーツの再現度等は従来品と同じなので省略し、CBに絞って話をします。
一言で言うと「ミリタリーならこれもありかな」と思いました。
ムラのある仕上げは軍用の荒々しさに通じるものがあります。黒くないのはパーカラインジングの仕上げとバッチリ合います。
レバー類のダークグレーと違和感がありません。
スライド分解。通常のHW樹脂よりも硬質で伸びが無く、ブリーチを外すのが少し面倒です
インナーバレル
スライド部分を分解したところ、インナーバレルがメッキされていない事に驚きました。真鍮ムキ出しのバレルは放って置くと黒ずんできます。
マグナテックではありませんので、クロームメッキを掛けて欲しいところです。
…と思ったら、当モデル以降メッキの無しインナーバレルが主流 になってきています。
品質が低下していませんか?
フレーム分解。こちらはHW樹脂製のものとあまり手間が変わりませんでした
トリガーが
SCW Ver.3になってかなり経つのに、トリガーが未だにスモールサイズだったのには驚きました。
このモデルやウイルソンなど、Rタイプ時代からあるモデルは未だにスモールサイズだったりします。
これは全部ラージサイズに統一して欲しいところです。
実射
作動がかなり良かったです。トリガーのガタツキもありませんし、シアーに引っかかり等も無く非常にスムーズで、ビシビシブローバックします。
てっきり入門機だから…とあまり期待してなかったのですが、こと「撃つ」にあたってはとても作動が滑らかでした。
総評
ミリタリーならCBもアリかと思いました。WAでもそこら辺気を使っているのか、CBはオールドスタイルの45オートに留めているみたいです。
テフロンコーティングが主流のウイルソンやNOVAKをCBで出したら顰蹙ものでしょう。
そこが足かせになっているのが「バトルダメージバージョン」から見て取れます。
右側面。
- カーボンブラックHW樹脂の仕上げはミリタリーモデルと合う
- 作動が良く、トリガーやシアー類も滑らか
- インナーバレルがメッキされていない
- スモールサイズトリガー
ありません。ミリタリーはやはり素の状態が一番なので。 ノーマルタイプのガバメント、増してミリタリーモデルにカスタムパーツが少ないという事情もあります。
部品 | 症状 | 対策 |
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特に無し |
刻印バリエーションを
ミリタリーにレバー類を交換したカスタムはナンセンスだと思うので、
旧MGCが出していたイサカやレミントンランドなど刻印系のバリエーションを出して欲しいです。
ホールド・オープン。